普通
普通とは何か。正直わからない。
自分にとって、
朝が来るのは普通。
家族と食卓を囲むのは普通。
仕事に行くのは普通。
家に帰るのは普通。
風呂に入るのは普通。
寝るのは普通。
多分ここら辺は、そこらの日本人となんら変わらないだろう。
普通、それは誰が決めるのか。
自分にとって、
今日があるのは普通。
明日が来るのは普通。
過去を振り返ることは普通。
過去、現在、未来。これらが有ることは普通なのだろうか。
人間が歩んできた道。それは普通なのか。
普通、それはなんなのか。
自分にとって、
好きな人間がいることは普通。
嫌いな人間がいることは普通。
苦手な人間がいることは普通。
これらが、人間なら普通。と言われることは多々ある。
合うとか、合わないとか、軽い言葉で扱われるものだ。
これらは普通で無くなるときもある。異常なほどの感情で。
自分にとって、
笑うのは普通。
怒るのは普通。
泣くのは普通。
感情を表すのは普通。
感情というものは時に普通ではなくなる。
普通を侵してしまう。
今挙げてきたものを全てひっくり返してみよう。
全て、普通ではなくなる。
つまり、この世の中では拒絶されるものになる。
人間は、理解できないものを恐れる。
理解しないといけない、という使命感をどこかに持っている。
いや、植え付けられた。
普通とは、世間一般の平均的なものの見方なのかも知れない。
人間である限り、それに抗うことはできない。
人間に生まれたことを、そこらへんは後悔してもよいのではないか。
まあ、生まれていなかったら考えることもできないが。
普通。価値観の違い。それから起きてしまう摩擦。
普通は、奥が深いと純粋に思った。