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神凪一族緊急招集26

累計PV3,060,000PV突破です。

リアクション33,000突破です。

ありがとうございますm(_ _)m

嬉しいです(^o^)

「で?お前らはコトワリノハネや理人(りひと)理音(りおん)が羨ましくて、

全員自動マップ作成のスキル取って、ダンジョンに潜ったと?」


スノーピークみんなで頷く。


「で、ホントに個人用の宝箱を見つけてきたと?」


また頷く。


「全員マップ作成スキル持ってたら、

それぞれの宝箱表示されるかもーって、ゆるーい感じで行ったら出た」


私がそう言うと、ため息と俺にもオーブ作ってくれってのがたくさん聞こえてきた。


「マップの表示範囲も広がったって?」

「うん。新宿ダンジョンは1回でマップ出来るようになったよ」

「えっ?理織(りおり)、後で私にも広げるためのスキルオーブお願い」


光理(ひかり)に頼まれたので、頷いたよ。

だってもう用意してあるし?

後ででいいの?わかった。



「それで、何が出たんだ?」

「俺のはコレ。笑理(えみり)さん鑑定お願いします」


(あらし)がいつものようにトップバッターである。

嵐は笑理に小さい四角い板を見せる。

笑理は、嵐の勢いに笑いを堪えつつ、鑑定してくれてる。


「風撃の魔導具。

ミスリルのガントレットに装備して使うと風の塊を飛ばせる。

ミスリル以外のガントレットに装備しても使えるけど、

威力は半減するみたい。

いつものガントレットはなんだったかしら?」


「アダマンタイトとオリハルコンの合金なんだぞ!あっ、です」


あっ、言い直すんだね?

嵐は話し方どうにかならないのかな?

いや、まぁいいんだけどね?

みんな笑い堪えてるじゃないのよ。

肩がふるふるしてるわよ?


「そのガントレットにミスリル部分追加してこの魔導具を装備出来るように…出来るかしら?理音?」

「あー、どうだろう、少し考えさせてくれ」

「だって?」

「ありがとうございます!お願いします!」


嵐は笑理にお礼を言って、理音にもお願いする。

追加出来たらいいね。


「あっ、そうだ!その風撃の魔導具を解析したら他の属性のも作れそうだったんだけど、作ってみてもいいと思う?」


私がそう言うと、理結(りゆう)が食いついた。


「汎用性あんのか?誰でも使えるようになるか?」

「たぶん?たとえば、前にもらった警棒みたいのに魔法陣付与してあげれば、警棒振ったら魔法飛ばせるくらいのもなら出来るんじゃないかな?」

「売れるな!」


理結の笑顔が悪い笑顔になってるけど大丈夫?


「その辺は、理結と理織と(さとる)も巻き込んでなんとかしとけ」


理芳(りおう)から丸投げ飛んできたよ。

言ったらやるハメになるのは、わかってたけどさー。


「他は何が出たんだ?」


双子がじゃーん!ってロッドを取り出した。


「「えみりちゃん、みてー」」

輝理(かがり)のがアイスロッド。煌理(きらり)のがサンダーロッド。両方ともその属性の攻撃は威力が倍増するみたいね。ただ物理攻撃には弱いので注意が必要。だって」

「「どーゆーことー?」」

「あれだろ?そのロッドで直接殴ったら、ロッドが壊れるんだろ?」


シュウの説明に双子は、


「「えー?じゃー、なぐらなーい」」


うん、そうして。

そんな細いもので殴ろうとしないで?


「理織、これは解析してないのか?」


理結にきかれたけど、


「してないよー?」

「なんでだよ、解析して火と風のロッドとか組み合わせて作れたら売れんだろ?」


それは考えてもいなかったかな。


「輝理と煌理はあとで、理織に解析させてやってくれな?」

「「わかったー」」


えー?ロッドも作るの確定なの!?

まぁ、何かつくるのは楽しいからいーけど。


「次のはなんだ?」

「僕のはこれです」


(らん)が取り出すと、全員からツッコミが入った。


「「「「「「タッパー!?」」」」」」


うん、タッパーだね。正解。


「あら、これすごいわね。戦闘には関係ないけれど、時間短縮の魔導具。

タッパー内部は空間拡張されていて、

パン生地の発酵やパイ生地の寝かせる時間を、数時間から数分に短縮できる魔導具ね。

パティシエにはピッタリね!パン屋さんとかが欲しがりそうね」


あっ、そんなこと言ったら理結が…


「蘭、あとで複写できるか試させてくれ」

「あっ、はい」


蘭はすごい驚いてるし。


「よし、次行くぞ?」

「僕のはこの槍です」


洋太(ようた)の手に注目が集まった。


「槍?」

「小さくねぇ?」


うん、小さいよね。


「あら、これは…ドワーフの槍ですって!」

「「ドワーフの槍!?」」

「毎日お酒をかけて磨くと、使用者の望むように槍が成長していくみたい。

ちなみに酒精の強いお酒が希望みたいよ?」

「酒精って、なんですか?」

「あー、えーっと、アルコールの度数が高いお酒ってことかな」


さすがドワーフの作った槍ね。


「あの!この槍育てるのに、お酒が必要なので、大人の人に協力お願いしたいのですが…ダメですか?」

「俺でもいいか?」


理人が手を上げてくれた。


「いいんですか?お願いします」


洋太は、ペコリと頭を下げた。


理人は基本的に家か工房にしかいないものね。たまにダンジョン行くくらいだしね?

そんなこと言ったら、理編(りあむ)も理音もかもだけど?


