宝箱チャレンジ〜嵐
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今日は宝箱を探しに行くんだぞ。
神凪ダンジョンの4階層か、
新宿ダンジョンの2階層かで、意見が割れてるんだぞ。
どっちに行くんだ?
神凪ダンジョンの4階層は、
解体ナイフと血抜きのナイフドロップしてたし、
秋がゴールデンウルフをテイムしてたんだぞ。
宝箱が出るのか疑問なんだぞ?
新宿ダンジョンの2階層は、
何も魔導具とかドロップしてないはずだぞ?
こっちのが宝箱出そうなんだぞ?
「嵐はどっちに行きたい?」
秋に聞かれたから、
「俺は新宿ダンジョンに行きたいんだぞ」
みんなはどっちなんだぞ?
聞いてなかったぞ。
「なら多数決で新宿ダンジョンの2階層に行ってみよう」
半々だったみたいだぞ。
この間、理織から自動マップ作成のスキルオーブもらって、
みんなでレベル上げたんだぞ。
マップを広げるためのスキルオーブも渡されたから、そっちもあげたんだぞ。
レベル10までだぞ。
上限解除になってるから、MAXがないんだぞ。
輝理と煌理と洋太と蘭は、レベルがまだ足りないんだぞ。
でも90は超えたって言ってたんだぞ。
だからもう少しなんだぞ!
神凪の人たちは、結構上限解除されてるんだぞ。
子供には負けられないって、言ってたんだぞ。
でも俺たちには、理織がいるからかなり有利だと思うんだぞ。
ホイホイ、スキルオーブくれるんだぞ?
そんなんでいーのか、疑問なんだぞ。
よし、ラビットフットも+満タンでマップの準備も万端で、行くんだぞ。
新宿ダンジョンの2階層に飛んで、自動マップ作成起動なんだぞ!
おー、マップってこんな風なんだぞ?
新宿ダンジョン、広いんだぞ。
「宝箱って何色にみえるんだぞ?」
「金色だよ」
金色…金色…?
「ないんだぞ?」
「ないよ」
「「なーい」」
「ないねー?」
「理人さんと理音さんは、戦闘の後に表示されたって言ってたよな?」
秋はよく覚えてるんだぞ。
俺は言われて、そんなこと言ってたかも?くらいなんだぞ?
「とりあえずウルフ来たから戦っとく?」
「おう、俺が殴るんだぞ」
このガントレットはすごいんだぞ!
アダマンタイトとオリハルコンの合金なんだぞ。
アダマンタイトは防御破壊してくれるんだぞ。
合金でも防御破壊は残ってるんだぞ。
防御破壊した上で、一撃必中ダメージ倍増のギフトが発動するんだぞ。
蘭と洋太は、吸血コウモリで魔法の練習してるんだぞ。
魔法打った時は矢なのに、吸血コウモリのところで網に変化して捕まえるんだぞ?
どうやってんだ?
今度教えてもらうんだぞ!
理織が輝理と煌理にウルフ6体を割り当てたところだったぞ。
「嵐、シュウ、シャドーウルフ2体。魔導具ドロップしないか確認」
「「わかった」」
俺はシャドーウルフ1体を殴り飛ばして爆散させた。
魔導具のドロップは出てないんだぞ。
秋も剣から魔法飛ばして一撃だったんだぞ。
「魔導具のドロップはあったか?嵐」
「なかったんだぞ」
「俺もなかった」
輝理と煌理もウルフ爆散させ終わっている。
マップはどうなんだぞ?
「あっ!マップに金色出てきたんだぞ!」
これが宝箱?
「俺にも出た」
「「僕も出たよー」」
「「みつけたー」」
「りおもあったよ。あとは同じ場所の宝箱か別の宝箱か確認しないとね?」
そうだったんだぞ。
「せーので、宝箱の出てる方向を指差ししてみないか?」
秋の提案にみんな頷いたんだぞ。
面白そうなんだぞ!
「「「「「「「せーの」」」」」」」
あー、みんな同じ方向指さしてるんだぞ!?
宝箱ひとつなんだぞ?
「個人の宝箱じゃないかもだけど、行ってみようよ」
洋太の提案に、みんなで移動を始めたんだぞ。
結局、全員同じ部屋まで辿り着いちゃったんだぞ。
たまたま最初が同じ方向なだけで、
途中でバラバラになるのかと思ってたんだぞ。
最後まで一緒だったんだぞ。
みんなちょっとがっかりしてるんだぞ。
「誰が宝箱あける?」
「俺、開けたいんだぞ」
立候補してみる。
みんなが頷いてくれたんだぞ。
俺は目の前にある宝箱を開けるのに、歩き出したら、秋に止められた。
「嵐、どこに行くんだ?」
「宝箱開けるんだぞ?」
「「そっちじゃなーい」」
えっ?
「「こっちー」」
って双子の指してる場所も違うんだぞ?
