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他にも必要なの!?

「ラビットフット持った?」


「「「「「「もったー」」」」」」


ならよし!


(にのまえ)ダンジョン行ってみよう!」

「「そーしよー」」


今日は、年末ギリギリだけどダンジョンに行くことにした。

明日は、双子は歌番組で行けないって言うからさ。

生放送なんだって。


昨日も別の歌番組の収録に行ってたみたいだしね。


忙しいみたいだけど、ダンジョンは行きたいって騒ぐからさ。

なら、今日行こうってことになった。


他のみんなは冬休みだから、大丈夫だもん。



しかし、双子は人気だよ?


CM以外の曲も出してるしね。

CMもキャンディポップ以外にも出てるよ。

大手のスポーツ店のCMにも季節ごとに出てる。


ドラマ出演の話もあったみたいだけど、

それはイヤって断ったらしい。


カンナギエージェントは、

やりたくないことはやらないのがモットーらしい。

いや違う?

やりたいことをやるのがモットー?

とにかくそんな感じらしいよ。



一ダンジョンに転移して、3階層に飛んだ。

マップ広げてるよ。

さっそく近くにいるわね。


「右からストーン3体くるよ」

「俺が殴るんだぞ!」


とりあえず(あらし)はいつも最初に行きたいらしい。


「嵐、爆散させない力加減で!」

「マジで?わかったんだぞ」


いつも力任せにしか殴りつけないんだから、力加減覚えなさいよ。


「左からロック2体、双子ニードルで」

「「わかったー」」


「正面からロック2体、ストーン2体。

(らん)洋太(ようた)は、練習中のロックアロー身体強化ありで」

「「えー?だからまだ練習中なのー」」


あら、揃ったわね。


「大丈夫、いける!」


魔力感知してた分には大丈夫よ。


「シュウは全体フォロー」

「おうよ」

「嵐っ!爆散させるな!!!」

「むずいーーーー」

「双子ーー!へんかんいらないでしょーーー!?」


どうすんのよ、そのどデカいニードル!?


「「すっきりしたー」」


魔法ぶっ放したかっただけなの?

ちょっとー?


「「できたー」」


蘭と洋太が2体ずつ、ロックアローで倒せたみたい。

ほらね?大丈夫って言ったでしょ?


「レベル上がった!」

「僕も上がったよ!」

「かがりもー」

「きらりもー」

「「あがったーー」」

「俺も上がったんだぞ!」

「さすが経験値900倍ね」

「次は俺も戦う」


今、シュウだけ戦ってないものね。

レベル上げたいわよね。

マップを確認する。


『アレド?今までここって、ロックゴーレムとストーンゴーレムしかいなかったわよね?』

『そうですね、もしかしてまた違うのが?』

『うん、なんかいるね』


これもラビットフットのおかげなの?


「シュウ、正面からジェムゴーレムってのが来るよ」

「ジェム?ってなんだ?」

「わかんない。…アレドが宝石って言ってる」


宝石のゴーレム!?


「なんだ?あのゴーレム」

「「きらきらー」」


パーツごとに違う宝石っぽい?


右腕はサファイアっぽいし、左腕はルビーっぽい。


右足はエメラルド?左足はアメシスト?


胴体はなんだろう?ダイヤ?クリスタルかな?


頭はトパーズ?


あんまり傷つけたくないわね。


「シュウ、魔核一撃で壊してゴーレム消える前にインベントリに収納して!」

「ムチャブリかよ!」


そう言いながら、身体強化かけながら、アローの準備をしてる。

どの属性で行くの?


ウォーターアローなの?

うわ、しかもアロー細いわね。

ウォータージェットって水で金属とか切る機械のマネ?


なるほど?


あっ、完璧!

魔核一撃で収納完了ね。


「「りおりーまたたからばこおちてるー」」

「えっ!?」

「今、俺ゴーレム収納したよな?」

「したよね?」

「なんで宝箱出るんだ?」

「「ラビットフットー?」」


あー、なるほど?


