テスト終わりはレッツパーティ!
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テストの結果後の夜の事。
テスト結果をおかんに報告し、いつも通りカンニングを疑われた。
勉強はそこまでしないけど、一応授業はちゃんと受けているんだよ!
因みに佐はというと赤点ギリギリで危うく試合への出場停止になるところであった。
【みんなに提案だけど、今度の日曜日どっか遊びに行かない?】
オンラインでゲームしながらいつもの4人で通話している最中に久志が言い出した。
【賛成だ!!テストも終わったし遊びてぇー!!】
琢磨からは暑苦しい返事がある。
【いいね!最近4人で遊べてなかったし】
確かに最近遊んでなかったよな。
【でも、男4人だとむさ苦しくないか?】
【確かに!!!!】
俺がコメントしないうちに謎の盛り上がりを見せている。
ここは一言俺が言ってやろう。
【爽ちゃんが女装すれば良くね?】
【【いや、それはないな】】
全否定された。
【佑ちゃんが言うならしてあげてもいいけど……】
爽ちゃんは意外に乗り気であった。
【冗談だよ!でも女子を誘うって言っても誰を誘うんだよ】
【うーん、花木さんとかは?】
【あー、確かに1番来てくれそうだよな】
【桃歌かぁ、あいつ日曜日とかは女友達と遊んでる事多いしな】
【いいじゃん、誘ってくれよ!花は必要だよ。花木さんだけに】
久志、寒いぞ……
【たしかにももちゃんがいたら盛り上がるかもね!でも、ももちゃんだけだと肩身が狭くなるような】
【まぁ、桃歌には他に誰か連れてきてもらうか。俺、桃歌に連絡するから一旦落ちるな】
さて、桃歌に連絡するとしますかね。
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何のようだろう?夜に佑から電話がきた。
佑とは連絡先を交換しているが、頻繁に連絡する中ではない。
たが、連絡がきて良い事が少ない事が事実だ。
例えば『今期アニメの〇〇○は最高だったぜ!』と一方的に話し切られた事もある。
まぁ、一応出てはみるのだけど……
【こんな夜に何の用?】
【桃歌ー!今度の日曜日遊びに行くぞー!】
今回は普通の比較的内容であった。
【日曜日ねぇ、今のとこ用事がないから大丈夫だけど、何をして遊ぶのよ?】
【分からん!でも、久志と琢磨、爽ちゃんも一緒だぞ!】
爽太くんも一緒だって!!!!
【わ、わかった!今度の日曜日ね!】
【いやーん、爽ちゃんがくるから嬉しいのね。照れちゃって】
ムカつくようなオネェ口調な感じで佑は話した。
正直イラッときた。
【あ、そういえば、女の子は桃歌1人だから他の誰か誘えそうな人がいたら誘っといて!じゃあ、おやすみー!】
【あ、ちょっと……!】
こっちの話を聞かないまま電話を切った。
誰かを誘えと言われてもねぇ……、このメンツで来る人いるのかな?