「次は俺ですが、たぶん理律(りりつ)さんのと同じじゃないかなと思うんですけど」


そう言って、宝箱自体を取り出した。


「あー、うん。理律のと同じだね。属性の涙の宝箱だね」

「そういうことなんで、理音さん、あとでミスリル剣をお願いに行きます」

「りょーかい!」

「で、最後は理織だな?」


理芳が嫌そうな顔してるわー。

結局、連理(れんり)と理に相談して会議の場では、

ホムンクルスとアンドロイドのことは言わないことになった。


ってことはよ?

アレを見せなきゃいけないのよ?

私の方がいやなんですけど!?

私が渋っていると、


「理織、早く出せ」


出したくないんですけどー。

しかたないか…


笑理には、事前にみんなの前で見せられない内容だから偽装とかしてることは伝えてある。

それじゃないと、色々とまずいでしょう?

私は紙を1枚取り出して見せた。


「「「「「「スキップのしかた!?」」」」」」


ちょっとみんな!?

大爆笑してるんじゃないわよっ!!


『アレド!!どうしてくれるのよ!!!』

『申し訳ないです。あの時は咄嗟に浮かんだのがこれだけだったのです』


アレドまで笑ってるんじゃないわよっ!


「で、スキップ出来たか?」


「は?出来るわけないでしょ?

こんな紙切れに書かれたものを読んでスキップ出来たら、

元々出来てるわ!!」


「そりゃそうだな」

「いやー、笑ったなー」

「宝箱に面白いもんが入ってるんだなぁ」

「宝箱なのに、しょぼいけどな」


うるさいわね。



「これで全部だな?他に何かあるか?」

「はーい!りおからある」

「イヤな予感しかしないんだが、なんだ?」


えー?今日は普通よね?


「リオランドでもらってきたんだけど、メープルシロップとキノコの解毒薬」


インベントリからひとつずつ取り出す。


「メープルシロップって、すでに瓶に入ってんのか?」

「うん、この状態で渡されたよ?」

「たくさんあるのか?」


理芳に聞かれる。


「もちろんたくさんあるよ?」

「えーと、これがなってたりするのか?」


いやいやいやいや、そんなわけないじゃないのよ。

理結は何を言ってるのかしら?


「違うよ?メープルの樹から樹液集めて、作ってくれたんだよ?」

「…?誰が?」

「スライムだよ?」


「「「「「はぁ!?スライム!?」」」」」


スライムだよ?

リオランドのスライムたちは、かなり出来る子達なんだよ?


「この瓶もスライム作だよ?」


火山地帯に珪砂とソーダ灰と石灰石を採取出来るように設定して、

鍛治やりたい子達がいたから、炉はあるし、

で、ガラス瓶の作成も出来るようにしたんだよ。


そしたら、メープルシロップになって戻ってきたよ。

すっごく美味しいメープルシロップだよ。


「これは売るのか?美味いのか?」

「めっちゃ美味しいよ。売れる?」

「美味いなら売れるな」


理芳に食べてみていいかと聞かれたので頷いたよ。

食べないと美味しさわからないでしょ?


「美味いな」


でしょー?


「あー、売るとしてスライムたちへの報酬は?」

「りおが魔力あげる約束。あとは、増やしてほしいものをオプションで増やすんだよ?」

「それでいーのか?」

「あー、うん。リオランドの子たちは、みんなそんな感じだよ」


魔力が1番喜ばれるよ。


「笑理、このメープルシロップの鑑定は?」


「最高級品よ。

たぶんこの品質のものを買おうとしたら、

5,000円くらいはするんじゃないかしら?

この150mlくらいで」


「マジか、原価も人件費もゼロだよな?理織の魔力だけ…ボロ儲けだな」


理芳の言い方。


「親父、ダンジョン産の付加価値もつけられるぜ?」


理結と理芳が悪い顔でニヤニヤしてる。

大丈夫かしら?この親子。


「あっ、このメープルシロップ使ってカステラ出来ないか香華堂(こうかどう)さんに持ち込んでみよう」


理結の提案に、全力で乗っかって推しといたわ。

だって、ホントに香華堂のカステラは美味しいのよ。

ぜひぜひお願いします。



「で、もうひとつのキノコの解毒薬ってなんだ?」

「よく、間違って毒キノコ食べて…ってニュースあるでしょ?

そんなときにこれを飲めば治るよってヤツ。

どのキノコの毒にも効くように調合したんだって」

「念の為聞くけど、誰が?」

「もちろんスライムだよ?」


あの子達めっちゃ優秀よ。


「リオ、そのスライム何階層にいるんだ?」

「3階層?」

「俺あとで、そのスライムと話したいんだけど」

「あー、うん。わかった」


なんかよくわかんないけど、紹介すればいいらしいのは、わかった。


「この量で1回分か?」

「そう聞いてたよ?」

「これもたくさんあんのか?」

「もちろん」

「笑理、これも鑑定」

「致死性のある毒も解毒可能みたいよ。これすごい解毒薬だわ」


笑理が驚いてる。


「わかった、これも売る方向だな」


理芳が疲れ気味にそう言った。


「もうないな?」


あー、ごめん。

もうひとつある。


「まだある。あいねえに真珠渡す。色真珠出来たんだってー」


はい、とマジックバッグを愛理(あいり)に渡した。

愛理はマジックバッグの中を見て固まっていた。


ちらりと覗いたら、パステルカラーの真珠が大量だったよ。


頑張って加工してね?

お読みいただきありがとうございます!

もしよければ評価もおねがいしますm(_ _)m

トーヤのテンションがあがります(笑)


感想、誤字脱字報告もありがとうございます。

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― 新着の感想 ―
ガラス職人のスライムたち……うん、推せる! あ~、でも私、丸くなれないベチャドロのスライムは推せないので、リオランドのスライムさんたちは、丸くてツルツルぷにぷにを希望です。 理人くん作の上級ポーショ…
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