「まさか、この部屋にみんなの宝箱がまとまってるってこと!?」
「なら、またせーので指さしてみようぜ」
「「「「「「「せーの」」」」」」」
うわーなんだぞ。
みんなバラバラなところ指さしてるんだぞ。
「マジかー」
「こんなことあるんだ?」
「新宿のダンジョンマスターは、絶対僕らを見て楽しんでると思う」
「「おもーう」」
「誰の宝箱から開ける?」
「俺、開けたいんだぞ」
1番がいいんだぞ。
「なら、嵐の宝箱から行こう」
「「どこー?」」
みんなには、見えないってほんとみたいなんだぞ。
俺が宝箱を開けて中身を取り出したら、
「「みえたー」」
「ホントだ」
「宝箱は?」
「消えたんだぞ」
残る宝箱と消える宝箱があるって言ってたんだぞ。
俺のは消えたんだぞ。
「理織、これ鑑定お願いなんだぞ」
理織に取り出した小さい1センチくらいの四角い板みたいなものを見せると、
「…風撃の魔導具。ミスリルのガントレットに装備して使うと風の塊を飛ばせる、ってなってる。どうやって装備するのかはわからないけど」
「詳しくは笑理さんかな?」
「嵐、後でその魔導具解析させて?風以外も出来るかも?」
「それはすごいんだぞ。お願いなんだぞ」
雷とか氷とか炎とかも飛ばせたらカッコイイんだぞ!
「次は誰が開ける?」
「はーい、かがりのたからばこ、あけたーい」
「はーい、かがりのつぎは、きらりがあけたーい」
洋太も蘭も頷いてるんだぞ。
輝理の宝箱開けるんだぞ。
どこなんだぞ?
そこなんだぞ?何もないんだぞ?
輝理が触ったら見えたんだぞ。
面白いんだぞ!
宝箱から取り出したのは、細い棒なんだぞ?
「りおりー、これなにー?」
「…アイスロッド。これで氷属性の攻撃をすると威力が倍増する、らしい」
「おー!こおりのまほーとくい!!」
輝理は喜んでるぞ。
「つぎは、きらりあけるねー」
煌理が宝箱雅羅取り出したのは、輝理と同じ細い棒だったんだぞ。
「りおりー、これなにー?」
「…サンダーロッド。輝理の雷版だね。雷属性の攻撃をすると威力が倍増する、みたいだよ」
「おー!かみなりのまほーとくい!!」
「「おそろいだー」」
相変わらず双子は息ピッタリなんだぞ!
「次は?」
「僕でもいいかな?」
蘭が手をあげる。
誰もダメとは言わないんだぞ。
蘭が宝箱開けて変な顔してるんだぞ。
「理織ちゃん、これってタッパー?」
「蘭、これ蘭にはいいものだよ。時間短縮の魔導具。空間拡張されてる魔導具で、中に入れるとパン生地の発酵とかパイ生地を寝かせる時間の数時間が数分に短縮されるっぽい」
「えっ!?ホントに?それは僕のための魔導具だね」
よくわかんない魔導具だけど、蘭が喜んでるからいいんだぞ。
「じゃあ次は僕開けてもいい?」
次は洋太なんだぞ。
「これ、槍だよね?小さい?」
「洋太、それ異世界のかも。ドワーフの槍だって。毎日お酒を槍にかけると持ち主の希望で成長していくって」
「さすがドワーフの槍だな。槍なのに酒が必要なのか」
秋がそう言いながら笑ってるんだぞ。
「なら大人の人に相談だね。さすがにお酒はねぇ」
「そうだね」
次は秋が宝箱を開けたんだぞ。
秋の宝箱は消えなかったんだぞ。
「これ、なんか見たことねぇ?」
「…属性の涙の宝箱、ってりりにいと同じヤツじゃないかな?」
「ミスリル剣にはめて使うやつか!
理音さんにミスリル剣作ってもらわないとだめだな」
秋が嬉しそうなんだぞ。
斬撃を飛ばすヤツだったはすなんだぞ。
俺だって、風撃飛ばせるようになるんだぞ。
最後は理織だな。
宝箱から紙を取り出した。
宝箱は消えたんだぞ。
なんの紙なんだぞ?
きっとすごいことが書いてあるんだぞ?
だって、理織がすごい驚いてるくらいなんだぞ。
「リオリ、なんの紙なんだ?」
なぜか理織は、ムキーって叫んで紙を俺たちに見せたんだぞ。
みんなで覗き込む。
「「「「「「スキップのしかた!?」」」」」」
ある意味すごいんだぞ。
理織スキップ出来ないんだぞ。
これで出来るようになるんだぞ!?
…でも、しょぼいんだぞ。
俺たちは、2階層の転移装置に登録して帰ってきたんだぞ。
スキップの話題はダメなんだぞ。
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トーヤのテンションがあがります(笑)
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