お粗末すぎるだろ〜理結
累計PV60000PV突破です。
ありがとうございますm(_ _)m
嬉しいです(^o^)
「東雲、東風にうちにケンカ売ってるバカサイトの調査依頼しといてくれ」
「承知しました」
親父が怒るのも無理はない。
俺もかなり腹立たしい。
事の発端は、ショップへアイテムバッグに全然ものが入らないと言う苦情だった。
絶対にありえないのだ。
販売時には購入者全員に魔導具が正常であることを確認してもらっている。
だから断言できる。
絶対にありえない。
「どちらでお買い求めになられましたか?」
「ここのネットショップで買ったのよ!たくさん入るちゃんとしたバッグと交換しなさいよ!」
あーもうすでに、うちの商品じゃないことが確定した。
「申し訳ございませんが、当店にはネットショップはございません。別のお店とお間違えではないでしょうか?」
高額商品の魔導具をネットでなんか売るはずがない。
「そんなわけないじゃない!バッグにカンナギってブランド名入ってるじゃないっ!連絡したらこの店で交換しますって言われたのよ」
なんだと!?
うちの名前騙ってやがるのかっっ。
「申し訳ございませんが、当ショップの商品にブランド名の表示はございません」
「そんなバカな」
それはこっちのセリフだっつうの。
「お求めになられたサイトのURLおわかりになりますでしょうか?」
呆然としながらも、購入したサイトを教えてくれた。
これ以上俺にはこの人に対して何もしてやれることはない。
おばさん崩れ落ちそうだな。
「あぁ、40万もだして買ったのに…」
ますますうちの商品じゃないな。
「やはりうちの商品ではないようですね、うちのアイテムバッグは容量の1番小さいもので200万円致しますので」
おばさんは、目を見開いてガックリ俯いて頭を一つ下げて帰っていった。
このおはざんを皮切りに同様の問い合わせが何件も続いた。
神凪の名を語ったアイテムバッグなどの詐欺が発生していること。
神凪では、ネットショップで魔導具の販売はしていないこと。
それらを、各方面から注意を促すアナウンスを流した。
しかし、あまり成果は出ていないようだった。
アイテムバッグやマジックバッグを販売し始めてからすでに5年ほど経っている。
レシピは公開で登録したらしいので、国でも制作すると思っていたのだが、それでも神凪以外からまともなアイテムバッグなどは販売されていない。
やはり制作の難易度が高いらしい。
理さん、やっぱすげぇんだな。
未だに、マジックバッグは独占状態だからな。
時間停止というのは、さらに難易度が高いらしい。
そして今回の詐欺だ。
アイテムバッグと称して、魔法陣も付与魔法も施されていないただのバッグが売られているのだ。
バカにするのも大概にしやがれっ!
魔導具ですらねぇーじゃねぇかよっ!
しかも魔導具をメインにしている神凪の名を語ってだ。
しかも交換はうちのショップでと指定してきやがる。
親父だってブチ切れるのは当たり前だ。
俺だってどう潰してやろうか考えもするだろ?
それからうちの天才ホワイトハッカーの腕前舐めんじゃねぇぞ?
俺がそう思ってたように、
東風本人は引きこもりなめんじゃないわよ!
と叫んでいたと、しの兄が教えてくれた。
引きこもりの自覚はちゃんとあるんだな。
頼むぞ、天才!
お読みいただきありがとうございます!
もしよければ評価もおねがいしますm(_ _)m
トーヤのテンションがあがります(笑)




