一ダンジョン7階層
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笑ったわね。
私たちは、配信が終わるまできゃるるんな2人を見ていた。
幸翔が上手い事2人をコントロールしてるのが、よくわかったわよね。
カメラで撮影しながら、悪い顔で笑ってたけど、愛羽と彩羽は気づいてなかったっぽいし。
「あの2人、俺より掘削モグラの穴に落ちてたんだぞ」
嵐が、上には上がいるんだぞ!とか言ってドヤってるけど、嵐もかーなーりー落ちてたよね?
今、落ちなくなったのは、飛翔の魔導具に乗ってるのと、2階層には行ってないからだけじゃない?
「あの2人ってアイドル探索者なんだよね?」
蘭が首を傾げてるけど、間違いなくアイドル探索者だと思うよ?
少なくとも職業は、アイドル探索者だったからね?
「あの落ちっぷりは、芸人顔負けじゃないかなぁ?」
洋太は、クスクス笑ってる。
ふりふりのこれぞアイドル!って感じの衣装着てるのに、掘削モグラの穴に落ちまくる双子。
「「きゃるるんしてなかったねー」」
してなかったんじゃなくて、出来なかったんじゃないの?
「あれだけ落ちてたら、配信してることも忘れてそうだけどなぁ」
シュウが苦笑してる。
「確かに!ちょっと世の中に出しちゃダメな顔もしてたよね?」
洋太が痛烈なコメントを…。
「でも、マズイ顔もタイミングが一緒だったよね?」
蘭、マズイ顔って…。
「かがりとー」
「きらりはー」
「「気をつけるもんねー」」
それがいいよ。
アーティストだもんね、輝理と煌理は。
路線が違うから、イメージは大切にしないとねぇ。
6階層に飛んだ後、7階層の階段目指して走っている。
いつものことよ。
もちろん私は、魔導具に乗ってるわよ。
7階層はメタルゴーレムとミニブロンズゴーレムとミニシルバーゴーレムが出るらしい。
ホントにこのダンジョンって、3階層からゴーレムばっかりよね。
あー、6階層にはメタルスライムとアイアンスライムがいたけど。
着いた途端に、嵐が、
「ゴーレムだから、爆散するんだぞ!」
叫んでるし…。
「「僕もー」」
えっ!?洋太と蘭もなの?
「「わーい!ぶっとばすー」」
って、なんでシャドーボクシング?
シュッシュって、パンチ繰り出してるの?
君たち、魔術師だよね?
肉弾戦しないじゃないのよ!?
「リオリもたまには戦っておけよ?採掘ばっかしてないで」
シュウにそう言われた。
むー。
たまには戦ってるでしょ?
6階層でもスライム倒したでしょ!?
でも、またランクアップ時に、足りないのがたくさんあるのも困るからねぇ。
「わかってるもーん」
ホントかよって、シュウに言われたけど、知らないもーん。
ゴーレムか、どうやって倒そうかな?
ただ倒すのはつまらないし…
でもその前に、マップ起動。
あー、なにこれ?
相変わらずマップが真っ赤だよ?
「転移装置は、右奥だよ。マップは真っ赤だからみんなガンバレ!」
「よし、ぶっ倒せ!」
「「「「「おーーー!!!」」」」」
元気だなぁ。
中学生になっても、あまり変わらないよね。
嵐は殴るたびに違う属性で飛撃を発動させてるし。
双子は、アームレットで威力増し増しだし。
蘭の投擲は見事としか言いようがないほどの腕前だしね。
パティシエには全く必要のない技だね。
洋太のドワーフの槍はまた成長してるね。
刃の幅が広くなった?
今はウイスキーで磨いてるらしいよ。
理人が自分の分も汲んで来てたから、間違いないと思う。
やっぱり一撃で核を壊せるのは、すごいよね。
シュウは、双剣から振るたびに違う属性の魔法を飛ばしている。
ダブルスラッシュがお気に入りのようだ。
みんな、ロックだろうとメタルだろうと関係ないんだね。
さて、私はどうしようかな?
あっ、ミニシルバーゴーレムがいるね。
とりあえず氷と火を交互かな?
うん、魔石がドロップしたね。
おっ、ミニブロンズゴーレムだ。
水で閉じ込めて、水の温度をあげていってみようか。
沸騰してるけど、なんともないみたいね?
