なんかおかしなこと考えてるんじゃないか?〜遥翔
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「リリ、リナのヤツなんかあったのか?」
「何も聞いてないけど」
なんだよ、あれは?
リナなのに、アンニュイな表情してるぞ?
ため息ついてるし…。
ぽぉーっとしてるし。
百面相してるし、情緒不安定すぎるだろ!?
「なぁ?あれってさ」
「あぁ、あれは今まで見たことがないな」
あれじゃまるで、恋する乙女じゃないか。
「「恋煩い?」」
えっ?誰に?
リナが恋!?
うそだろ?
「「リナあぶない!!」」
壁に激突する寸前で、俺たちは止めた。
こんな状態で、探索とか無理だろ。
『今日は探索ムリだろ?』
俺のテレパに、リリも頷く。
『連れて帰って、話した方がいいかもな』
『だな』
「リナ、今日は探索止めるぞ」
「ハル、どうして?」
なんで、泣きそうな顔してんだよ?
「あのなぁ、そんな注意力散漫で探索なんか出来ないだろ!?」
「大丈夫だよ、リリ。リナ出来るよ」
何をもって、大丈夫だと?
「「ダメだ」」
俺とリリの声が重なった。
「2人でそんなに怒んなくてもいいじゃない…」
俺とリリは、顔を見合わせて、両サイドからリナと手を繋いで歩き出した。
この辺は小さい頃から変わらない。
リナは、これだとちゃんとついて来るから。
「で?何があったんだ?」
リリの部屋の炬燵(今はただのテーブル)で、リナに問いかける。
リリがな。
「…何もないよ?」
「そんな顔してか?」
その顔でどうやったら、何もないと俺たちが信じると?
「リナ、お前好きなやつでも出来たのか?」
リリがぶっ込んだ。
いきなりかよ。
それって俺たちがダメージ喰らうやつじゃねぇのか?
リリの言葉にリナの顔が、ボンっと真っ赤になった。
マジかよ。
リナに好きなヤツが…?
「恋する乙女がなんでそんなこの世の終わりみたいな雰囲気醸し出してんだ?」
俺たちよりもリナの気持ち優先だな。
「…リナね、きっとどこかおかしいんだ」
?
「何がだ?」
「好きな人がいるのはおかしくないだろ?」
好きな相手が普通じゃないってことか?
まさか…?
「女の人が好きなのか!?」
俺は思いついたまま聞いてみた。
「えっ!?女の人!?」
リナが驚いている。
あれ?違うのか?
「まさか、スノーピークみたいな歳下が好きとか!?」
リリ?
リナはショタコンではないと思うが。
「まさか!違うけど。リリもハルもなんなのよ」
リナが泣き笑いの表情だ。
なんだ!?
「いや、リナがおかしいっていうから、好きな人が普通じゃないのかなと」
俺がそういうと、
「違うよ、リナがおかしいんだ」
リナは体育座りした膝に額をくっつけて、うずくまっている。
『どういうことだと思う?』
俺は念話で、リリに話しかける。
『わかんないけど、リナはリナがおかしいと思っているってことだけしかわからん』
何がどうおかしいのかが、さっぱりなんだよな。
「リナ、何がおかしいか説明出来るか?」
リナは首を振る。
「俺たちにも話せないのか?」
リリの言葉に、
「リリとハルには、話せないよ」
俺たちには、話せない?
「俺たちってそんなに頼りにならないのか?」
「俺たちはリナが大事なんだぞ?」
そう、リナが誰を好きでも俺たちはリナが大切だ。
「だってリナおかしいんだもん!」
って、堂々巡りだな。
「他の誰かになら話せるのか?」
「笑理ねーちゃんと話して、リナおかしいんだって気づいたんだもん」
はっ?笑理さん?
「リナ、リリとハルが他の女の人と話してるの嫌なんだもん」
はっ?
俺はリリと顔を見合わせて首を捻る。
『どういうことだ?』
『わからん』
リナは、無意識に言葉をつむいでいるのか?
「笑理ねーちゃんにマップのこと聞いたんだもん」
マップ?
「特別なマークがあるって。笑理ねーちゃんはしのにーちゃんがそうだって。それって好きな人ってことでしょ!?」
俺の特別なマークはリナだし。
リリの特別なマークもリナだ。
「マークが現れたのか!?」
「ずっと前からあったよ。特別って聞いてたから2つあっても気にしてなかったんだもん。でも好きな人だって聞かされたんだもん。好きな人が2人いるっておかしいでしょ!?」
ふたり?
俺とリリはまた顔を見合わせる。
『俺たちってことはないか?』
『そうだといいけど…俺たちからいくか』
『だな』
リナが泣くくらいなら、俺たちが傷つけばいい。
「「リナ」」
リナの意識を俺たちに向ける。
「なに」
そんな目を真っ赤にして泣くなよ。
「俺はリナが好きだ」
リリに先を越された。
「俺もリナが好きだ」
リナの目がこれでもかと見開かれた。
なんでそんなに驚いた顔してんだよ?
思いもしなかったとか言うのか!?
「ウソ」
「「ウソじゃないからな」」
リナがボロボロ涙を流している。
「リナが好きなのは俺たちじゃないのかな?」
リリの問いに、
「リリとハルに決まってる。でもどっちも好きなんて変でしょ?」
「「別に?」」
俺もリリもリナが誰を選んでも、受け入れるって決めていた。
だから、それが俺たち2人なら何の問題もない。
「いいの?」
「「もちろん」」
「ずっと一緒にいてくれるの?」
「「当たり前だろ」」
やっと嬉しそうに笑ったリナの頬に、俺とリリは左右からキスを贈る。
リナは俺とリリの手を取って、同時に指先にキスをくれた。
ありがとう、リナ。
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トーヤのテンションがあがります(笑)
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