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魂の声を聞け

『うぉーっ!!あのギター持っている子めっちゃ可愛いなぁ!!!!」


『てか、なんだあの格好は!!?』


 会場にどよめいていた。

 それもその筈で他の人たちは私服で演奏している人がほとんどであったが、何故か佑たちはメイドの格好をしていた。


 いやいや、まさかの事態に俺は動揺していた。


「あー!!佑くんのメイド姿可愛いね!!」


 桜子は呑気に佑のメイド姿の感想を述べていた。


「えーと、まずはメンバー紹介からしような。俺はギターのSOU、ベースはTAKU、キーボードはHISA、ドラムはYOUで5人合わせて【めっちゃモテ隊】!!」


 各々が紹介に合わせて楽器を鳴らしていた。

 ところで佑ってドラム叩く事が出来たんだな。


『えーっ!!ベースとキーボードの奴は女装した変な奴だと思ってたけど、ギターの子も男かよー。ドラムしか女の子いねぇのかよ!!」


 と、残念そうにしているヤジが飛び交っている。

 そのドラムの子も男なんだけどな。「えーと、まずはメンバー紹介からしような。俺はギターのSOU、ベースはTAKU、キーボードはHISA、ドラムはYOUで5人合わせて【めっちゃモテ隊】!!」


 各々が紹介に合わせて楽器を鳴らしていた。

 ところで佑ってドラム叩く事が出来たんだな。


『えーっ!!ベースとキーボードの奴は女装した変な奴だと思ってたけど、ギターの子も男かよー。ドラムしか女の子いねぇのかよ!!』


 と、残念そうにしているヤジが飛び交っている。

 そのドラムの子も男なんだけどな。


「じゃあ、早速いくよーっ!!1/2の不純な心持ち!!!!」


 爽太の声に合わせて演奏が始まった。


 確かこの曲は侍がテーマの人気漫画でアニメ化されたときのオープニング曲だ。

 少し前のアニメだが、今でも人気でよくカラオケとかで歌われているアニソンだ。


「うわぁ……みんな演奏が上手だね」


 そして桜子の言う通り4人の演奏は上手かった。


 そして爽太がメインで歌い、残りの3人が爽太に合わせてハモっていた。


『ねぇ、格好はアレだけど4人とも上手くない?』


『だよね。なんか惚れちゃいそう』


 佑たちの演奏にこの場にいる全員が聞き入っていた。


 勿論、俺も桜子だ。


「ありがとー!!みんな俺たちの魂の声は届いたーっ!!?」


 爽太の呼び方に全員から肯定的な声が上がっていた。


「今日歌う曲は3曲にだからしっかり俺たちの歌を聴いてねーっ!!次の曲はドラムのYOUがメインで歌う俺とYOUが作詞作曲した歌だよーっ!!」


 アイツらは作詞作曲もできたのか……。

 そして佑が話を続ける。


「いいかぁーーっっ!!!!お前ら!!!!そこにいるお前も、そこにいるお前も、絶対に好きな人はいるだろ!!!?だけど、告白っていう大きな壁にぶつかって中々好きって事が伝えられないだろ!?そんなお前らに伝えたい歌がこの歌だっ!!!!」


「曲名は……【高嶺のキミへ】」


 高嶺……これが佑から桜子に伝える告白って奴なのか?

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