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蒸気世界の夢追い人  作者: 氷純
第一章 逃避行
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第一話  旅立つ二人

「カミュの家ってこんなところにあったっけ?」

「あの事件の後で引っ越したんだよ」


 カミュは旧市街の奥、廃材置き場の近くにある自宅アパートにリネアを案内し、玄関の扉を開ける。

 金属のドアノブが夜露で濡れていたが、玄関に上がってすぐ横に常備してあるタオルで手を拭いた。


「それで、どうして追われてたの?」


 旧市街の住人とは思えないほど綺麗に片付いた家の中で、カミュは組み立て式の椅子に座ったリネアに訊ねた。

 お茶などの嗜好品を客に出せるような身分ではないカミュは、リネアの向かいに木箱を持ってきて、その上に胡坐をかく。

 カミュの質問に考えるそぶりを見せたリネアがためらいがちに口を開いた。


「どこから話せばいいのか分からないけど、ボクが王都を出た時の事は覚えてる?」

「昨日の事のようにね。人の顔を忘れちゃう誰かさんとは違って記憶力は良いんだ」


 カミュが笑顔で皮肉を口にするとリネアはむっとしたように唇を尖らせた。子供っぽい仕草だ。

 何歳になるんだったっけ、とカミュは目の前の少女を見ながら逆算する。自分の一つ下だったはずだから十七歳だと結論付け、その歳でやるにはあまりにも子供っぽい仕草が似合ってしまうリネアの童顔っぷりに笑ってしまう。

 昔とあまり変わらない童顔だからこそ、一目でリネアであると気付いて助ける事が出来たのだ。

 そんなカミュの心情を知らぬまま、リネアは不機嫌そうに口を開く。


「そんなに根に持たなくってもいいでしょ。カミュがそんなに可愛くなってるだなんて知らなかったんだから」


 旧市街育ちのカミュにとってはずいぶんと可愛らしい皮肉だ。丸みを帯びているのではないかと思うほど。


「久しぶりに出会った幼馴染に掛ける第一声が女の子、だもんね。性別さえ忘れちゃう誰かさんと違ってオレはリネアが王都を出た時に蒸気機関撤廃の会の過激派に追われていた事も、父親のアルトナン博士と一緒に旅立ったことも、その事件が五年前に起こった事だって覚えてるよ。ついでに言うと、リネアを追いかけていた男どもが少女趣味でなければ蒸気機関撤廃の会の一味だろうって事も予想がついてる」


 そこまで言って、カミュはリネアの顔をじっくりと観察して、肩をすくめる。


「オレの方が可愛いから、あの男どもの標的がオレに移ってるかもね」

「うるさい」


 幼馴染の気安さで軽口を叩きあって場の空気がほぐれた頃合いを見計らって、カミュは机に頬杖を突く。


「でも、刑事にまで追われてるのは予想外。どうしてそうなった?」

「蒸気機関撤廃の会の活動が過激化しているのに絡んでの事、かな。撤廃の会の主張は知ってるよね?」


 リネアの質問にカミュは頷きを返す。

 蒸気機関撤廃の会とは、数年前からこのオスタム王国中で暴れている集団の呼称だ。


「蒸気機関が寒冷化を招くだとか、水害の発生原因だとか、蒸気に含まれる水銀が人体に有害だとかの難癖を主張と呼ぶなら知ってるよ。実態は単純労働者が仕事を奪われるのを恐れるが故の蒸気機械打ちこわし運動だって事もね」


 ほぼ正解に近い答えを返したカミュに、リネアが頷きを返しつつ補足する。


「その撤廃の会の主張を後押しする事になった古代文明の滅亡原因に関する考察研究があるの。それの発表者がお父さん」

「アルトナンおじさんが?」


 カミュは細い眉を怪訝そうに上げる。

 一瞬、恩師の顔が脳裏をよぎったが、感傷に浸るより先に現状の確認を行うべきだと振り切って、考えを巡らせる。


「刑事に追われているのは撤廃の会の一味だと思われているからってこと?」

「大体はそんな感じかな。刑事さんに聞いたわけではないけど、お父さんが死んでる以上、ボクは重要参考人で任意同行を求められてるの」


 自らの事を指差して、リネアは説明する。

 思い返してみれば、旧市街を一緒に走り抜けている最中に出くわした顔見知りの刑事もなりふり構わず逮捕に動く素振りはなかった。


「任意同行に応じた場合は?」

「過激化の一途をたどる撤廃の会の活動を鎮静化させたい貴族とか企業がボクの事をスケープゴートにすると思うよ。少なくとも、今の情勢だと警視庁も信用できないと思ってこうして逃げ回ってるの。任意同行だから、断っても法律的な問題はないってお父さんも生前に言ってた」


 まともに裁判が行われるかもわからない。リネアが懸念を抱くほどに撤廃の会の活動は過激さを増しており、貴族や企業はいかなる手段を使ってでも撤廃の会を解体したいと考えているだろう。

