6歳になりました
えっ?行く小学校を選ぶの?なんで?
えっ?来年の話だよね?はやくない?
まだ幼稚園児だよ?
年長さんになったばかりよ?
えっ?私立なら受験する?なんで?
「しりつ?いかなかったら、どこいく?」
「近くの公立の小学生よ」
近くでよくない?
わざわざ遠くの学校に行く必要あるの?
「りひにいとりのねえとりなねえはどこ行った?」
「あの子達は、私立に行ったわよ?」
えーそうなの?私立に行くべきなの?
「なにちがう?」
「私立には、魔法の授業があるの」
えっ?魔法の授業って、魔力操作とかから始まるんじゃないの?攻撃魔法とかではないわよね?
「まほーそうさとか?」
「そうね、基本的なことを教えてくれるわ」
連理もちょっと困った顔してるのなんでよ?
「それできるよ?」
連理はため息をついて、
「そうよねぇー、今さらそんなの習っても退屈よね?」
そんな気しかしないけど。
「はいです」
「でもそれなら、魔法は誰に教えてもらおうかしら?」
「ママは?」
連理でいいんじゃないの?
「ママはダメよ、付与しか出来ないもの」
そうなのか。
なら理だって、魔法陣とか魔導具とかだけよね?魔導具作るの好きな人だしね。
「かんなぎにせんせーいない?」
うーん、って連理が唸ってしまった。
いないの!?
そういえば、神凪って後方支援の人多かったわね。
付与とか鍛治とか装備作ったりとか、ポーション作ったりとか…
「あっ、理さんのお義母さん!」
んっ?神木の雅羅?
「ばぁば?」
「そうよ、理さんも子供の頃はお義母さんに教えてもらってたって言ってたもの」
それなら、近くの学校でよくない?
受験とか面倒だし。すっごく面倒だし。
魔導具作ったり魔法作ったりしてる方がいい。
8歳になったらダンジョン行きたいし!
ってか、ダンジョン行くし!
「近くの学校いく」
時間勿体ないよね?遠くの学校に行くとか。
「わかったわ、お義母さんに確認してみるわね」
「はいです」
雅羅が教えてくれるといいけれど…
輝理と煌理はどうするのかな?
あそこの親と兄姉は、新宿ダンジョン攻略組だからなぁ。
結構、ほったらかしになってない?
大丈夫かな?
「ママ、かがりときらりは?」
「あーどうだろう?そっちも確認しておくわね。灯理ねーさん何も考えてなさそうだわ」
だよねぇー私もそう思ったわ。
剣姫、脳筋ぽいものね。
ってか、大樹も虹樹も琉樹もみんな脳筋っぽいわよね?
光理だけが違うわよね。
輝理は脳筋になりそう。
煌理は今のところ大丈夫そうだけど。
どうなるかしらね?




