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深淵のルシオール  作者: 三木 カイタ
第一巻 黄金の髪の魔王
77/183

第一巻あとがき

 第一巻を読んで下さってありがとうございます。


 本作品は、長編異世界ファンタジー「エレス冒険譚」の外伝ではありますが、この作品単体でも楽しめる様になっているかと思います。

 本伝となる「エレス冒険譚」の超重要人物達が登場する作品なので、どちらも楽しんで貰えれば幸いです。


 さて、本作品の主人公蛍太郎君ですが、かれは普通の高校生。

 魔王と出会い、異世界に来てしまうが、所詮は普通の高校生。チート能力も無く、特別な知識も無く、現代知識があったとしても、それを生かす地位にも就いていません。

 言葉が通じるだけラッキーだが、そうそう無双なんかできませんって。

 今後も彼はただの高校生でチート能力を手に入れたりすることはないでしょう。


 本作品は、東日本大震災より前に一巻だけ執筆していましたが、震災をきっかけに趣味の小説執筆自体をやめる原因になった作品でした。

 私自身は、震災によって直接的な被害はありませんでしたが、この物語の舞台として、以前に行った岩手の被害、そして、お世話になった人々が亡くなった事、其れとあの震災そのもののショックが大きかったのです。

 「ルシオール」の第一巻。竜巻による災害でしたが、震災以前の本来の作品で描写された災害は、巨大な津波でした。

 フィクションのつもりが、現実となってしまった事がやるせなくて、恐ろしくて、小説を書く事が嫌になったのです。



 ですが、10年以上が経過した事で、再び小説の執筆を開始しました。今度はただ欠くだけでは無く、小説投稿サイトにて発表する形にする事にしました。

 それがエレス冒険譚でしたが、その前に、ルシオールの災害のシーンと向き合い、書き換える事で折り合いを付けました。

 舞台の時代も、執筆した時より数年後の設定だったのですが、それだと、震災とあまりにも近くなってしまうので、2003年と言う事にしました。

 ほとんど自分への言い訳のような感じです。


 

 このルシオールは全三巻で、すでに書き終えています。一巻、二巻は量が多いのですが、三巻は短いのでご了承下さい。


 そして、このルシオールには、どうも全作品の中で私が一番好きなキャラクターがでています。

 千鶴さんです。がんばれ、千鶴さん。負けるな千鶴さん。もっと小説キャラっぽい名前にしてあげたかった。ごめんなさい。


 第二巻は、エレス冒険譚の発表が進み、12巻の発表後に投稿開始します。

 それまでお待ち下さい。

 重ねて、第一巻を読んで下さった皆様、ありがとうございました。

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