ティータイムの2人【透琉と歌恋】
透琉と歌恋、第3弾です!
短編集とか言いつつ、第1弾の透琉と歌恋「幼少期の一時」を読んでから読むと楽しめることでしょう!多分!
なので、順番的には第1弾読んでから読んで貰えたらと思っています!
よろしくお願いいたします!!
バルコニーでティータイムをしている2人。それは透琉と歌恋の姿だ。
「よく飽きないよね。バカって言うべきなのかな」
透琉が、柚葉の傍にある黒咲悠の第2人格の魔力を感じながらそう口にする。
「? もう1人の悠くんのこと?」
「そうだね。諦めが悪い……つまりバカってことだよ」
歌恋の言葉に、肯定する透琉。歌恋がその言葉に微笑む。
「透琉がバカって気軽にいえるもう1人の悠くんは、スゴいな」
「……どこが」
「透琉は人よりも頭がいいから。だれかを気軽にバカなんていえないから」
歌恋は続ける。
「だから、気軽にバカっていえるもう1人の悠くんのこと、透琉はキライじゃないでしょ?」
「……まあね」
不服が見える肯定の言葉を透琉が口にすると、歌恋は話した。
「それに――もう1人の悠くんは、私と透琉にそこは似てるじゃない? ――私と透琉も、諦めが悪かったから、今ここにいるんだから」
透琉は口を挟まずに、歌恋の言葉を耳にする。
「〈光の民〉の世界の狭さ。生き方を受けいれられなかった。――それがあたり前だとしても、認められなかった私と透琉も、諦めが悪いでしょう?」
「……――そうだね」
透琉が肯定をした矢先、バルコニーから見える庭園の奥から黒咲悠の第2人格の叫び声が響いた。
歌恋がふふ、と笑顔になる。
「いつか実るといいね。もう1人の悠くん」
「相手を間違えた時点で負けてると思うけどね」
「まあまあ。柚葉さんも、仲間想いのいい人だよ?」
「肯定しにくいよね……」
素直にそう言う透琉の言葉に、透琉らしいと思った歌恋だった。
久しぶりの短編集の更新でした!
息抜きしつつ、シリーズの執筆したいところですね!
これからも、期間を空けながら更新していくと思いますので、ゆるゆるとよろしくお願いいたしますー!!




