シロップ
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宝箱を見つけて新宿ダンジョンから帰る途中の車の中で、テレパが来た。
『リオリ、隠蔽とか偽装使っただろ?』
あー、シュウにはバレちゃうか。
『うん、ちょっと大人に相談しないとダメなことだった』
ホントに新宿ダンジョンのダンジョンマスターは何してくれてるのかしらね?
いるのかどうか知らないけど。
『あとで教えてくれな』
『わかってるよ』
大人に相談するときには、シュウにも参加してもらうつもりだったし。
『ならいい』
そう言ってテレパは切れた。
『アレドはあれ、どう思う?』
『ホムンクルスとアンドロイドですか』
そうなのよ。
宝箱から出てきた紙に書いてあったのは、
ホムンクルスの作成方法と、
アンドロイドの作成方法だったのよね。
なんでよ?
焦って、アレドに違う内容に偽装してもらったら、スキップの仕方だったんですけど?
別に笑いとか取らなくていいし、オチとかに使わないで欲しかったんですけど!?
みんな、腫れ物に触るみたいな態度になっちゃったじゃないのよ!
どーしてくれんのよ!?
だからムキーは、本気のムキーだったのよっ。
みんながどうなるかなんて、わかりきってるんだもの!
実際は全然違う内容だったわけだけども。
『ホムンクルスってフラスコの中の小人だっけ?』
『ですね』
『なんかの生命体になるのかしら?』
『どうなんでしょうね?』
リオール時代から特にホムンクルスとか興味ないんだけど?
なんか意味あるのかしらね?
でもまぁ、アンドロイドの方は有益な情報かもね?
『アレドの身体に出来そうじゃない?アンドロイド』
『あれなら、人に近い感じですよね。悪くないです』
あれ?あんまり乗り気ではない?
『身体欲しくない感じ?』
『いえ、欲しいとは思いますが、
リオール様から完全に切り離されるのは、
不安が残ると言いますか、
やらかすのを止めるためには、
リオール様の中にいた方が安心と言いますか…』
まさかの私のやらかし防止のために渋ってた!
『そんなにやらかしたりしないわよー』
『信用なりませんね』
『ひどくない?』
『リオール様は日々やらかしてますからね?自覚していただきたいです』
えー?
そんなことないよー?
ないよね?
あっそうだ。
「蘭、さっき出た魔導具って時間短縮出来るっぽいじゃない?」
「理織ちゃんそう言ってたよね?」
言ったね。
「でね、前に梅シロップとかレモンシロップとか作ってくれたじゃない?」
私が聞くと、
「あー、作ってみんなで炭酸で割って飲んだよね」
蘭は、思い出したみたいで、そう言って頷いた。
「「おいしかったー」」
双子も同意見ね。
「うん、確かに美味かったよな、梅のヤツとかな」
シュウは梅のシロップ気に入ってたんだ?
「また飲みたいんだぞ」
嵐は何でもいいのかな?
「りんごのも美味しかったよねぇ」
おぉ!洋太はりんごが好みだったのかな?
大人はお酒も足して作ってたみたいだけどね。梅酒とか林檎酒とかを。
子供はジュースだね。
「それがどうしたの?」
「時間短縮の魔導具で作ったら、すごーく早く出来たりしないかなって」
「「「「「「あっ!」」」」」」
「出来そうだね?」
「あとさ、加工の方の果樹の樹の実で、
シロップ作ったらおいしいかな?って思ってるんだけど」
「「「「「「美味しそう!!」」」」」」
「わかった、笑理さんに詳しい鑑定してもらったら作ってみるね」
やったね!
なんかバフとかつくかもしれないじゃない?
そもそも、蘭が作ったら魔力回復付与されるんだけど…
裏山の果物でもシロップが出来そうじゃない?
たくさん出来そうで楽しみね!
お読みいただきありがとうございます!
もしよければ評価もおねがいしますm(_ _)m
トーヤのテンションがあがります(笑)
感想、誤字脱字報告もありがとうございます。