登場人物紹介
第一部の登場人物紹介です。
完全にネタばれしていますので、第一部を読んだ後に見る事をお勧めします。
PV1,000,000アクセス突破、ユニークも200,000人越えとなったので、はるか昔に描いたラスとレグルスの絵をのせてみました。
つたない絵なんかのせて、もしも読者のみなさんのイメージを崩してしまったらと思うとちょっと怖いんですが、まあこれは私の勝手な妄想の産物と思ってください。
もちろんみなさん自由に想像していただいて大丈夫ですよ!!
<登場人物>
○セラスティア・アロン・ルーエンダス(ラス)
主人公。銀色の髪、深青の瞳。第一章では19歳。
聖エンダス公国第6公女。エンダスが帝国との戦いに敗れたことで、人質として帝国に送られレグルスの側室になる。
故郷では病弱で人前には滅多にでない姫として知られていたが、実はその裏で人を集めレイクウッド傭兵団を設立。自分自身も戦場に出て指揮をとり、剣術・魔術の腕前は超一流。
レイクウッド傭兵団頭領としての名はラス・アロンで、そのときは髪は黒に染めている。
普段は男勝りというかほとんど男のような言動だが、必要な場面ではきっちり姫君として振る舞える。
さばさばとした性格であまり根に持つということはないが、利用できるものは利用しようと思うタイプなので案外ちゃっかりしている。侍女からは「天然たらし」と称される。
妙に勘がいい割には、自分に対する恋愛感情には超鈍感。
レグルスに匹敵する魔力量の持主で、彼の子供を産める可能性がもっとも高い。
○レグルス・ベルライ・レイ・ガルディア
黒髪に緑色の瞳。第一章では17歳。
ガルダ帝国皇太子。元々は第5皇子だったが、自分の4人の異母兄を蹴散らしてその地位につく。
昔は権力にも興味を示さない非常に冷めた子供だったが、12歳のときに暗殺されかけたところをラスに助けられたことが彼の転機となった。
帝国の守護獣シュリエラと契約し、14歳のときに皇太子となる。
帝国一の剣の使い手であり、魔術の素養もある。
強大な魔力の持主で、そのため子供ができにくいという欠陥を抱えている。もっとも、本人はそのことをあまり気にしておらず、むしろラスを伴侶にするのに好都合だと考えている節がある。
傍若無人を絵に描いたような人物で、ラスが来るまでは女性関係も派手だった。性格もちょっと歪んでいるので、たぶん好きな人は泣かせたり困らせてやりたいと思うタイプ。
でも5年間も片思い(しかも相手からはまともに覚えられていなかった)を続け、かつ後に本当に自分の側室にしているあたり、案外純情なのかもしれない。
○シュニア・アリア・ローゼンタ
赤色の髪と紫色の瞳。第一章では19歳。
ラスの侍女兼親友。エンダスから嫁いできたラスに唯一人つき従った。
十人中十人が振り返る絶世の美女で非常に優秀な侍女であり、お茶の準備から暗殺者の撃退までなんでもこなす。
結構過激な面も持っており、ラスのためになるならなんでも実行する。
ラスの男装姿のファンであることから、おそらくそれが彼女の理想にもっとも近いと思われる。
エンダスにいるときは寄ってくる男どもを冷たくあしらっていたが、ニールに対しては妙な苦手意識をもっている模様。
○ニール・ブロン・スティス
はねた金髪に水色の瞳。第一章では22歳。
レグルスの幼馴染にして側近。ガルダ帝国騎士団団長。武門で名高いスティス伯爵家の出身。
お調子者でよく仕事をさぼってアノンに怒られている。が、その明るい性格から周囲の人気は高く、部下からは慕われ、ご婦人がたにも受けがいい。
シュニアに一目ぼれしており熱心にアプローチを続けているが、シュニアからは嫌がられている。
○アノン・クエイク・ジューン
朱色の髪、灰色の瞳。第一章では22歳。
レグルスの幼馴染にして側近。ジューン侯爵家の御曹司。
わかりやすいくらいの仕事中毒で、かつ根がまじめであるため幼馴染のニールがさぼるのを放っておけず、説教三昧になることも。
基本的にレグルスの命令には忠実に従うが、時にはおそれることなくレグルスにも意見する。
○セシル・コードリー
金髪で青緑の瞳。第一章では17歳。
ラスの侍女。あらゆる知識に精通した才女。
理知的で、何事もきっちりかっちりはっきりさせずにはおれない性格だが、年頃の娘らしく装飾品を見てはしゃぐような一面もある。
○マリア・タイレン
黒髪で琥珀色の瞳。第一章では18歳
ラスの侍女。美人だが驚くほどよく食べる。
性格は非常にマイペースで、きっちりしたセシルとはいいコンビである。
○フィリーナ・ルーベン
栗色の髪と瞳。第一章では16歳。
ラスの侍女。控え目でおとなしい性格で、料理上手。
家族を人質に取られ、エレイナの命令でラスの動向をエレイナに報告するとともに、レグルスがラスに渡したイヤリングを探していた。
最終的にラスを守ることを選び、以来ラスに強い忠誠心をもつようになる。
○アルタイル・リーク・フェナ・ガルディア
金色の髪、蜜色の瞳。第一章では6歳。
ガルダ帝国第6皇子。皇妃マルガレーテの一人息子でレグルスの異母弟。
幼いながらも聡明で、レグルスにも可愛がられている。
母親思いで、マルガレーテが笑顔でいられるように行動を起こすような一面もある。
○ミーシャ・レイン
薄茶の髪と瞳。第一章では23歳。
アルタイルの専属護衛の女騎士。
アルタイルの行動について口を出すことも多いが、本当は彼のことを弟のように思い、絶対に守りたいと考えている。
○マルガレーテ
金色の髪、蜜色の瞳。第一章では22歳。
ガルダ皇帝フォーマルハウトの三番目の正妃でアルタイルの母親。
15歳で嫁ぎ以来後宮で生活するも、夫婦間には愛情は芽生えなかった。
アルタイルが生まれてからは彼を溺愛し、レグルスの体のことを知ってからは、アルタイルを皇帝の座につけようと考える。
占術師の一族の血をひくため魔力に関しては敏感で、ラスの魔力を感知したことから、彼女の暗殺を企てる。
○エレイナ・グールズ・テイン
黒髪、黒い瞳。17歳。
侯爵家出身で、ラスが来るまではレグルスの側室の第一候補だった。
レグルスに寵愛されるラスを許せず、彼女を暗殺しようとすると共に、フィリーナに命じて誓いの印を奪おうとする。
○ロッソ
紺色で白髪混じりの髪、金色の瞳。右目に金縁モノクルをしている。
年齢不詳だが、見た目は二十代後半。
ラスに忠誠を誓うと言いつつ、彼女に対して実験をしかけまくるマッドサイエンティスト。
昔とある組織を追い出され、行き倒れていたところをラスに助けられた。
その目的は不明だが、裏でいろいろと暗躍している模様。




