2人目みつけた!?〜理理
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魔導具のアレコレ、魔法陣のアレコレでリオとお父さんが盛り上がってるのを横目にしながら、結論待ちかな。
「リノ、栞の幼馴染って男か?」
「だよ」
あれ?栞って呼び捨てにしてたっけ?理人兄さん。
「ならそいつも魔力増やしたら少しはマシになるんじゃないのか?」
あーそれは一理あるのかな?
「なるほど?」
「あとは、レベルあげたらギフトも調整きくようになったりするんじゃないか?俺のポーションレシピも更新されるし?」
「確かに!そうかも」
「で、そいつの職業なんだって?」
あれ?でも職業なにか聞いてない気がするな。
「…聞いてないかも?」
「はっ!?ギフトだけ聞いたのか?」
「たぶん」
「戦闘職かどうかもわかんないのか、なら探索者登録してるかもわかんないよな?」
「だね」
だって光ってるとか言われた衝撃がすごくて。
他のことまで気が回らなかったよ。
「リノ、明日帰りに栞ちゃんの幼馴染連れてきてくれないか?」
理人兄さんと話してたら、お父さんにそう声をかけられた。
「なんで?」
「魔導具できたからだろ?試してもらいたいから」
「はっ!?もう出来たの?」
「できたよー」
ドヤ顔のリオがお父さんと、ねーってやってる。
ティルとやってるのはみたことあるけど、お父さんともやるんだ?それ。
「わかった、栞に連絡しておいてもらう」
翌日、栞と青柳くんを連れて帰宅した。
後ろの方で、青柳くんが、まぶしいと呟いてるのが聞こえた。
みんな光ってるんだ?
「とりあえず、話に聞いた限りじゃ今全員光っててまぶしいだろうから、このメガネに交換してみてくれるかな?」
お父さんは、昨日作ったメガネの魔導具を青柳くんに手渡す。
青柳くんは、瓶底メガネからオシャレメガネに交換して、声を上げた。
「うわっ!?」
みんなも覗き込んでたから驚いたかな?
「どうかな?見えるかな?」
お父さんが確認すると、
「はい、みなさんのお顔が見えます。光りのかたまりじゃないです」
おーすごい。
って言うか、青柳くんの顔も初めてちゃんと見た気がする。
これは、男前って言うかキレイね。
美人さん?
瓶底メガネからは想像できなかったわ。
うっかりじっくり顔見てたら、青柳くんが固まった。
「もしかして僕の顔見えてますか?」
「見えてるよ?どうかした?」
「あの、せっかく作っていただいたのですが、使えません」
青柳くんは俯いてしまった。
お父さんは聞き捨てならんって感じで、
「何か問題があったかな?」
「いえ、あの僕顔を見せたくないんです。前にそのストーカー被害にあってて、この顔につられて寄ってくる女の人が怖いんです」
あー顔がきれいだとそういうのもあるよね。
ちょっと違うけど、わかるよ。
とてもわかるよ。
リノはもっと変な危ない犯罪者集団だったけどねぇ。
「なら、認識阻害付与したら?かりんちゃんの指輪みたいに」
リオがいいこと言ったね?
「あーそうだね。それなら君だと認識しにくくなるね。それでどうかな?」
「ありがとうございます」
青柳くんは深々と頭を下げた。
「さて、ひと段落ついたところで、自己紹介とかしとこうかな?僕は神凪理、理理の父親です」
「僕は青柳悠介といいます。今日はありがとうございます。メガネの代金はどうしたら良いでしょうか?」
ちょっとお父さん?
視線逸らすのやめてもらっていい?
「理さん?あっ、私は理理の母親です。よろしくね。たぶんメガネの代金のことなんてまったく考えてなかったみたいだから、どうしましょうね?」
えぇー?また?
「ちょっと親に考える時間やってくれ。俺は理理の兄の理人だ。えーと悠介だっけ?変わったギフトだけど、職業も変わってたりするのか?」
なんて聞き方するかな?
