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シルヴァジェント大公記  作者: 楓猫
第一章
15/81

14

ちょっと長めになってしまいました。

でも途中で切るのも微妙だったのでそのままいきます。


 栗色の髪の少女は、濡れるのも気にせず噴水の中にいた。

 水面の月。揺れるそれのあった場所に、今彼女はたたずんでいる。

 その表情はひどく固い。まるで感情を忘れてしまったかのように。


「フィリーナ」


 ラスに名を呼ばれ、少女は顔をあげた。

 面をつけたような無表情から一転、泣きだしそうな顔で笑う。


「姫様、私…」


「あ、あなた!一体どういうつもりなの!?」


 エレイナは怒りで顔をゆがめていた。

 あと少しというところなのに、思いもよらぬ邪魔が入ったからだ。


「今すぐその石を渡しなさい。じゃないと…」


 エレイナのその言葉は、間違いなく脅迫だったのだろう。

 フィリーナはエレイナを見ると、泣きそうな顔をさらにゆがめた。そして一瞬魔石を見つめ、また人形のような表情に戻ろうとして、けれどそんな自分を突き放すように首を横に振った。

 フィリーナは目を閉じて下を向く。まるで何かを思い出すように。


「…嫌です」


 それは静かな、けれどはっきりとしたフィリーナの決意だった。


「この石は渡せません」


「なんですって?」


「渡したら、あなたは姫様を殺そうとするのでしょう。だったら、絶対に渡せません」


「あなた、それがどういう意味かわかってるの?そんなにこの女に情が移ったとでも?自分の家族がどうなってもいいの!?」


 フィリーナは手の中にある魔石を強く握り締めた。

 そんなこと、エレイナに言われるまでもなく彼女にはわかっていた。だからこれまで、黙ってエレイナに従ってきたのである。

 家族のことはもちろん大切だ。けれど… 


「今更そんなことしたって遅いわよ。受け入れてもらえると思っているの?裏切り者くせに!!」


 エレイナがそう言うと、フィリーナはびくりと身を縮めた。

 聞きなさい、とエレイナはラスに声高に言った。


「この子はね、私の命令であなたの動向を探っていたの。スパイだったのよ!!」


「いや、知ってたぞ」


 勝ち誇るように言うエレイナに、あっさりラスは告げた。

 場には一瞬、気が抜けたような微妙な雰囲気が漂う。


「は?」


「そんなこと、とっくに知っていたと言ったんだ。フィリーナが自分の家族を人質に取られて、無理やり働かされていることもな」


「姫様?」


 信じられない、という表情でフィリーナはラスを見詰めた。


「何のために、俺がこんな茶番につきあってやったと思うんだ。この子に無理やりそんなことをさせるやつを、完膚なきまでに叩きのめすためだろうが」


 そう言って、ラスはフィリーナに歩み寄る。


「可愛い俺の侍女を泣かせるやつは許せないからな」


 ラスが左手でフィリーナの頭をなでてやる。

 その温かさに、フィリーナの目じりから涙がぽろりとこぼれた。


「姫様、私…。そんなお怪我までされて…」


「ああこれか」


 ラスは自分の右腕を持ち上げた。

 刺だらけの腕輪が突き刺さったままだ。血がぽたぽたと垂れている。

 だが、ラスは平然としていた。


