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本当の中身

累計PV3,150,000PV突破です。

ありがとうございますm(_ _)m

嬉しいです(^o^)

「で?本当は宝箱から出てきた紙の内容がスキップの仕方じゃないって?」


理芳(りおう)がジロリと私を見てる。



ここにいるのは、連理(れんり)(さとる)理人(りひと)理理(りのり)理哉(りなり)、理芳、理結(りゆう)笑理(えみり)東雲(しののめ)、シュウと私だ。


「うん、本当はこれ」


私はアレドが施した偽装を解いて、みんなに見せた。



「「「はぁー!?!?」」」


毎度のことながらデカい、はぁ!?をもらった。

私も見た時叫びそうになったけどさ。


「「「ホムンクルスの作成方法!?」」」

「「「アンドロイドの作成方法!?」」」


「ホムンクルスってなんだ?」


えー?

今、盛大に驚いてたのに?


「フラスコの中の小人?」

「そんなもん作ってどうするんだ?」


知らないわよ?

私が作りたいわけじゃないもん。


「さぁ?リオールの頃だって、ホムンクルスとか興味なかったし、なんでこんなの出てきたのかわかんない」

「なんか意味があるのか?」


私は首を傾げておく。

だってホントに興味ない。


「でもアンドロイドの方は、使えそうだよねー。アレドの身体出来るかも!?」

「アレドって誰だ?」


理芳に聞かれた。


「アレドはアレドだよ?」


『リオール様、連理様たちしかご存知ないのでは!?』


えっ!?リオールのことバラした時に、アレドのこと言ってなかった?

連理達の顔を見ると、額を押さえて頭を振っていた。

あー、おっきなため息もついてる。

やっちゃった?


「しかたないわね。アレドくん説明してあげて」


連理がアレドに丸投げした。


「承知しました、連理様。初めまして、私、リオール様の記憶の保管庫、または記録の保管庫のアレドと申します。よろしくお願いします」

「どこから声聞こえてくるんだ?」


みんなが私を見てる。

怖いんですけど…


「アレドはりおの1部だよ?」

「どういうことだ?」

「僭越ながら私がご説明を。私は記憶と記録の保管庫だったわけですが、リオール様に名前をつけていただいた時に、アレドとしての人格が形成されました。リオール様のスキルの1部とでも思っていただければわかりやすいかと」


アレドはスキルなのかな?

ずっと一緒にいるから家族みたいなものだけどね?


「連理、お前たちは知ってたのか?」


理芳に問われて、うちの家族みんななんとも言えない顔してるわよ。

だってねぇ?


「兄さん、そのことなんだけどね?実は私たちにも人格化したスキルがいるのよ」


「「「はぁ!?」」」


理芳と理結と東雲の声が揃った。

そっか、言ってなかったんだっけ?


『みんな知ってると思ってたわ』

『会議で私は話したことないですよ?』

『そうだっけ?』

『常に念話してる弊害でしょうかね?』

『あー、私はアレドと話してるからかー』


「スキルの人格ってなんだ!?」


理芳がこめかみを揉みながら、聞いてくる。


「俺には人格化した鑑定スキルのアナがいて、ポーション作りや薬草の鑑定なんかをサポートしてくれてる」


理人の説明に、アナが続ける。


「アナと申します。リヒトの鑑定スキルです」


理のリシスや連理のふーり、理理のパーフェ、理哉のツート。

シュウのソー、セイ、ケンが順番に話している。

シュウってば、いつの間に3人?3スキルに増えてるの?

聞いてないけど?


「で、そのスキルの人格化はどうやったんだ?」

「えっ?いつもと同じで、スキルが人格化してサポートしてくれないかなーって願っただけよね?」


連理が、そう言うと、みんなが頷いた。

そうだったの?

私はアレドがいるから、特に何もしなかったわね。


「マジかよ、あとで全員に共有するけど問題ないか?」


みんなで顔を見合わせて、頷いた。

ここまで話したら、他の神凪(かんなぎ)の人にバレても問題ないよね?

みんなも相棒出来たらいーよね?


「で、理織(りおり)はアンドロイドでアレドの身体を作りたいと?」

「まぁ、そうなんだけど。アレドが完全にりおから切り離されたら、やらかし止められないからって渋ってる」


ぶーって膨れてみたら、みんなに笑われた。


「アレドが正解だろ。理織はホントに何やらかすかわからねぇからな」


ちょっとみんなで頷くのやめてもらっていいかなー?

ひどくない!?


「とにかくアンドロイドの方は、有用そうだってことだな?」

「うん」

「わかったけど、とりあえずしばらくは秘密でな。世の中には、アンドロイドの情報はあるけど、完成度はまたまだだしな」


そうなんだ?


『アレドも身体は保留で大丈夫?』

『問題ないですよ。300年以上この状態なのですから』


まぁ確かにそうか。


『なんか上手く行くように考えよう』


うん、そうしよう。

お読みいただきありがとうございます!

もしよければ評価もおねがいしますm(_ _)m

トーヤのテンションがあがります(笑)


感想、誤字脱字報告もありがとうございます。

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― 新着の感想 ―
完全なる独立した人格は無理なんじゃないかなぁと思うんだよね スキルはスキルとして根強く張り付いていてモニタリング?遠見?として見られるし話せると思うんんだよね こっち風で言うならば監視カメラがしゃべる…
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