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大賢者リオールは楽しみたい!  作者: トーヤ


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358/358

一ダンジョン7階層

累計PV3,780,000PV突破です。

ありがとうございますm(_ _)m

嬉しいです(^o^)


人物紹介は、こちら

https://ncode.syosetu.com/n0920lk/

笑ったわね。

私たちは、配信が終わるまできゃるるんな2人を見ていた。

幸翔(ゆきと)が上手い事2人をコントロールしてるのが、よくわかったわよね。


カメラで撮影しながら、悪い顔で笑ってたけど、愛羽(あいう)彩羽(いろは)は気づいてなかったっぽいし。


「あの2人、俺より掘削モグラの穴に落ちてたんだぞ」


(あらし)が、上には上がいるんだぞ!とか言ってドヤってるけど、嵐もかーなーりー落ちてたよね?


今、落ちなくなったのは、飛翔の魔導具に乗ってるのと、2階層には行ってないからだけじゃない?


「あの2人ってアイドル探索者なんだよね?」


(らん)が首を傾げてるけど、間違いなくアイドル探索者だと思うよ?

少なくとも職業は、アイドル探索者だったからね?


「あの落ちっぷりは、芸人顔負けじゃないかなぁ?」


洋太(ようた)は、クスクス笑ってる。


ふりふりのこれぞアイドル!って感じの衣装着てるのに、掘削モグラの穴に落ちまくる双子。


「「きゃるるんしてなかったねー」」


してなかったんじゃなくて、出来なかったんじゃないの?


「あれだけ落ちてたら、配信してることも忘れてそうだけどなぁ」


シュウが苦笑してる。


「確かに!ちょっと世の中に出しちゃダメな顔もしてたよね?」


洋太が痛烈なコメントを…。


「でも、マズイ顔もタイミングが一緒だったよね?」


蘭、マズイ顔って…。



「かがりとー」

「きらりはー」

「「気をつけるもんねー」」


それがいいよ。

アーティストだもんね、輝理(かがり)煌理(きらり)は。

路線が違うから、イメージは大切にしないとねぇ。



6階層に飛んだ後、7階層の階段目指して走っている。

いつものことよ。

もちろん私は、魔導具に乗ってるわよ。


7階層はメタルゴーレムとミニブロンズゴーレムとミニシルバーゴーレムが出るらしい。


ホントにこのダンジョンって、3階層からゴーレムばっかりよね。

あー、6階層にはメタルスライムとアイアンスライムがいたけど。



着いた途端に、嵐が、


「ゴーレムだから、爆散するんだぞ!」


叫んでるし…。


「「僕もー」」


えっ!?洋太と蘭もなの?


「「わーい!ぶっとばすー」」


って、なんでシャドーボクシング?

シュッシュって、パンチ繰り出してるの?

君たち、魔術師だよね?

肉弾戦しないじゃないのよ!?


「リオリもたまには戦っておけよ?採掘ばっかしてないで」


シュウにそう言われた。

むー。

たまには戦ってるでしょ?

6階層でもスライム倒したでしょ!?


でも、またランクアップ時に、足りないのがたくさんあるのも困るからねぇ。


「わかってるもーん」


ホントかよって、シュウに言われたけど、知らないもーん。


ゴーレムか、どうやって倒そうかな?

ただ倒すのはつまらないし…


でもその前に、マップ起動。

あー、なにこれ?

相変わらずマップが真っ赤だよ?


「転移装置は、右奥だよ。マップは真っ赤だからみんなガンバレ!」


「よし、ぶっ倒せ!」


「「「「「おーーー!!!」」」」」


元気だなぁ。

中学生になっても、あまり変わらないよね。


嵐は殴るたびに違う属性で飛撃を発動させてるし。


双子は、アームレットで威力増し増しだし。


蘭の投擲は見事としか言いようがないほどの腕前だしね。

パティシエには全く必要のない技だね。


洋太のドワーフの槍はまた成長してるね。

刃の幅が広くなった?

今はウイスキーで磨いてるらしいよ。

理人(りひと)が自分の分も汲んで来てたから、間違いないと思う。

やっぱり一撃で核を壊せるのは、すごいよね。


シュウは、双剣から振るたびに違う属性の魔法を飛ばしている。

ダブルスラッシュがお気に入りのようだ。


みんな、ロックだろうとメタルだろうと関係ないんだね。


さて、私はどうしようかな?

あっ、ミニシルバーゴーレムがいるね。

とりあえず氷と火を交互かな?

うん、魔石がドロップしたね。


おっ、ミニブロンズゴーレムだ。

水で閉じ込めて、水の温度をあげていってみようか。

沸騰してるけど、なんともないみたいね?