「これなら最初に発動した時に、俺が大量の魔力送りこんだら、パンクして壊れたよ。毒も解毒済みだし、だからホントにちょっとした傷だけだ。もうはずれるし」


 そう言うと、ラスはあっさり腕輪をはずした。

 痛みを感じていたのは最初だけで、あとはそういうふりをしていただけなのであった。毒は魔術で生成されたものであったので、同じく魔術で解毒するのも難しくはなかった。

 腕輪は落下し、地面に触れた瞬間魔石にひびが入って、そのまま腕輪ごと砕けてしまった。


 エレイナはその様子を見て、瞬時に顔色を悪くした。

 言葉がでないようで、口をぱくぱく動かしている。


「あ~やっぱり駄目でしたか」


 割り込んできたのは男の声である。

 白髪交じりの紺色の髪。金縁のモノクルをした、若い男。

 何故か白衣姿の彼は、縄でぐるぐるまきにされ捕えられている。その縄の先を持つのは…


「シュニア、ご苦労だったな」


 優秀な侍女シュニア。なんでもこなす器用な彼女は、今宵は黒のドレスを身にまとい、いつもより一層艶やかだ。

 手に持つ縄と、その先につながれた男という、ちょっとアブノーマルな付属品さえなければ。

 いや、その手の趣味を持つ人物なら称賛するような光景かもしれないが。


「そんなに難しくなかったです。『これ』の習性はよくわかってますから。たぶん近くで結果を見届けるだろうと思って張っていたら、すぐに引っ掛かりましたよ」


「相変わらずだな、ロッソ…」


 ラスの声にあるのは男に対する呆れだけである。


 フィリーナは状況が理解できなかった。

 フィリーナはロッソという男がエレイナと通じていること、またその男が商人としてラスたちの前に現れたことを知っていた。

 しかし、ラスとシュニアの態度は、たった一度しか会ったことのない敵方の人間に対するものとは思えない。まるで、よく知っている人物に対するそれである。


 その疑問は、エレイナも同じであったようだ。


「ロッソ!これは一体どういうことなの!」


 金切り声をあげて男を睨む。


「どういうことと言われましても…私は元々こちら側の人間でして」


 ロッソは自分の頭を掻こうとして、縄で戒められているため手が届かないことに気付き手を止める。

 はあ、とラスが大きなため息をつく。


「不可能と言われた魔石の加工技術、その技術を開発したのがこのロッソと言う男なんだよ。研究者としては超天才級なんだろうが、性格に問題があって前にいた組織を追い出されたんだ。で、行き倒れていたこいつを拾って、しばらく面倒みてやったのが俺ってわけで…」


「いやあ、その節は大変お世話になりまして。もう本当に感謝していますよ、一生忠誠を誓ってしまうくらい」


「おまえの忠誠ほど白々しいものは無いな、ロッソ。相変わらず悪癖は抜けないようだし」


 ロッソの悪癖。それは実験である。

 彼はかつてとある魔術研究組織に所属していたのだが、あまりにも完璧さにこだわって倫理を無視した実験を続けたため、組織を追放されたのだった。

 未だその悪癖は変わらず、今は主にラスに向けてその研究意欲が向けられている。

 ラスにしてみれば、非常に迷惑な話だ。


「エレイナだっけ?つまりはこういうわけなんだけど、まだやる?」


 フィリーナもロッソも、もうエレイナの仲間ではない。

 いや、元々エレイナは、二人のことなど精々都合のいい道具程度にしか思っていなかったし、またフィリーナもロッソも、エレイナを仲間だなどと思ったことは一度たりともないだろう。

