新宿ダンジョン1階層
累計PV3,170,000PV突破です。
リアクション34,000突破です。
ありがとうございますm(_ _)m
嬉しいです(^o^)
「いないよね?」
私のマップには、ホーンラビットばっかりなんだけど…
みんなのマップにはダブルホーンラビットいるのかしら?
「「いなーい」」
双子のにもいないかー。
「僕もみつからない」
「僕も」
蘭も洋太もダメ?
「いないんだぞ!?」
嵐もかー。
「シュウは?」
「群れでいるっぽい」
「ホントに!?どの辺?」
シュウは、マップのスクショを見せてくれた。
「りおのマップには、そこに何も表示されてないな」
「「なーい」」
「とりあえず秋のマップのところ行ってみるんだぞ」
それが良さそうね。
「よし、じゃあ行こう!」
『アレド、この間のダブルホーンラビットが飛び出してくる系のじゃないわよね?』
『それはなんとも言えないですね』
「あっ、途中に出たホーンラビットも狩って、インベントリに収納しておいてね」
「「なんでー?」」
「2人ともラビットフット満タンにしなくていーの?」
「「あっ満タンにする。わかった狩る!」」
「よろしくね、みんなもね!」
そして、お肉も食べるのよ!!
「「ここー?」」
「のはずなんだけど」
「壁だねー」
「壁だなー」
「隠し部屋だと面白いんだぞ!」
面白いって、あのねぇ。
「鑑定するから、ちょっと待って」
鑑定
魔力を流すと扉が開く。
今回は結界では倒せない仕様。
戦ってください。
「はぁ?」
「どうした?リオリ」
みんなが私を見てる。
「いや、この間魔力流したら扉が開いて、ダブルホーンラビットが飛び出してきたのを、結界で仕留めてインベントリに収納した話したよね?」
「「300体?」」
「そう、それ。で、今回も同じように飛び出して来るらしいんだけど、結界では倒せないようにしたって。戦えって鑑定に出た」
「はっ!?」
「なにそれ?」
「飛び出してくるたびに攻撃しないとダメなのか?」
「300体は大変なんだぞ!」
そうよね。
「しかも、インベントリに収納したいから、爆散されると困るしね?」
「「あー、ぶっ飛ばす気まんまんだったのにー」」
「ダメだからね?」
さて、どうしたらいいかしらね?
洋太が、はーいと手を挙げる。
何か良い案が?
「最近練習してる矢を網に変えるやつならどうだろう?」
「「よわくなーい?」」
「なら、込める魔力増やせばいんじゃね?」
「そうだね、それならいけそうだよね?」
「蘭と洋太でやるのよね?」
「「うん」」
「なら、網で止めたダブルホーンラビットをどうやってしとめる?」
嵐が殴ると、絶対爆散するでしょ?
双子の魔法も同じよね。
「輝理と煌理、前に練習してたスタンは出来るようになったの?」
「「むりー、まわりのひとにもスタンしちゃう」」
そりゃダメだわ。
『アレド、なんかないかしら?』
『蘭様と洋太様に3体くらいずつこちらに出してもらうのはどうですか?』
なるほど?
でも時間かかりすぎない?
2人の魔力持つかしら?
「かがりときらりのスタンを蘭と洋太の魔力に乗せられないか?」
「「どーゆーこと?」」
「網にスタンの効果があれば、網に触ったら気絶されられないかな?と」
「蘭と洋太がスタンも出来たらいいんだぞ」
確かにそれが1番かもだけど。
さすがに、ぶっつけ本番は無理でしょ。
「シュウは雷とばせないの?」
「飛ばせるけど、網を壊しちゃいそうだ」
あーそうか。
うーむ?
「時間かかるかもだけど、蘭と洋太に3体とか5体とかずつ網を通してもらって、こっちで倒すのはどうかな?」
アレドの案を提案してみる。
「それしかないかもな」
やろうと思えば、私1人でなんとかなるんだけど、それだと意味ないしね。
むしろみんなにやってもらいたいよね。
「じゃあ、やってみようか」
「やるんだぞ!」
「嵐も双子も爆散させないようにね」
「「「気をつけるー」」」
はい、返事はよろしいね。
「蘭と洋太は大丈夫?」
「「いつでもいーよ」」
「魔力流したところに扉あくよー」
「魔力流すからな?」
あっ、シュウが流すんだ?
ガガガって言うか、ゴゴゴって言うか、そんな音と共に壁が動いた。
蘭と洋太の魔力の矢が放たれる。
1体目のダブルホーンラビットが飛び出すギリギリのところで網に変化した。
『あれ?アレド、気のせいかな?網にダブルホーンラビットくっついてない?』
『くっついてますね』
「蘭と洋太、網になんかしたの!?」
「「ガムテープのイメージ」」
な、なるほど?
くっついてるダブルホーンラビットに嵐が近寄って行って、触った瞬間動かなくなった。
「嵐?何やったの?」
「ドレインしたんだぞ!」
えー!?
「ドレインなんて知ってたの?」
「前に理織が教えてくれたぞ?」
えっ!?ホントに!?
「そうだった?」
「そうなんだぞ、どんどんいくんだぞ!」
「「触ってスタンしたらだいじょーぶかも!?」」
双子が嵐のドレインを見て、自分たちも触ればいいかもと思ったみたいだ。
「気をつけてよ!?」
「「わかったー」」
「秋くん、何体か通していい?」
「もちろんだ。どんとこい」
「蘭と洋太は、魔力の減りに気をつけて!」
「「わかってる!」」
大丈夫そうね。
双子もすごく弱く魔力を絞りながら、スタンを繰り出している。
いい練習になるんじゃない?
嵐はドレインしてるだけだから、動きたいみたいだけど、今日はガマンして!
シュウは眉間一撃とか首一閃とかしてるわ。
えっ?私!?
私はせっせとインベントリに収納してるわよ?
今150体くらいだから、あと半分くらい?
がんばれみんな。
同じくらいの時間をかけて、残りの150体も倒してくれた。
もちろんみんなが。
蘭と洋太は、魔力大丈夫みたいね。
配分もちゃんと出来てたみたいだしね。
「俺、2階層でウルフ殴ってきたいんだぞ」
あー、ドレインしかしてないもんね。
「かがりもー」
「きらりもー」
「「思いっきり魔物をぶっ飛ばしたーい」」
ずっと、少ない魔力でスタンしてたもんね。
「シュウ?どうする?少しだけならいいよね?」
「あー、そうだな。少しだけ暴れてくるか」
1時間ほど、2階層の魔物をぶっ飛ばしていたスノーピークのメンバーを連れて帰る方が大変だったー。
でも、目標は達成したから大丈夫!
待っててね赤ちゃん!
お読みいただきありがとうございます!
もしよければ評価もおねがいしますm(_ _)m
トーヤのテンションがあがります(笑)
感想、誤字脱字報告もありがとうございます。