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謳歌爛漫!〜恋と友情とバカヤローども〜  作者: 吉本優
1年生編

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それは水着が見たいんや!



 とうとうやって来たプールに行く日。

 市営のプールに行くと思っていたが、地元から少し離れたレジャープールに行く事になっていた。


 電車移動の為駅前で集合、俺も真面目に集合時間丁度に来て、予定通りの電車に乗る事が出来た。


「まさか、佑が時間通りに来るとは思ってなかったわ」


 電車で移動中、桃歌が失礼な事を言い出した。


「失礼な、桃歌はともかく鳥牧さんに迷惑をかけてしまうから遅刻するわけないだろう!」


 因みに桃歌と2人で行く予定だったなら100%遅刻していたと思う。


「杏ちゃんがいなくてもちゃんと時間通りには来なさいよね!」


「……なんか、桃歌ちゃんと神谷くんって姉弟みたいだね」


 鳥牧さんは笑っているのだが、いちいち小言言われるのは面倒なんだぞ?


「そういえば、何で離れた方のレジャープールに行くんだ?」


 プールに行くなら近くに市営のプールがあるのに。


「ふっふっふ、今日はただ、プールで泳ぎに来た訳じゃないのよ!」


 と桃歌はスマホを取り出した。

 そこに写っていたのは……


 【ときめきメモリーズ!屋外特別ライブのお知らせ】


「ときめきメモリーズ?何だそれ?」


「ときめきメモリーズ!よ。ちゃんと!マークを付けないと!」


 そんな言葉に表せない事を言われてもだな……。


「今をときめく女子高生アイドルグループだよ。歌も見た目も完璧なアイドルたちが4人いるの」


 鳥牧さんから説明がある。

 アイドルねー。俺はあんま三次元のアイドルには興味ないからなぁ。

 そういえば桃歌はドルオタだったけ?女性アイドル専門の。


「そうそう、めっちゃ可愛いのよねー!杏ちゃんにも布教したら興味を持ってくれて、一緒に見に来てくれる事になったの」


「ははは、桃歌ちゃんに勧められたら私もハマっちゃった」


「ふーん、なるほどねー」


「まぁ、アンタはあんまり興味がないのは分かってたわよ。でも、こういうとこ行くとナンパされて鬱陶しのよね……」


「モテ自慢か?」


「違うわよ!とにかく男避けの為に佑を呼んだんだから、ちゃんと仕事しなさいよね!」


 仕事って、給料出る訳じゃないし、むしろ入場料払わなきゃいけないからマイナスな気が……。


「まぁ、給料はでないけど、杏ちゃんの水着が見れるから良いでしょ!」


「ちょ、桃歌ちゃんっ!?」


 前言撤回。

 やっぱ、鳥牧さんの水着が見れるという事でお金よりも価値があるな!


「いやー、鳥牧さんの水着めっちゃ楽しみだなぁ!!」


「ふっふっふ、期待して待ってなさい!」


「桃歌ちゃん、ハードル上げないでよ!!」


 こんな話をしながら俺たちは目的地に向かった。

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