 それでも、もはやエレイナに手を貸す存在が一人もいなくなったのは事実だった。


 にっこりと笑うラスだったが、その笑顔には常にない覇気が込められていた。

 エレイナはようやく気付いた。自分が喧嘩を売った相手は、決して敵に回してはいけない、そういう人物だったということに。

 怯えたように体を震わせ、エレイナは膝を折って座り込みうつむいた。


「フィリーナ」


 エレイナのことを冷たく一瞥したラスは、次いで少女の名を呼んだ。

 そのまま呆然としたフィリーナの手を引き、噴水の外へと連れ出す。


「せっかく可愛くしてたのに、ずぶぬれだな」


 そう言いながらラスは笑い、そのままフィリーナの手に触れて、彼女が硬直したように握りこんでいた魔石を手放させる。


「大丈夫。もう終わったんだ」









 シュニアにニールを呼んでもらい、エレイナの身柄を拘束してもらった。

 ニールにしてみれば気になる侍女殿にいいところを見せたかったのだろうが、シュニアは興味なさそうにそっぽ向いたままだった。

 ちなみに、ニールがシュニアとロッソの組み合わせを見た時、何故か彼はロッソを羨ましそうに見つめた。騎士団長殿、実はちょっと危ないかもしれない…


 栗色の髪の少女はひどく動揺していた。

 てっきり自分も連れて行かれると思ったのに、何故か取り残されてしまったからだ。

 フィリーナは、途方にくれたように視線をラスに向ける。


「あの、姫様、私…」


「家族のことなら、もう心配ない。ちゃんと保護してもらったから」


 以前シュニアに頼んだ所用とは、そのことだったのだ。

 むろんシュニア本人が出向いたわけでなく、ニールを通して保護を要請したのだったが。


 家族のことを聞き安心したのか、フィリーナはようやく肩の力が抜けたようだった。

 ぽつり、ぽつりと、彼女の口から言葉があふれてくる。


「私、本当はこんなこと…姫様も、みんなも優しくて…でも逆らったら家族を殺すって言われて」


 ずっと感情を押し殺しているしかなかった。

 けれど、ラスが殺されると思った時、フィリーナは自分の主人を、どうしても見捨てる事が出来なかったのだ。


「ごめんなさい、ごめんなさい…」


 フィリーナは何度も何度も謝罪を繰り返した。

 ラスは全部知っていたのだ。知っていてなお、自分を助けようとしてくれたのだ。

 それはフィリーナにとって本当にうれしいことだった。けれど同時に、そんなラスを裏切っていたことがひどく申し訳なかった。


「よく頑張ったな、フィリーナ」


 ラスのその一言で、フィリーナはわんわんと泣きだした。

 ずっと泣きたくても泣けなかったのだ。


「実は俺、こっちが素だし。本当はさっぱり姫君らしくないんだけど、できればこれからも俺のもとで働いてくれないか?」


 ラスのその言葉に、少女は泣きながら、それでも確かにうなずいた。


 フィリーナは誓った。

 何があってもこの人について行こうと。そして今度こそ、何が何でも裏切らないと。


 フィリーナは全身ずぶぬれだった。噴水の中に飛び込んだのだから当たり前だが、濡れたままでいて風邪をひいても大変なので、ラスはそのままフィリーナを部屋に帰した。


「いやあ、これにて一件落着ですね」


「おまえが言うな!」


 ラスはイラッときて思わずロッソの頭を殴った。

 ロッソのほうは相変わらずへらへらと笑っている。


「実験データも取れましたし。私はこれにて失礼を…」


「シュニア!」


 ラスの声に反応して、シュニアはロッソを捕えた縄を引っ張った。

 逃げようとしたロッソは、バランスを崩し地面とキスをする羽目になる。

 その白髪混じりの頭を鷲掴みにして、ラスは低い声で言った。


「おまえは、本当に余計なことしかしないな。また俺のこと実験に使いやがって。おまえが現れた時、とっさにその驚愕を隠せた俺とシュニアをたたえるがいい」


 本当のところ、別にラスはロッソと協力していたわけではない。

 だからあの日、商人としてあらわれたロッソに実際はひどく驚いていたのだ。決して顔には出さず、見事初対面を装ったのは、流石と言えるだろう。


 ラスがあの腕輪に買い取り身につけたのも、別にロッソを信用してのことではない。あれは本当に人を殺せるだけの代物であった。

 一目でラスにはあの腕輪の異質さが分かった。

 しかし、あそこでラスが手元にとどめておかなければ、ロッソは自分の実験の成果を試そうと、他に犠牲者を求めただろう。

 他に持っていかれて、あとでどんな騒動になるか、考えるだけ怖ろしい。


 ロッソとの関係は、そうやってラスが自分で貧乏くじをひいている部分もある。

 強力な魔力のおかげで、ラスは今まで生き延びてこられた。逆に言えば、そのことによってロッソの研究意欲にさらに火をつけるという悪循環が起こっているのである。


「相変わらずの眼力ですね。一発であれを見抜いた。あなたを殺すだけの威力がないこともおわかりだったのでしょう?」


 実際簡単に壊されてしまいましたし、とロッソはひどく残念そうな顔である。

 そうであったからこそ、ラスは術が施されていると知っても身につけたのだ。


「俺は殺せなくても、一般人なら普通に殺せるぞ、あれ。下手したら魔術師でも」


「当然です!」


「胸を張って答えるな!さっきまで忠誠とか抜かしてたくせに、そんな物騒なものを俺で実験するな!!」


 ラスとて、あの腕輪に使われたすべての術式を理解したわけではない。

 魔術師がよく使うもののなかに、不可視の効果というものがある。基本的に、完成した魔術に不可視の効果を付属されていると、まず他の人間からは探知されず、構造も読めなくなる。

