1日1分頑張るだけで人生は好転する
やぁ! あなたの大円筋! 錆びついてやしないかい?
どうも中々中こと、フェフオウフコポォです。
はじめに、いつも通り定型句っぽいものを記させていただきます。
私が記す内容に関しましては、あくまでもエッセイで、しかもただの思い付きです。
個人の主観で感じるまま書き綴ったモノであり特定の事項を断定したりするわけではなく純粋に『私はこう思った』という程度のものでしかありません。誰かの意見を否定する気もありません。内容によっては書いても仕方がないことを述べる愚痴のようなモノもままありますので、どうぞその旨ご了承を宜しくお願い申し上げます。
どうにも胡散臭い自己啓発本っぽいタイトルになりましたが、最近実践していたことの中に「これはっ!」と思えることがあったので早速エッセイに記しておこうとまとめたら、こんなタイトルになってしまいました。
『1日1分頑張るだけで人生は好転する』
登山とか、おからとか、野○ソとか、色々体験したことをエッセイで記している私ではございますが、はてさて、今回はいったい何を実践したのか。
結論から申しますと、それは『懸垂』にございます。
懸垂。
みんなご存知、懸垂。
高いところにある棒を掴んで、顎が棒の上にくるまで身体を持ち上げる。あの懸垂です。
英語で言うと、プルアップとか、チンニングとか、チンアップとか、私が若干ニヤっとする響きを持つ、あの懸垂です。
さて、なんでまた懸垂かといいますと、まぁ、ありがちなもので、懸垂のできるトレーニングマシンを買ったはいいけれどホコリを被るくらいに放置してしまっていて、ふと、もったいなさを感じ一念発起してやり始めたが切っ掛けです。
ただそれだけのことなのですが、いざやってみると、いやはや良い。懸垂。良いよ。
はじめの頃は自重に定評のある私ですので懸垂がほんと苦手でした。情けなくも2回懸垂しただけで、ひーひー悲鳴を上げて退散していた程。
ところがどっこい2回しか出来なかろうが自分の出来る限りで継続してやり続けてみると、さすが人間。人間というのは本当に器用な生き物なものですね。翌日には2.5回、翌々日には3回とできる回数が、どんどん増えてゆくのです。
この限界値の更新は、考えてみるとジョギングと似ていると思いました。ジョギングもはじめは走るのが苦手なので歩きと走りを織り交ぜていましたが、継続して続けていると、やがて走る距離が少しずつ伸び始め、いつの間にか歩くことが無くなる。そして少しずつ走る速さが増し時間的にも距離的に物足りなさを感じ始め、当初の自分が限界だと思っていた距離がいつの間にか伸びている。限界値に挑んでみると、どんどん先が伸び、限界値の更新が快感になって走ることがどんどん楽しくなる。
懸垂も今では、休み休みですが1日20回はしておかないと気持ち悪くなるくらいに、ある程度の回数ができるようになりました。
そう! 懸垂もジョギングと同じように快感をもたらしてくれるのです!
そしてジョギングと懸垂の、どちらもやっていた私は気づいたのです。
懸垂はジョギングと比べ極々短時間で同じような快感をもたらしてくれて、大変お得だと!
1回10秒!
これだけでスッキリする!
1分間で6回を目標にじっくりゆっくりやれば、これだけでも、もうなんとも気持ちよくなれちゃう!
気分が良ければもう1分追加してもいいし、あと2分追加してもいい。なんて短時間で、いい運動! 素晴らしいっ!
さらに、懸垂を続けていると気分が良くなるだけではありません!
いったい懸垂の何がエッセイを認める程に良かったかといえば『上半身のつくり』が明らかに変化したのです!
何も筋トレをしていない人でも2週間も続ければ「お?」と思うくらいに変化する事でしょう。私自身。シャワーを浴びる時とかに無駄に鏡の前でポージングをするようになりました。
具体的な変化としては、まず肩幅のあたりの印象が変わったように感じます。そして胸と腕ね。力を入れると明らかに筋肉が増量します。
日本人と外国人の体格差を感じることは、よくありますが、懸垂を続けてこの筋肉が増えると、その差が埋まったように感じるのです。あのアメコミのスーパーマンが腰に手を当ててポージングをした時の逆三角形っぽい雰囲気にどんどん近づいているような感じがしてくるのです! なんと素晴らしいことでしょうっ!