なら、一気に凍らせてみようか。

砕けたねぇ。


どっちも結局、温度差を利用した倒し方なんだよね。


温度差以外で何かないかな?


もちろん魔法でよ?


『アレド、何かないかな?』

『そうですね…リオール様の魔力をゴーレムの内部に送れますか?』


魔力を?


『出来ると思うけど…?』

『では、内部に送った魔力を操作して、内部からニードルとかを外部に向けて発動させるとか?』


うわー。

それって、エグくない!?

いや、ゴーレムだから血が弾け飛ぶとかはないだろうけど…。


やってみるか。


私の魔力をゴーレム内部に転移!

よし、うまく転移したね。

ゴーレム内部に私の魔力が見える。


『バルーンとかで膨らまないかな?』

『膨らませてどうするんです?』

『浮かないかなって』

『浮かせる意味は?』

『ないけど?』


ちょっと思いついただけだもの。


『やりたいんですよね?』

『うん!』

『では、どうぞ』


ちょっとー、ため息つきながら言わないでくれる?


バルーン!


「あははは!ふくらんだー」


ちょっとー、ミニシルバーゴーレムの胴体がまんまるになったわよ!

バランス悪いわね?

魔力を手足にも頭にも送ってバルーンを発動する。


いいね!

このまま残したいな。


あっ、この状態で中から魔石だけ取れないかな?


魔石を魔力で掴んで、ピックアップ!


「取れた!ゴーレムそのまま残った!」


すごーい!!!


「リオリ、何を騒いでるん、なんだそれ!?」


「ミニシルバーゴーレムだよ?」


間違いなくミニシルバーゴーレムです。


「なんでそんなにまんまるなのかを聞いてるんだが?」


シュウの笑顔が怖いんですけど?


理織(りおり)ちゃん、それ何?」


蘭が、うわーって顔してる。

なんでよ!?


「「まんまるだー!なにこれー?」」


双子は膨らんだゴーレムを触りに行っている。


「ちょっと、カガリもキラリも触るの待て!」


シュウが止めているが、すでに触った後だった。


「「だいじょーぶだよー?もううごかないもーん」」


双子も魔力視はパッシブなのかな?


「もう魔石ないから、動かないよ?」


私は、手のひらの魔石を見せる。


「ならいいけど、あれはどういう状態なんだ!?」


シュウは、自分の眉間をモミモミしてる。


「だってアレドが…」


アレドに丸投げしよう。


「アレド、説明してくれるか?」


よし、アレドに質問が移動した。


「了解です、(しゅう)様。リオール様に温度差以外でゴーレムを倒せないかと聞かれたので、ゴーレム内部にリオール様の魔力を送って、内部から魔法で倒してみるのは?と提案しました」


「それがどうして、あーなった?」


シュウの視線が私を見てる。


「アレドが内部からニードルを発動してみたら?とか言うから、ちょっとエグいなとおもって、膨らませる方にしたの!膨らんだら浮かぶかなーって」


この方が可愛いでしょ?


「で、どうするんだ?これは?」


えっ?

どうする!?


「どうもしないけど?」


「「「「はぁ!?」」」」


って、男子チーム全員に叫ばれた。

そんなに叫ばなくても良くない?


「「りおりー、たくさんつくってー?」」


おねがーいって、双子が頭をコテンと倒しながら言う。


「なんで?」


「「こんどー、ライブのときにならべるー?」」


いやまだお休み中じゃないのよ。

って、これ並べるの?


「「かわいーから」」


『作ってもいいけど、みんなも出来るんじゃないの?』

『いえ、転移で魔力を内部に飛ばしてたので、皆様は無理かもしれません』


あー、転移のイヤーカフしか使わせてなかったね。

スキルの転移は、取得させてないね。

うん、ダメだね。


「わかったよ。作ればいいんでしょ?」


「「ありがとー」」


ニコニコの双子には、勝てないよね。


ミニゴーレムをまんまるにしながら、転移装置の隠し部屋まで行って、登録をして今日は終了だからね!


まんまるゴーレムは、双子のインベントリに収納された。


他のサイズのゴーレムは、みんなで倒してもらったわよ。


あー、なんか疲れたんだけどー。

早く帰ろう?

お読みいただきありがとうございます!

もしよければ評価もおねがいしますm(_ _)m

トーヤのテンションがあがります(笑)


感想、誤字脱字報告もありがとうございます。

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― 新着の感想 ―
更新ありがとうございます。 ミニシルバーゴーレムを風船に!? あ~、アレかな、アルミ製の風船。あんな感じですかね? ……双子ちゃんコンサート……足元や後ろにゴーレム風船……何故か両手にサイリウムが…
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