 魔術の存在とその大まかな内容がわかるほど、ラスが膨大な魔力の持主であり、優れた魔術の使い手であると言えた。

 が、明らかに物騒な代物を身につけたいと思うほど、スリルを求めた覚えは無い。


「しかもおまえ、まだなんか隠してるだろ。このイカレ研究者」


「さあ、どうでしょう?」


 とぼけるロッソの顔をまたしてもラスは殴りたくなった。

 が、そこはぐっと我慢してむりやり笑顔をつくると、にこやかにロッソの連行を指示したのだった。







「終わったか?」


 会場に戻ろうとしたところ、聞き覚えのある声に呼び止められた。

 レグルスだ。


「見てたなら手伝えよ」


「女同士の喧嘩に首を突っ込むほど野暮じゃない」


「どう考えてもおまえが原因なんだが…」


 自分のことを完全に棚に上げた発言である。

 が、そんなこと言っても、今更この男が気にするとも思えなかった。


「彼女の処分はどうなる?」


 ラスが言う彼女とは、エレイナのことではない。

 ラスはよく女性を気にかける。だがそれは、男より女の方が肉体的に弱いから、ただそれだけなのである。まして自分の命を狙う相手にまで、容赦する気はないのだ。

 また、自分の懐にいれた者に対して、害になるような人物にも。


 彼女とはフィリーナのことである。

 脅されていたとはいえ、彼女も協力者の一人だった。

 フィリーナはラスの侍女ではあったが、実のところその処罰を決められる立場にラスはない。すべてはレグルスの裁量次第である。


「なんのことだ?あの娘は、勇敢にもおまえの命を救いに、一人で飛び込んでいったのだろう?」


「…おまえが話のわかるやつで助かるよ」


 見逃してやろうというのである。

 エレイナの犯行とは関係ない。ただ主人の危機を救っただけだ、と。


 ちなみに、ロッソについては気にかけるどころではない。

 いっそ牢獄で監視されていた方が世の平和、もとい自分の心の平穏のため、とさえラスは思った。


 安心した様子のラスの右腕を、レグルスがつかんだ。

 途端に走った痛みに、ラスが顔をしかめる。


「怪我をしたな、間抜けめ」


「悪かったな。演技上仕方ないだろう」


 エレイナが自分からすべて話すよう誘導する必要があったのだ。

 そのためには彼女の思惑通りに進んでいると思わせることが大切だ。

 ラスが苦しむふりをしても、血が出ていなければ不自然なことこの上ない。あの場合、仕方なかったのだ。


「まったく…勝手に傷をつけるな」


 レグルスは、小さく何かを呟くと、ラスの怪我の上に手をかざした。

 治癒術である。


 そういえば、以前ラスの部屋の魔方陣を見て、その構造を理解していたようであった。

 基本的に皇族やら王族といった、国の頂点にたつ一族には魔力を持つ者が生まれやすい。

 レグルスもその例にもれず魔力を持ち、魔術を習得したのだろう。

 しかも、治癒術はかなり難易度が高い代物だ。しかも、スペルを一部分しか唱えなかった。

 魔術師としても優秀だったのだろう、この男は。


(嫌味なぐらいなんでもできる男だな…)


 治してもらっている分際で、ラスはそんなことを考えてさえいた。


「終わったぞ」


 レグルスの声にラスは腕に目をやった。

 腕は元通り、傷一つない状態になっていた。


「サンキュー」


「また貸しが増えたな」


「うげ、それは押し売りだろ」


 別にラスは自分で治すこともできたのだ。

 それを勝手に治したのはレグルスである。


「ダンス」


「は?」


 レグルスが言った言葉の意味を、ラスは捕え損ねた。


「俺と踊るなら、チャラにしてやってもいいぞ」


「え、おまえ、俺と踊りたいわけ?」


 てっきり断る口実でそう言っただけで、本気で踊る気はないと思っていたラスである。


「不服か?ならこっちでもいいが…」


 そう言って突然触れた唇。

 驚いてとっさに逃げようとするラスの頭を、いつのまにかレグルスはしっかりと押さえていた。

 誰に見られるとわからぬ場所なのに、レグルスは執拗だった。吐息も奪うように口づけられ、何度も舌を絡めてくる。

 苦しくなったラスはレグルスの胸をたたいたが、結局やめてもらえず、無理に嚥下を強いられた。

 ようやく離れたとき、ラスは息も絶え絶えだった。心なしか頬も赤く染まっている。


「…おまえな。いきなり驚くだろうが」


「予告すればよかったのか?」


「いや、そういう問題じゃないけど…」


 欲しいのは予告ではなく、なぜそうしたかの説明である。


「どういうつもりなわけ?」


「一応、保険をかけておこうと思ってな」


「意味わからん…」


「あとはまあ、衝動だ」


「もっと意味がわかんねーよ…」


 噛みあわなさすぎる会話に、ラスは頭を抱えた。

 もっとも、それはレグルスのほうに説明する気がまるでなかったからだが。少なくとも今のところは。


「それで、踊るのか?」


「は?今のでチャラになってるんじゃないのか?」


「貸しはもうひとつあったはずだ」


「…あーそういえば」


 例の死体処理の一件があった。

 ラスはちらりとレグルスの目を見た。

 そして、どうやらダンスの件は本気であるらしいと悟る。


「仕方ねーな」


 レグルスが何故ダンスなどと言いだしたのかラスにはわからなかったが、レグルスに借りなど、作らないに越したことはない。

 後で怖ろしい要求をされる前に、簡単な範囲で手をうった方がいいだろう。

 一回踊ったぐらいでチャラになるなら安いものである、とあっさりラスは結論を出した。


「殿下、私と踊っていただけますか?」


 綺麗に治った右腕を差し出し、ラスは見惚れるような美しい笑みを浮かべてレグルスに尋ねた。

 お望み通りの、ダンスの誘いである。


「よろこんで」


 それを見てにやりと笑ったレグルスは、差し出された手をとり、これまた優雅な動きでその手の甲に口づけた。


(なんつーキザな…)


 ラスは驚くと同時に呆れたが、不思議と不快感は無かった。

 むしろ、面白いと興が乗ったぐらいである。


 その後皇太子とその側室が素晴らしいダンスを披露し、周囲の目を釘付けにしまくったのは言うまでもない。

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