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大賢者リオールは楽しみたい!  作者: トーヤ


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秘密4

何から話せばいいのよ?


『ここまできたら、事実をありのままに』

『わかったわよぉ』


もうなるようになれよ!



「えーっと?この間ティールブルーのダンジョンサブマスターになっちゃったけど、実は別の空間のダンジョンマスターでもあるのです」

「「「「「「はぁ!?」」」」」」


うーすごい、はぁ!?をもらってしまった。


「別の空間ってなんだ?」


シュウに突っ込まれた。


「えーと、リオール時代に亜空間を作っていて、その中に絶滅危惧種的な魔物?を保護してたのね」

「魔物?」

「あっ、みんな契約してる子達よ?」


可愛いわよ?


「それで?種類?種族?はあとで確認するけど、続きは?」


うん、色々いるけど、とりあえず説明よね。


「転生しても、亜空間は保持されたままだったのね、魔力足りなくてしばらくは開けなかったんだけど、開けるようになってから中の子達が亜空間のことをリオランドとよんでいたので、まぁいいかと思って了承したら、リオランドが確定しました。ダンジョンリオランドに組み替えしますってアナウンスみたいの流れて、ダンジョンマスターになってた」

「それって、ティールブルーと同じだよな?」

「そうなのよ、名前つけたらダメかもって思った時には、シュウがわかったって言った後だったのよ、ごめんね」


シュウにコテンと首を傾げて謝る。


「それで、リオランド?には僕たちも行けるのかな?」


(さとる)が珍しく興味津々?


「行けると思うけど、驚かないでね?」

「驚くのが前提なのか?リオ?」


あーうんーそうねー。


「驚くと思う」

「なんかすごいのいるんでしょ?」


理哉(りなり)がワクワク顔をしてる。


「リオと契約してる子なら、安全なんでしょ?」


理理(りのり)は大丈夫よね?ってニコニコしてる。


「俺も行ってみたい」


理人(りひと)も行く気マンマンね。


「そうねーママも行ってみたいかな?」


あー連理(れんり)もですか…


「わかったけど、文句言わないでね?」



「シルク爺いる?」

「おーリオールか、ってずいぶん団体様じゃの?」

「りおの家族だよ」

「なんじゃ、とうとう家族にバラしたのか?」

「バラしたって言うか、バレた?」


シルク爺は、ニヤリと笑って、


「リオールと契約しておるエンシェントドラゴンのシルクアルディス、じゃ」

「ドラゴンさんだ!?」


理哉よ…普段と変わらないのはすごいわね。


「はじめまして、理織の父です」


理が挨拶している。


「理織の母です」


あれ?順番に挨拶するんだ?

まぁいいけど。


「よかったの、リオール。今度は良い家族に恵まれたな」

「うん」

「しかも、その年で結婚相手も決まっておるのか?リオールの時には考えられんな」


ぐわっはっはっはって大笑いしないでくれるかな?


「こんな感じで、ドラゴンやらフェンリルやら色々住んでるんだけど…あっ果樹の樹の実の加工する方は、ここの実なの。ここの実をティールブルーで育てたら、そのまま食べる実に変化したの」

「理織?あとは隠し事ないかしら?」

「ないと思うけど…アレドなんかある?」

「あとは、ダンジョンマスターなので寿命がない不死の可能性があることくらいですかね?」

「「「えっ!?」」」

「リオ、死なないの?」

「わかんない、可能性?」


可能性よね?


「そもそもリオールって300年以上生きてたんだよな?」

「ですね」


アレドが普通に答えてるし。


「リオールの魔力いくつだった?」

「…10億と少しだったか…な?」

「それで300年とか俺らどんだけ生きんのよ?」


さぁ?だからティルに注意促してもらったのに…


「どれだけでもいいじゃない?リオが死なないなら、リナたちはうんと長生きしたらいっぱい一緒にいられるもん」


理哉って、こういうところすごいわよね。


「でも、好きな人とか先にいなくなっちゃうんじゃないか?」


理人にそんなこと言われても、


「そしたら、リオの(しゅう)みたいに魔力の実食べてもらったらいいじゃん?」


そんなノリでいいの?


「あっ、秋もダンジョンマスターだから不死か?」


理人がもう一つの可能性に気づいちゃったわね。


「あっ、そうなのかな?」


えー!?シュウもあんまり気にしてないの!?

どうしてよ?


「リオールよ、いや理織(りおり)よ。楽しい家族だの?」

「でしょ?自慢の家族よ?」


ちょっと泣きそうになっちゃったな。

嬉しくて。


「そうか、次回来る時は他のものらも呼ぶでの。またみんなでくるのだぞ?」

「わかったわ、シルク爺。ありがと」

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