そしてこの上半身の変化が実感できると、さらに付随した変化が起こります。
不思議とその上半身に見合うように姿勢を正し始めるようになるのです。座っていても立っていても胸を張って背筋を伸ばすように。
この姿勢を正すのが、また良い効果をもたらします。
傍目に見て自信があるように見え、声のトーンまで良くなり、周りに堂々とした印象を与えるようになるのです。
それを実感として感じ始めると、次は髪を切りたくなります。実際切りました。スッキリサッパリです。
ここまでくると……もうお判りでしょう。
ご存知の通り、人とは印象で判断する生き物。
姿勢正しく堂々と、そしてサッパリした印象を持っていれば、どんな人と顔を合わせても悪い風に取られるはずがありません。
なんということでしょう。
ただ懸垂をするだけで、自分の印象を好転させることができるのです! 1日1分の懸垂をするだけで!
なぁに! たった1分の運動じゃないですか! やって損はありません! さぁ懸垂しましょう! でも正しい姿勢と怪我にだけは気を付けてね!
ここまで読んで「なんだ脳筋か……」と思った、そこのあなた!
脳筋は侮れませんよ……
私は、世の中の人間は、天才、凡人、馬鹿の3種類の人間に分けられると思っています。
こういう区分をすると、自分は天才と凡人の中間だ。と新しい5分類くらいの立ち位置を考える人も多いと思いますが、そういう人でも3分類に限定したら凡人に分類される人が多いはずです。胸を張って天才に分類される! と思える人は少ないはず。なぜなら天才を自称する人は、本当に天才か、もしくは馬鹿かという事実を知っているから。
……実際に社会に出ると、様々な天才を目にすることがあります。そうして本物の天才を目にすると、いかに自分は凡人であるかを思い知らされます。
天才とは本当に一握りの人間しかいませんし、真逆の馬鹿も一握りしかおらず、割合で考えれば凡人が人間の大多数。7割くらいを占めていることでしょう。
ここで面白いのは、天才を目の当たりにした時、凡人は凡人であることを自覚してしまいますが、馬鹿はそれを自覚できません。そして突っ走ります。流石の馬鹿。
ただ、馬鹿は突っ走った結果として、失敗することが大半ですが、時々大当たりを引き当てます。
天才、凡人、馬鹿の分類をしてヒエラルキーをイメージすると、天才が最上位、凡人が次、馬鹿が最下層と思いがちですが、実際の社会的な立場に置き換えてみると、天才が最上位、馬鹿が次点、凡人が最下層となっていることが多くあるとは思いませんか?
そう……凡人は馬鹿に勝てないのです!
『馬鹿には勝てない』
よく聞くこの言葉は真理だったのです!
私自身、私は凡人であることを理解しています。
そして凡人が馬鹿に勝てないことも知っています。
でもだからと言って馬鹿に負けたくはありません。
なので、どうすれば馬鹿に勝てるのかを考えます。
そして、ある答えに辿り着く。
『馬鹿になるしかない』
悲しいかな凡人の私。
凡人は天才にはなれない。
だけれど、凡人は馬鹿になることはできる。
でもそれが分かっても凡人な私は常識に縛られます。
色々なことを思案し、行動の前に自ら制限を課し、結局行動を起こしません。
ですが、行動をしないということは結果も生まれないということ。
結果が出なければ、何もしていなければ、
やはり凡人は、なるべくして凡人である。といえるのではないでしょうか?
それが分かったとしても、
それでも馬鹿にはなりたくない。
では馬鹿にならずに、凡人から脱するにはどうするか。
凡人でありながら馬鹿に負けない為には、どうすればいいのか。
この答えが『脳筋』なのですっ!
『脳筋』とは、脳みそまで筋肉の略。
つまり馬鹿。
馬鹿だけれども、馬鹿ではなく『脳筋』なのです。
そう! 脳筋とは、凡人が凡人の枠から飛び出す為の武器だったのだっ!
自分自身で縛った常識という鎖を「まぁ、私は脳筋だから別にいいか!」と、ぶっちぎる為の強力な力だったのだっ! 流石の筋肉だああ!
「旅に出てみたいな……でも会社休む都合つけなきゃいけないし、色々根回しもしなきゃいけない……ムリだ……あぁ面倒臭い」
この凡人の思考も脳筋化すれば
「旅に出てみたいな! よし出よう! まぁ会社のことは、分からんな! よし! 分かるヤツに相談だ!」
すぐに行動に結びつくことの、なんと清々しいことか。
あぁ、脳筋。なんて素晴らしいのでしょう!
ただし、脳筋となるためには、筋肉が必要なのです!
筋肉なくして、脳筋は成り立たず!
さぁっ! あなたも今日から脳筋を目指しましょう!
まずは1日1分!
レッツ! チンアップ!
「チンアップ」の言葉が書きたかったとか、そういうことではないです。
本当です。