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大賢者リオールは楽しみたい!  作者: トーヤ


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4歳になりました

昨日、誕生日のお祝いをしてもらったのよ。

プレゼントももらいましたよ。


蜜粘土から作ったブローチとか、お菓子のレシピ本とか、薬草の本とか、図鑑とか、絵本とか、蜜魔石を作る魔導具のスリツとか、魔力を魔石に変換するチェンジーナとか。


もう魔導具できてたんだね。

(さとる)、ちゃんと仕事してたんだねー。

魔導具登録したのかな?

連理(れんり)が書類書かせたに違いないから、大丈夫かな。


そんなわけで、覚醒してから1年経ちましたよ。

身長だって、ちょっびっと伸びましたよ。

なんで、ちょっびっとなのかしらね?

もしかして、フェリーラザと同じように、魔力多いと、成長遅いとかあるのかしらね?

大人になってからなら、老化が遅いのは問題ないけど、幼女の成長が遅いのはどうなのよ?


身長はイマイチ伸びてないけど、魔力は、150,000超えましたよ。

スキルポイントなんかは、5億超えましたよ。

けど、封印解除までには程遠いのよね。

なんてったって、魔力100万のスキルポイント1000億ですよ?

アホみたいな数字なんですよー。

スキルポイント使って増やすのに、経験値3倍から10倍まで上げたら、先が生えたから100倍取ったわよね。そりゃ取るでしょう?

けどさ、経験値100倍って言っても、経験値獲得できないのよね。

ダンジョン行けないから。

魔物倒してないから、採取もしてないから。

いまだにレベル0なのよ。

創造魔法は使ってるのに、レベルが上がらないのはなんでなのかしらね?

ギフトは経験値に関係ないの?

いい加減、ダンジョン連れて行ってもらえないかしらね?

ダンジョン行けないなら、魔導具作るとかしないとレベル上がらないのかしら?

レベル上がれば、ステータスに変化あるんじゃないかと思ってるんだけど。

とにかく変化がないのよ。


『アレド、みんなの職業レベルはどうやったら上がってるのよ?』

『基本は討伐のようですよ?ただ理人(りひと)様がリオール様とポーションのお話の最中に上がりましたよね?』

『あったわね』

『あれはどう解釈するべきなのかって感じですね』

『そうよね、生産職なら討伐しない人もいるだろうし、レベル0なわけないわよね?』

『理様に聞いてみるのはどうなのですか?職業同じじゃないですか!』

『あっ、忘れてた。同じだったわね』


でも、0から上がった時のことなんか覚えてるのかしら?


『そもそも何か、ルールみたいなものないんですかね?』

『最初のレベルアップは、職業に関係する経験値でのみアップするとか?』


いや、それってどうなのよ?

あとは、どんなんでも経験値が貯まればレベルアップできる。みたいな?

戦闘職は討伐したら、レベルアップして1になるとか?

だったら魔導錬金術師は、何をしたらレベルアップできるのよ?



「えっ?ダンジョンへ行きたい?」

「あい」


まだ、『はい』が言えない。


「あれー?お母さんは欲しいもの聞いたんだけどなぁー」


知ってますよ?


「あい、だんじょん、いく」

「リオ?まだダメだよって言われてるよね?」


理にも言われる。


「…あい」

「違うものにしよう?」


ぶーって口尖らせてみる。


「まどーぐ、ちゅくる、へや」


じゃあ、私の工房くださいな?


「魔導具を作る部屋?工房のことかい?」

「あい」


どうせダメって言われるのはわかってるのよ。

普通に考えて、4歳児に工房作ったりしないでしょう?


「あーそれはね、プレゼントとかじゃなくて元々建てる予定のものだから、違うものにしようか?」


はっ?建てる予定のもの!?

何を言ってるのかしら?


理織(りおり)は、魔導具作りたいのはわかってたから、準備を始めるところだったのよ。こんな早くに欲しいって言われると思ってなかったのよ」

「ごめんな、しばらくはリオの部屋の隣の部屋を魔導具作れるように準備するよ」


えぇー!?ホントに!?


「まどーぐ、ちゅくっていい?」


理は、しゃがんで私と目線の高さを合わせ、


「誰かと一緒の時だけだぞ?1人はダメだからな。いいな?わかるか?」

「あい」


私はとてもいいお返事をしましたよ。

しかし、神凪家はどこかぶっ飛んでるわね。

どれだけ裕福なのかしら?

理の魔導具売れてるのかしらね?

マジックバッグとかは、高額だろうしね。

単価が高いのもあるわよね。

ギルドに登録してある魔導具は、不労収入を生んでるだろうしね。

そりゃ、ほっといても貯まっていくのかな?

でも、工房建てたりしてたら貯まらなくない?

私は色々な魔導具のアイデア料として不労収入の一部で、工房を建ててもらったことを聞いたのは、ずっと後になってからだった。

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