本当の中身
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「で?本当は宝箱から出てきた紙の内容がスキップの仕方じゃないって?」
理芳がジロリと私を見てる。
ここにいるのは、連理、理、理人、理理、理哉、理芳、理結、笑理、東雲、シュウと私だ。
「うん、本当はこれ」
私はアレドが施した偽装を解いて、みんなに見せた。
「「「はぁー!?!?」」」
毎度のことながらデカい、はぁ!?をもらった。
私も見た時叫びそうになったけどさ。
「「「ホムンクルスの作成方法!?」」」
「「「アンドロイドの作成方法!?」」」
「ホムンクルスってなんだ?」
えー?
今、盛大に驚いてたのに?
「フラスコの中の小人?」
「そんなもん作ってどうするんだ?」
知らないわよ?
私が作りたいわけじゃないもん。
「さぁ?リオールの頃だって、ホムンクルスとか興味なかったし、なんでこんなの出てきたのかわかんない」
「なんか意味があるのか?」
私は首を傾げておく。
だってホントに興味ない。
「でもアンドロイドの方は、使えそうだよねー。アレドの身体出来るかも!?」
「アレドって誰だ?」
理芳に聞かれた。
「アレドはアレドだよ?」
『リオール様、連理様たちしかご存知ないのでは!?』
えっ!?リオールのことバラした時に、アレドのこと言ってなかった?
連理達の顔を見ると、額を押さえて頭を振っていた。
あー、おっきなため息もついてる。
やっちゃった?
「しかたないわね。アレドくん説明してあげて」
連理がアレドに丸投げした。
「承知しました、連理様。初めまして、私、リオール様の記憶の保管庫、または記録の保管庫のアレドと申します。よろしくお願いします」
「どこから声聞こえてくるんだ?」
みんなが私を見てる。
怖いんですけど…
「アレドはりおの1部だよ?」
「どういうことだ?」
「僭越ながら私がご説明を。私は記憶と記録の保管庫だったわけですが、リオール様に名前をつけていただいた時に、アレドとしての人格が形成されました。リオール様のスキルの1部とでも思っていただければわかりやすいかと」
アレドはスキルなのかな?
ずっと一緒にいるから家族みたいなものだけどね?
「連理、お前たちは知ってたのか?」
理芳に問われて、うちの家族みんななんとも言えない顔してるわよ。
だってねぇ?
「兄さん、そのことなんだけどね?実は私たちにも人格化したスキルがいるのよ」
「「「はぁ!?」」」
理芳と理結と東雲の声が揃った。
そっか、言ってなかったんだっけ?
『みんな知ってると思ってたわ』
『会議で私は話したことないですよ?』
『そうだっけ?』
『常に念話してる弊害でしょうかね?』
『あー、私はアレドと話してるからかー』
「スキルの人格ってなんだ!?」
理芳がこめかみを揉みながら、聞いてくる。
「俺には人格化した鑑定スキルのアナがいて、ポーション作りや薬草の鑑定なんかをサポートしてくれてる」
理人の説明に、アナが続ける。
「アナと申します。リヒトの鑑定スキルです」
理のリシスや連理のふーり、理理のパーフェ、理哉のツート。
シュウのソー、セイ、ケンが順番に話している。
シュウってば、いつの間に3人?3スキルに増えてるの?
聞いてないけど?
「で、そのスキルの人格化はどうやったんだ?」
「えっ?いつもと同じで、スキルが人格化してサポートしてくれないかなーって願っただけよね?」
連理が、そう言うと、みんなが頷いた。
そうだったの?
私はアレドがいるから、特に何もしなかったわね。
「マジかよ、あとで全員に共有するけど問題ないか?」
みんなで顔を見合わせて、頷いた。
ここまで話したら、他の神凪の人にバレても問題ないよね?
みんなも相棒出来たらいーよね?
「で、理織はアンドロイドでアレドの身体を作りたいと?」
「まぁ、そうなんだけど。アレドが完全にりおから切り離されたら、やらかし止められないからって渋ってる」
ぶーって膨れてみたら、みんなに笑われた。
「アレドが正解だろ。理織はホントに何やらかすかわからねぇからな」
ちょっとみんなで頷くのやめてもらっていいかなー?
ひどくない!?
「とにかくアンドロイドの方は、有用そうだってことだな?」
「うん」
「わかったけど、とりあえずしばらくは秘密でな。世の中には、アンドロイドの情報はあるけど、完成度はまたまだだしな」
そうなんだ?
『アレドも身体は保留で大丈夫?』
『問題ないですよ。300年以上この状態なのですから』
まぁ確かにそうか。
『なんか上手く行くように考えよう』
うん、そうしよう。
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トーヤのテンションがあがります(笑)
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