なら、一気に凍らせてみようか。
砕けたねぇ。
どっちも結局、温度差を利用した倒し方なんだよね。
温度差以外で何かないかな?
もちろん魔法でよ?
『アレド、何かないかな?』
『そうですね…リオール様の魔力をゴーレムの内部に送れますか?』
魔力を?
『出来ると思うけど…?』
『では、内部に送った魔力を操作して、内部からニードルとかを外部に向けて発動させるとか?』
うわー。
それって、エグくない!?
いや、ゴーレムだから血が弾け飛ぶとかはないだろうけど…。
やってみるか。
私の魔力をゴーレム内部に転移!
よし、うまく転移したね。
ゴーレム内部に私の魔力が見える。
『バルーンとかで膨らまないかな?』
『膨らませてどうするんです?』
『浮かないかなって』
『浮かせる意味は?』
『ないけど?』
ちょっと思いついただけだもの。
『やりたいんですよね?』
『うん!』
『では、どうぞ』
ちょっとー、ため息つきながら言わないでくれる?
バルーン!
「あははは!ふくらんだー」
ちょっとー、ミニシルバーゴーレムの胴体がまんまるになったわよ!
バランス悪いわね?
魔力を手足にも頭にも送ってバルーンを発動する。
いいね!
このまま残したいな。
あっ、この状態で中から魔石だけ取れないかな?
魔石を魔力で掴んで、ピックアップ!
「取れた!ゴーレムそのまま残った!」
すごーい!!!
「リオリ、何を騒いでるん、なんだそれ!?」
「ミニシルバーゴーレムだよ?」
間違いなくミニシルバーゴーレムです。
「なんでそんなにまんまるなのかを聞いてるんだが?」
シュウの笑顔が怖いんですけど?
「理織ちゃん、それ何?」
蘭が、うわーって顔してる。
なんでよ!?
「「まんまるだー!なにこれー?」」
双子は膨らんだゴーレムを触りに行っている。
「ちょっと、カガリもキラリも触るの待て!」
シュウが止めているが、すでに触った後だった。
「「だいじょーぶだよー?もううごかないもーん」」
双子も魔力視はパッシブなのかな?
「もう魔石ないから、動かないよ?」
私は、手のひらの魔石を見せる。
「ならいいけど、あれはどういう状態なんだ!?」
シュウは、自分の眉間をモミモミしてる。
「だってアレドが…」
アレドに丸投げしよう。
「アレド、説明してくれるか?」
よし、アレドに質問が移動した。
「了解です、秋様。リオール様に温度差以外でゴーレムを倒せないかと聞かれたので、ゴーレム内部にリオール様の魔力を送って、内部から魔法で倒してみるのは?と提案しました」
「それがどうして、あーなった?」
シュウの視線が私を見てる。
「アレドが内部からニードルを発動してみたら?とか言うから、ちょっとエグいなとおもって、膨らませる方にしたの!膨らんだら浮かぶかなーって」
この方が可愛いでしょ?
「で、どうするんだ?これは?」
えっ?
どうする!?
「どうもしないけど?」
「「「「はぁ!?」」」」
って、男子チーム全員に叫ばれた。
そんなに叫ばなくても良くない?
「「りおりー、たくさんつくってー?」」
おねがーいって、双子が頭をコテンと倒しながら言う。
「なんで?」
「「こんどー、ライブのときにならべるー?」」
いやまだお休み中じゃないのよ。
って、これ並べるの?
「「かわいーから」」
『作ってもいいけど、みんなも出来るんじゃないの?』
『いえ、転移で魔力を内部に飛ばしてたので、皆様は無理かもしれません』
あー、転移のイヤーカフしか使わせてなかったね。
スキルの転移は、取得させてないね。
うん、ダメだね。
「わかったよ。作ればいいんでしょ?」
「「ありがとー」」
ニコニコの双子には、勝てないよね。
ミニゴーレムをまんまるにしながら、転移装置の隠し部屋まで行って、登録をして今日は終了だからね!
まんまるゴーレムは、双子のインベントリに収納された。
他のサイズのゴーレムは、みんなで倒してもらったわよ。
あー、なんか疲れたんだけどー。
早く帰ろう?
お読みいただきありがとうございます!
もしよければ評価もおねがいしますm(_ _)m
トーヤのテンションがあがります(笑)
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