久しぶりの学校
今日もいい天気で、ご飯がうまくて、
寝覚もよい。
体調が悪くなってから、
体調が良いことって本当に感謝で幸せで。最高だ。
ぱっと見は、
普通に見えるかもしれないけど、
最近毎日頭の中はお祭り気分だ。
全てのことに感謝しまくり祭り開催中だ。
あんな痛い思いして死にかけたんだから、
当面頭の中だけでも、祭らせてチョンマゲ。
そう。
私は、料理長の栄養満点のご飯で、
前のごついミリーほどまではいかないけど、
(いやそれは求めてないんだけど)
あっという間に元気になった。
あれからは毎日ではなく、
ちょくちょく往診にきてくれるようになったサーム先生に、
料理長のお食事をご馳走させていただいたら、
わたしの頑丈の秘密は、
コレか、って言っていた。
謎が解けたと。
私を調べる前に解決したようでよかった。
それから料理長に料理について聞いたりしているようだ。
内緒だけどね、って、
王立の病院を立ち上げる話があるらしくて、
サーム先生はかなりそれに協力しているらしい。
貧しい人も治療が受けれる施設にしたいと目を輝かせていた。
若いっていいね!
サーム先生、キラキラしている。
その病院が無事完成したら、
病院内の食事をこういった食事にしたいんだって。
本当に体を作るのは食事から、なんだねぇ。
ちなみに、
料理長の作る料理が素晴らしいおかげで私が死ななかった、って知って、
両親は料理長の給料を上乗せしたらしい。
料理長、命を助けてくれて、ありがとう。
そして、シャルロッテが、体力増強魔法かけてくれた件のお話したけど、それはあんまり関係ないんだって。一時的なもんだって。
でもシャルロッテの魔法能力はちょっと強めらしくて、
うまく使えばとても役に立つだろうと、
それより暴走する前になんとかしないとな、って言っていた。
おぉ、なんとかって、
シャルロッテ、サームルートに突入?
シャルロッテの商才はもしかしたらその病院の助けになるかもしれないなと思う。
勝手なアラフォーの勘だけどね。
そうそう、
クローディアもお見舞いに来てくれた。
シャルロッテも転生?転移?者だというと、
目を丸くしていたけど、納得だわ、と言っていた。
あと、
サーム先生だけが、
クローディアの前世がキャラクターの衣装に携わってなかったことも話しにのぼった。
クローディアの衣装協力した皆は、
キース含めて本当にセンスがいい。
キースが来るたびに、
自分に似合った素敵な服を着てきているので、
いつも見惚れてしまうくらいなのだ。
でもサーム先生っていつも紺色みたいな白衣なんだよね。
いや、イケメンだし、すごく似合うんだけどね!
他が良すぎるのだ。
クローディアが衣装協力できなかっただけでここまで変わるとは。
クローディアは本当にすごい。
王城でもそのセンスを買われて、
何か新しいことを始めるのだそう。
また形になったら言うねって言ってくれた。
とても楽しみなのだ。
そして、
何が嬉しいかというと、
ようやく許可をいただけたので、
今日は久しぶりに学校へ行けるのだ。
あれからベッド上で色々裏で画策して、
お父様とキースがいいようにしてくれるって言っていた。
私がシャルロッテのおかげで元気になれたって何度もいったので。
でも。シャルロッテには会えずじまいで。
今日きっと会える。
いや、会いに行こうと思っている。
あの幼いながらも心優しいツインテールのあの子が、
どうか幸せになれるように、
私なりに頑張りたいって思ってるんだ。
※※※
身支度をエイミーに整えてもらい、
移動魔法陣の前に来る。
久しぶりだからすごく嬉しい。
1か月も休んでしまったので、
これからみっちり補修があるって先生に言われた。
さぁ移動しよう、とおもったところで、
「ミリー!」と呼ばれた。
声ですぐわかる。
「キース!お見送りしてくれるの?」
心配してわざわざきてくれたんだ。嬉しい。
「ミリー、
今日は久しぶりの学校だろ?学校までついていくよ。
今日は時差出勤させてもらう話にしたんだ。
最近すごく仕事が早くなって、二つ返事で許可してもらった」
キースが微笑む。
それは、ありがたいけど過保護すぎやしません?
嬉しいけど。
でもおい真面目に仕事しろよ、と突っ込む必要もないくらい、
キースの評価がここ最近で、
みるみる上がったと噂できいたのだ。
そう。いつもの井戸端会議お茶会にこないだ参加させていただいて。
「ききましたわよ、息子さんのキースさん、
最近とても仕事が早く丁寧で、めきめき実力がついてきてる、やはり能力がすごいなと主人が申してましたわよ!」
とキースとお仕事を共にしているご主人をお持ちのご婦人が、
そうお話になったときの、
キースのお母様の嬉しそうな顔!
女性でも見惚れました。フローレス侯爵夫人の美しさ!
とにかく私も鼻が高かった!
こんな素敵な人が婚約者だなんて未だに信じられない。
何かの間違いじゃないよね?
そして、二人で移動魔法陣を使い学校まで移動する。
二人まで同時に移動できるシステムなのだ。
それ以上は順番なんだけどね。
まぁそんな一気に移動するなんてことはない。
とりあえずまず職員室にきなさいと言われているので、
職員室に向かう。
補修用の課題をもらえるのかもしれない。
歩いていくとザワザワする。
男の子も、女の子もこっちを見ている。
「キース、みんなあなたを見てるよ!やっぱり格好いいのみんなわかるんだねぇ」
隣のキースにコソコソ話す。
「ミリーを見てると思うけど……」
まぁたしかにそうか、1か月ぶりの登校だもんね。
うんうん、またドッヂボール誘われるかもね。
絶対断るけど!(イベント発動してほしくない)
と思ったところでハッとする。
「あ、そっか!認識阻害魔法が解けたら私が認識されたんだ!」
キースにコソコソ言う。
コレは嬉しい!
転校生状態の私が、キースのようなおっとこまえをつれてたらそりゃザワザワするよね。
今度からお友達作り頑張るぞ!
ドッヂボールはお受けしませんが。
「ミリー、絶対男の子に話しかけられるかもしれないけど、優しくしたらダメだからね」
キースが謎に言う。
「話しかけられないので無問題よ、キース。でもありがとう」
ニッコリ笑う。キース過保護に磨きがかかってるね。
……私はこのあと、キースの言葉が本当だったと知るのであった。
ミリーちゃんフィーバーが起こる、かも?アラフォーに耐えられるか…。




