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運命のカルナ ~蓬莱山のキセキ~  作者: 紫空 ソラ
序章
1/59

第1話 ●さぁ、語ろう! 誰も知ることのない、悲しみの物語を!

読者様へ


初めに、この小説を開いて頂き感謝します。


「運命のカルナ」は、雲の上での物語なので、情景を想像しながら読んでいただけると読みやすいです。


では、雲の上の世界を堪能して来てください。



天空都市てんくうとし

近年、世界中で空に浮かぶ都市が目撃されている。


「密度の異なる空気で光が屈折することにより起きる蜃気楼ではないか」


と科学的に分析するものもいれば、


「パラレルワールドが見えたのではないか」


というものもいる。


様々な憶測が飛び交わっているが、今のところ


その都市が何なのかは誰も分からない。





ここで、1つ面白い話を聞かせよう。



昔の昔の大昔、天に浮かぶ都市があったという。


その都市は文明が築き上げられており、戦争や争いのない、誰しもが楽園だと思うような、そんな場所だった。


その都市の名は、空雲都市くううんとし


空雲都市は10都市あり、それぞれ形や大きさが

全く異なり、そこに住む人々の生活も違っていた。


そして、この空雲都市の存在している天空の世界は


真っ白な雲と、真っ青な空に囲まれたことから、


白雲世界はくうんせかいと呼ばれていた。


この白雲世界には空雲都市に住む人々、天空人てんくうじんを大切に守っている仙人がいたという。


彼ら彼女らは、天高くそびえ立つ蓬莱山ほうらいさんという


山から仙術を使い、空雲都市に雨や光を宿し


嵐や雷から守っていた。


このことから、天空人は仙人のことを神様と慕い、敬っていた。


この白雲世界は、ある石を中心にして成り立っている。


その石の名は仙命石せんめいせき


蒼く光り輝く六角形の仙命石には、仙人の力が

宿っているとされていて、これは天空人にとっては命と同じ位に大切な物。


天空人は生まれる時に、この仙命石を手に握って生まれてくる。


仙命石により、天空人は雲を掴むことや歩くこと、つまり生きる事ができる。


そして仙人達も仙命石によって、仙術を使うことができる。



さぁ、語ろう!


誰も知ることのない、悲しみの物語を!

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