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六十二話 :遺跡探索

 アイリス同盟を立ち上げた、次の日。ブローディアには、今日は休みにしようと言い、俺たちはジンと遺跡に来ていた。来る途中ブローディア、フローラルの悪行を簡単に説明した。


 ジンは、納得した表情で黙って聞いていた。


「疑ったりしないのか?」


「ん、まあ。 前から、きな臭いなとは思ってたしな」


「せやな。 俺が直接監視して、しっぽ掴んだろって思ってたが、まさか先にしっぽ掴まれるとは思ってもなかったわ。 それも遺跡に」


 ジンは遺跡に先を越されたことが、少し悔しいのか眉間を寄せる。


 喋っていると昨日来た遺跡に着く。


「こんな遺跡があるとはな……びっくりや」


 遺跡を見ると、ジンは驚嘆の声をあげる。


「この扉をくぐったらいいんやな?」


「俺たちには見えてないけど、そこをくぐったら過去を見れる」


「よっしゃ。 ちょっくら行ってくるわ」


 中へ入ると、ジンの前には扉が現れたらしいが俺たちの前には現れなかった。1回過去へ行ったからだろう。


 ジンは見えない扉をくぐり、過去へ行く。


「ラリン、俺たちは遺跡でも探索しようか」


「遺跡探索ですか! へへ、ワクワクします」


 やることが無いため、前来た時は遺跡を探索しなかったため、今回はジンを待つ時間を潰すために探索することにした。


 ラリンと扉の奥にある大きな広場らしき場所へ行く。


「うわあ、文字がびっしりです」


「すっげえ、文字がびっしり。 でも、書いてる事は一切理解出来ねえや」


 遺跡の壁一面に書かれている文字は相当古い時代のものなのだろうか、何を書いているのか理解が出来なかった。


「あれ、こっちにもう1つ部屋があります」


「ほんとだ。 入ってみよう」


 ラリンが1つの部屋を見つける。中へ入ってみると、壁には今度は文字ではなく、壁画が描かれていた。


「絵?」


「なんの絵ですかね」


 壁画には、1人の人間と2人の人間が向かい合っていた。それが何を示しているのかは分からないが、対立していることは分かった。


 それにしても、外から見たらでかい遺跡なのに中へ入って探索をするとこんなにも狭いのか。見掛け倒しってことか。


「おーい、2人ともどこやー」


「あ、ジンさん終わったみたいですね。 行きましょう」


「そうだな、行こう」


 壁画を見ていると、ジンの声が遺跡内に響き俺たちはジンの元へ行く。


 ◇◇


「ブローディア、やれ」


「はい」

ではまた。

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