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謳歌爛漫!〜恋と友情とバカヤローども〜  作者: 吉本優
1年生編

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神谷家の日常(佑の場合2)



――――


「ようやく昼休みだぁーっ!!」


 教室の中だが琢磨が大声で叫ぶ。

 先生はまだ教室にいるのでビックリしているみたいだ。


「拓真、うるさいよ。先生がびっくりしてるだろう」


「あ、悪い。ようやく昼メシが食べれると思って興奮しちまった」


 琢磨は先生に向けて手を合わせて謝罪した。

 先生は苦笑いしながら教室を出ていった。


「おー、ゆーくん食堂に行くよー!」


「今日は佑ちゃんと斐芽ちゃんは弁当なしなの?」


 たまに弁当を朝作ることもあるが、基本的に食堂で食べるのが基本だ。

 流石に毎日作るのは大変だからな。

 おかんの偉大さが分かってくるぜ。


「そだぞ。今日は唐揚げ定食でも食べようかな」


「じゃあ、俺らも食堂で食おうかな」


 爽ちゃん、久志、琢磨も一緒に食堂に来ることが多い。

 コイツらは弁当を持ってきているから着いてきてくれて申し訳ない。

 因みに桃歌はいつもの2人で食べている。





――――


「やっぱり食堂は人多いなぁ」


 当然昼休みになると食堂も人もたくさんいる。

 その中で空いている席を探していく。


「お、そこ空いてるな。俺らが席をとっておくから佑と斐芽ちゃんはご飯を持ってこいよ」


 琢磨たちに席を確保してもらい、斐芽と食券を買いに行く。


「斐芽は何食べようかなぁ〜」


 販売機の前で斐芽は何を食べるのか悩んでいた。

 因みにメニューの種類はかなりあり、メニューの中にはトムヤンクンとかがあったりする。

 たまに頼んでいる人がいるけど美味しいのか?


「まぁ、俺はこれでいいや」


 俺はとりあえず唐揚げ定食。

 やっぱ無難に美味いからな。


「じゃあ、斐芽はこれにしようかな〜」


 斐芽は肉うどんを食べるらしい。


 俺たちは食券を持って調理場のおばちゃんに渡す。

 ちょっと待つことになるけど、朝イチで弁当を作るよりは楽だな。





――――


「おう、遅かったな。俺もう食べ終わっちまったぞ」


 爽ちゃんたちが待つ席に戻ると、空腹の限界を迎えたのか琢磨が先に弁当を食べていた。


「おー、まーくんは食いしん坊さんだね〜」


「ふぅ、全く琢磨は佑とあやちーを待つこともできないのかい」


 久志は呆れたようにため息を吐く。

 因みに斐芽は琢磨の事はまーくんと呼ぶ。

 何故なら佐と呼び方が同じになってしまうかららしい。

 斐芽としては仲良くなりたい人はそう呼ぶらしい。


「そういえば佑ちゃんは今日バイトなの?」


「あー、今日バイト入っちまったんだよな〜」


 俺のバイトである喫茶店ルフランの接客業。

 特にシフトが決まっている訳ではなく、店長から『この日バイトに入れるか?』と連絡がきて俺の都合が合えばバイトとなる。


 まぁ、俺としては小遣い稼ぎになればいいかなという感じだ。


「そっかぁ、帰りに佑ちゃん誘ってゲーセンに行こうと思ったんだけどなぁ……」


「まぁ、次の機会のお楽しみという訳だ。むしろみんなと日程合わせてどっかに遊びに行こうぜ!」


 基本的に琢磨はバイトで忙しく、久志は塾などで忙しく、4人で下校中にどっかに寄り道する事は少ない。


「おっ、いいなそれ。俺もその日はバイト休むわ!」


「僕もその日は塾休もうかな……」


 いや、そこは塾が休みの日に遊びに行こうぜ……。


「おー、だったら斐芽もゆーくんたちと一緒に遊びに行きたーい!」


「いいけど、最近気になったのだが、斐芽は同性の友達はいるのか?」


 いつも斐芽は俺たちとつるむ事が多い。

 あんまり、女性陣と話す事が少ないのだ。


「勿論いるよー。でも、ゆーくんたちと話す方が楽かなぁ」


 斐芽は歯切れの悪い様子で答えた。

 まぁ、女の子関係も色々あるからな。

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