理織(りおり)、ワナがあるか鑑定してくれ、なんだぞ?」


嵐はまた開ける気満々なの?

鑑定には、罠はないと出てる。


「ないみたいよ?」

「嵐はこの間開けたでしょ?蘭と洋太とシュウで開けといでよ」

「理織ちゃんは?」

「りおはいーよ」


リオールの時に散々開けてるし。


「リオリ、いーのか?」

「いいよ、ほら早く早く。嵐に開けられちゃうわよ」


3人は宝箱に手をかけ、せーので開けた。


「鍵?」

「なんの鍵だろうね?」

「理織ちゃん、わかる?」


鍵って、まさかね?


『アレド、隠しダンジョンとかの鍵じゃないわよね?』

『可能性はありますよね?』



鑑定 宝物庫の鍵

一ダンジョンの10階層のどこかにある鍵穴に挿すと宝物庫の扉が開く。



「はっ?」

「「りおりーなんのかぎー?」」

「お宝の部屋かー?」

「嵐、正解!」


「「「「「「えっ!?」」」」」」


「このダンジョンの10階層にある鍵穴にさしたら、

宝物庫の扉が開くって鑑定には出てる」

「これはもしや、また報告案件じゃねぇの?」

「だよね」

「「またたからばこでたーって?」」


そうね…。


「帰って報告する?って、シュウはレベル上がった?」

「上がった。けどもう少し戦いたい」

「俺もー」

「「僕も」」

「かがりもー」

「きらりもー」


あー、そうなのね?


「なら、その宝箱はインベントリにしまってゴーレム倒そうか」

「自由に戦ってもいーか?」


みんなで私を見ないでくれる?


「どーぞ?怪我しないようにね!」


「「「「「「わかったー」」」」」」


その後2時間くらいみんなは、ゴーレムを爆散させていた。

みんな威力強すぎるよ?

来年は4階層に行った方が良さそうだわ。

大人と相談しよう。


「ドロップ拾いなさいよー」


「「「「「「わかったー」」」」」」


ホントかしら?

あっ、原石見つけた。


タンザナイト?

あっ、こっちは、アイオライトだわ。

ペリドットもある。

あそこにあるのは、ピンクトルマリンよね?

パライバトルマリンないかしら?

あの色可愛いわよね。


あれ?採掘でもレベル上がるの?

今まで上がったことなかったのに?

さすが経験値900倍ね。

簡単にレベル上がるわ。


みんな、レベル100超えちゃうんじゃないの?

ものすごい数のゴーレム倒してるっぽいけど。

大丈夫なの?


「レベル100突破ーーー」


あっ、言ってる側から!

シュウが1番乗り?

えっ?嵐もなの?他の4人は?


「僕は85になったよー」


蘭すごいじゃない!


「僕は83まで上がったよ」


洋太も一気に上がったわね。


「かがりはー89!」

「きらりもー89!」


相変わらず双子は一緒にレベルも上がるわね。

あと2回くらいダンジョンもぐったらレベル100超えそうね。


「シュウと嵐は、上限解除された!?」

「どうやったらわかる?」


んっ?上限が解除されましたって聞こえてきたわよね?

あれ?


「ステータス見て?スキルのMAX消えてない?」

「消えてないけど?」

「俺もMAXあるぞ?」


えっ?どういうこと?


「ステータスのスクショ見せてくれる?」


レベル10(MAX)のままね…。


『アレド、どう思う?』

『ちょっと謎ですね』


鑑定してみようかしら?



鑑定

上限解除には、職業レベル100。

スキルがレベル10(MAX)のものが100以上必要。



『アレド、上限解除には職業レベル100以外にも条件があったわ』

『リオール様、スキルがアホみたいにあるので気づきませんでしたね』

『…そうね』


「鑑定してみたら、職業レベル100以外にも条件があったみたい」

「どんな?」

「スキルがレベル10(MAX)のものが100以上必要って出てる」

「「はっ!?」」

「スキル100個以上?」

「何個あるのか知らねぇんだけど?」


だよねぇ。

私も把握してないし…

ステータスさんに願ったら、

個数出してくれたりするんじゃない?