「あー、はい。変わってるかもしれないです。魔法薬師と言う職業です」
「「魔法薬師!?」」
「えーと、病気やケガだとポーションで治ったりするじゃないですか。
けど、魔力過多症とか魔力減衰症、
魔力耐性の弱い人?低い人?とかは
ポーションでは効かないみたいなんです。
ポーションの効果?魔力?が強すぎたりするみたいで、逆に具合がわるくなったりするみたいで、
そういう人のためにその人に合った薬を作るのが、魔法薬師みたいなんです」
あれ?もしかして青柳くんもリノの病院に必要な人材なのでは?
「リノと栞の作る病院にうってつけじゃないのか?」
「リノも今そう思ってた」
「私も!」
栞も賛成?なら誘うよね?
「将来、一緒に病院やらない?」
「えーと?」
青柳くんは、何が何だかわからないって首を傾げてる。
そりゃそうだ。
「リノは医師免許をとって、開業医になるつもりなのね。
で、その病院の経営を任せるのが栞なの。
その病院に青柳くんも魔法薬師として参加しない?
リノは治癒術師なのね。
それと医師の知識をいかした魔法治療に特化した病院にしたいんだ。
ポーションは理人兄さんが作ってるから潤沢にあるし、呪いの解呪とかも出来る。
そこに青柳くんの薬が加わったら、
結構良い病院の基礎ができると思うんだけど」
すごい勢いで話しちゃったけど、ついてこれてる?
「僕でいいんですか?」
「青柳くんがいいんだよ!ねっ?栞もそう思うよね?」
「うん、悠介くんがいいと思う」
「ありがとう、一緒にやらせてください。ずっとどうやってこの職業を生かせばいいのかわからなかったんです」
これで2人目ゲットね!
こんな立て続けにみつかるなんて。
「そういうことなら、早速だが悠介は魔力を上げることと、職業レベルを上げる必要があるな」
「それはどうしてでしょうか?」
「職業レベルあがると、ギフトも更新されたりするから調整効くようになるかもしれないしな。
魔力は増やして魔力制御とか操作のレベル上げれば他人の魔力の見え方変えられるんじゃないかと思うぞ。
そんなわけで、父さん母さん、栞と悠介に魔力の実食べさせるけどいいよな?もちろん無料で」
「理人なんか言ったかな?」
「栞と悠介は、リノの病院の相棒になることがきまったから、魔力の実ただで渡していいよな?って」
「あら、青柳くんもリノの病院に参加してくれるの?もちろんお金なんかいらないわよ」
やった!
「栞、まだ1週間くらいだから買ってないよね?」
「買ってないけど、ホントにいいの?」
「いいって言ってるから大丈夫!」
「あの、話がみえないんですが」
って青柳くん、もっとフレンドリーな感じで話して?もう仲間なんだから。
「じゃあ、リノも悠介くんって呼ぶ。リノのことは、リノでも理理でもいいから。神凪だとここみんな神凪だからね?ついでに栞も名前呼びにしよう?」
「えっ?あの、じゃありのりさんとしおりさん?」
「えー?さんとかヤダなー。ちゃんか呼び捨てで」
「うーーー、リノリとシオリで。なら僕のことも呼び捨てで」
「りょうかいだよ、悠介」
「わかったよ、悠介」
リノと栞は、あっさり呼び捨て受け入れて見せたよ。
「で、魔力の話だけど」
神凪のみんなは魔力の実をたべて、100億くらい魔力があること。
栞が、そこまで増やしたいと言ってくれてること。
悠介も魔力増やすといいと思うこと。
魔力量が多いと、人より長生きになるらしいこと。
どのくらいかは、確定じゃないから言わないけどね。
悠介も魔力の実を食べる方向で、決まった。
そうしたら、お父さんが
「なら、身内みたいなものだから、メガネの代金は必要ないな」
と、勝手に納得してプレゼントと言う形になった。
考えるの面倒で、うやむやにしちゃったよ、お父さんってば。
お母さん、すごい呆れた顔してるよ?お父さん見えてる?
まっでも、とりあえずいい感じに収まった気がするからいいかな。
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トーヤのテンションがあがります(笑)




