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エピローグ

 <番外組改め補習組>


 あれから、異世界に行って一か月以上経っていたので、神代家からの全力的な圧力の願いもあり、葛西教頭が受け持って、番外組を補習組として、今回の事を事故として扱い、休みは公傷扱いで授業を受けていた。


 普通なら抵抗するはずの葛西教頭も内々でいろんな話の開示を受けたのとともに、本人自身も生徒の行方不明に責任を感じて痩せるほど陸達を探し回ってたいた為に、その願いを快諾した。


 その結果、天音も健も智子も慎也も茜も大悟とさらに強引に転校してきた御門凜と藤本英明も教室に居た。


 それ以外もだ……。


「えええええと……陸君」


「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「はい」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」


 御門凜達だけでなく、暁や日葵やその兵士たちが席に座って一斉に点呼に答えた。


「……どうにかなんないのかな? 」


 葛西教頭が頭を抱えた。


 あれから2週間たったのに、全員はまだ陸のままだった。


「禍津族の神様の話だと、そろそろ消えていくはずなんですけどね。皆に拡がった陸の精神は……」


「それでも、多分、少しは残るとはおっしゃってましたね。禍津族の神様の話だと」


「完全に消えるのは無理らしいですね」


 大悟の話に健と智子が続いて説明する。


「まあ、それだから、向こうの世界も二度と戦争は起きないって言うらしいから、それはそれでよかったのでは? 」


 そう慎也が苦笑した。


「で、本体はどこに? 」


 葛西教徒が頭を抱えた。


『『実はまだここにいるんです』』


 陸と子供の陸のテレパスが天音の中から響いた。


「お前っ! 全然反省してないなっ! 」


 天音がキレた。


『いや、俺達は微妙に離れ過ぎていたせいで意見の統一が難しくて心も一つにならなくて……』


『僕がこういう顔に変えようって言っても駄目だって言うんだよ』


 陸の言葉に子供の陸が突っ込んだ。


「いやいや、元の顔で良いじゃんっ! 」


『いや、やはり、バージョンアップしたいし』


『誰かわかんなくなるだろ? 』


「私はこんな感じで良いと思うんだけど」


 茜がそうやって海外の美男子で有名な俳優の写真を見せた。


『ほら、茜さんはこんな感じで良いって言ってんのに』


『いや、全く別人になるじゃん! 』


「元の身体を作って復活して、早く私を人間にもどせぇぇぇ! 」


 そう天音が叫ぶ。


 それから、陸と子供の陸の精神が一つになり、元の身体に戻ったのは大学入試の一か月前だった。


 陸は神代の宗主として、その膨大な権力を掌握し、大悟とともに日本の政界と経済界の改革をのちに行う事になる。


 そして、子供の陸と言う匠の巨匠にいじりまくられた天音はもとに戻せなくなり、国体の後にオリンピックの陸上で人類史上最速の速さを見せた後、のちに格闘技の世界に移り、『人類史上最強の生命体』と呼ばれる事になった。


 年を取っても若々しい天音の口癖は死ぬまで、「いい加減に元に戻せやぁぁぁ! 」だったと伝えられている。



 予定がだいぶ変わって終わりました。


 すいません。


 もっと、ホンワカ系の日常に近い感じを狙ってたのに、こうなっちゃった。


 また、頑張って次の作品で精進します。


 最後まで読んでいただき、ありがとうございます。 

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