全個数とMAXの個数を…なんちゃって。


って、表示してくれてるし…


『アレド、私のスキルの数おかしくないかしら?』

『変態の域ですね、なんですか10,101って』


おかしいわよね?

どんなスキル持ってるのかも不明だわ。


「ステータスにスキルの全個数とMAXの個数表示してってお願いしたら出たわ…やってみて?」

「マジで!?」


「「「「「「出た!」」」」」」


ちゃんと表示されたみたいね。


「とりあえずシュウと嵐は、

足りない分のスキル取得してみようか?

何個足りないの?」


「俺は今、MAXが72個だぞ、MAXになってないのが5個だぞ」

「なら嵐はとりあえず5個はMAXにしちゃって?シュウは?」

「俺は、全部MAXになってて、数は81だな」


2人ともあと20個ちょっとくらいは、スキルが必要なのか。


「スキルツリーで取れそうなものある?」

「いや、俺リストに出てきたやつ全部取り終わってるんだよな」


そうなの!?

私ってまだまだ取れるスキルあるわよね?

どうなってるのかしら?


「嵐は?」

「俺はスキルポイントが高過ぎて取りたくない」


なんですと?

あとは向いてないスキルってこと?

なら、スキルオーブ作って渡した方が早いわね。


この際だから全員に渡そう。

スキルオーブで取得した後は、

レベル上げるのはスキルポイント格段に減るしね。


集中力上昇とか、

完全記憶とか、

並列思考とか、

多言語マスターとか、

勉強にも必要そうなもの15個と、

気配察知や感知、罠感知や解除なんかを15個。


ちょっと多めに作って渡したわよ。

みんなそれぞれオーブを取り込んでMAXまで上げてる?

シュウは魔力お化けで、

スキルポイントもお化けになってるから、

全部MAXに出来るはず。


嵐と蘭と洋太は足りないかも?

双子は大丈夫でしょう。


「あっ、上限解除された」


シュウは解除されたみたい。


「あーーーー!…スキルポイント足りない」


がっかりしてるのは嵐だ。

やっぱり足りなかったか。


「あと2日とか3日貯めたら足りるんでしょ?すぐよ、すぐ」

「そうだけど…」

「他のみんなは、スキルの数は100個になった?」


「僕はあと3個。

理織ちゃん、器用とかセンスとかひらめきみたいなスキルってないのかな?

お菓子作りに役に立ちそうなやつ」


「うーん?器用はある。ひらめき?直感かな?センスは五感かな?」


オーブを渡してあげる。


「いーの?ありがとう」

「洋太は?」


「僕はあと2個。

腕の力強くするスキルってある?

ランス投げる時に役立ちそうなやつ」


「えーと?怪力とか?剛腕とかかな?どう?」

「お願い」


オーブを渡す。


輝理(かがり)煌理(きらり)は?」

「かがりはーあと5個」

「きらりもーあと5個」

「欲しいスキルあるの?」


「「千里眼、視力アップ、暗視、動体視力、サーモグラフィー」」


「??目に心配事でもあるの?」

「「歌番組で後ろの方見えないからー」」

「そうなの?」


ダンジョンで使うんじゃないのね。

まぁ、いーけど。


『アレド、サーモグラフィーって、あれよね?熱感知みたいなやつよね?』

『そうですね、サーモグラフィーってスキルを持ってますよ?リオール様』

『えっ?いつから持ってるのかしら?取った記憶がないんだけど?』

『いつものことじゃないですか。気にしちゃダメです』

『…そうね』


オーブを渡したわよ。

これで、MAXまであげて、職業レベル100になったら上限解除されるはず。


うん、みんながんばれ!

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― 新着の感想 ―
スキル整理あると見やすそう ソート機能的な 戦闘系、回復系、パッシブ系等 後は上限解放された後に統合で武芸百般など同じものを合わせていけばスッキリしそう
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