 技師や研究者の拉致殺害まで行われているという噂を耳にしたことがあるカミュも、リネアの懸念を笑い飛ばす事は出来ない。

 それどころか、カミュは比較的警察と縁のある旧市街で暮らしている関係上、警官の横暴な振る舞いを度々目撃しているのだ。

 カミュはため息を吐いた。


「最近の警察は撤廃の会の会員と見るや、活動歴の有無にかかわらず逮捕してるくらいだからね。主張の根幹を担う研究発表を行った学者の身内に実刑判決を食らわせれば、主張の根幹から崩していくとっかかりになる、くらいの事を警視庁の上に陣取る貴族連中は考えてそうだ」


 今の世情を踏まえて考えれば、警察に捕まるのは得策ではない。かといって、警察を含む国家と反目し合っている蒸気機関撤廃の会の下に駆け込むのはもっとありえない。名実ともに犯罪者の仲間入りなどしても、自らの首を絞めるだけだ。敵の敵が味方になるほど単純な構図ではない。

 知り合いとはいえ刑事を相手に公務執行妨害を行ったカミュは自身の行いを棚に上げ、リネアを見る。


「撤廃の会の連中は何でリネアを追ってるんだ? 五年前の事件だとリネアはあくまでもおまけで、優秀な蒸気機関技師で研究者のアルトナンおじさんを追っていたのにさ」

「分からない。あの人たちも分かってないんじゃないかな。統制がとれているようには思えないから」


 嫌悪と諦念をにじませた声でリネアは言って、窓の外を見る。しかし、窓はカーテンで閉ざされていると気付いてカミュに向き直った。


「どこに行っても刑事か撤廃の会の連中が追いかけてくるから振り切るのは諦めて、カミュの顔を見に来たの」

「厄介ごとを引き連れてきたにしては清々しい動機だね。まぁ、五年前の約束だけは覚えていたようでなによりだよ」


 苦笑交じりに皮肉を飛ばして、カミュはリネアから視線を外す。

 カミュが視線を向けた先は家の窓際に鎮座している一台の蒸気(ステ)自動(ィー)二輪車(クス)だ。

 全体的に丸みを帯びたデザインながら、区分上は大型とされ、車体重量はカミュの体重の優に五倍超である。

 もはや骨董品と呼んでも異を唱えられない十五年前に製造終了したコンセプトモデルであり、まともに動くのはすでに目の前のそれしかないだろう。もっとも、形を残しているのは外側のフレームだけで中身はほとんどが別物である。


「あの日に壊れてから、きちんと修理したんだ。そこらのスティークスとは比べ物にならない速度を出せる。蒸気機甲で補助が必要だけどね」


 カミュはスティークスの後ろの壁に金具で固定されている籠手や脛当てを指差す。蒸気機甲と呼ばれる補助装備であり、内蔵した蒸気機関で腕力や脚力を強化する代物である。


「五年前の約束は覚えてるよね?」

「一字一句とまでは言わないけど、覚えてるよ。ボクの事を馬鹿にしすぎじゃないかな?」


 何度も皮肉を飛ばされて流石に悔しくなったのか、リネアが涙を堪えるように下を向く。

 やり過ぎたか、とカミュは内心で焦った。幼馴染とはいえ五年ぶりの再会のため、距離感がいまいち掴めていない。

 カミュの焦りを感じ取ったか、リネアが顔を上げる。してやったり、と言わんばかりの笑みが浮かんでいた。


「焦ったかな? ねぇ、焦ったよね? ボクの事を泣かせたかもしれないって思って焦ったでしょ?」

「うるさい。本当に覚えてるなら、あの日の約束を言ってみろよ」

「いつかそのスティークスに二人で乗って旅をしよう、でしょ。今がその時だと思うけど――」

「分かってるなら用意しなよ。サイドカーもそこにあるんだから取り付けを手伝え。さぁ、早く」

「相変わらず、乱暴な照れ隠しだねー」


 くすくす笑うリネアから顔をそむけながら、カミュは工具箱からドライバーを取り出す。

 サイドカーを引っ張ってきたリネアがカミュの隣に腰を下ろした。


「こうしてると子供の頃を思い出すね」

「黙って作業しなよ。明日の昼には出発したい」

「海水燃料はあるの?」

「そこのタンクに入ってる」


 蒸気機関は蒸気石と呼ばれる石に海水を反応させる事で発生する熱と蒸気で動く仕組みだ。同様の仕組みで動くカミュのスティークスも海水を燃料としており、大型車ゆえの燃費の悪さもあって海水燃料の備蓄が十分にある。

 むしろ、飲用の真水の方が備蓄は少ないくらいなのだが、いざとなれば海水燃料に蒸気石を放り込んで発生した蒸気を冷やして真水を得る、いわゆる蒸留を行えばいい。

 食料品などは首都を出た後で最寄りの町で購入すればよいだろう。リネアを狙う刑事や蒸気機関撤廃の会が徘徊している首都を出歩くよりは危険性が少ない。


「そういえば、リネアはどうやって首都まで来たの?」

「歩いてきたんだよ」

「無茶苦茶するね。魔物とか野盗とかに出くわさなかったの?」


 首都の側ならば野盗の類は少ないが、それでも砂漠を徘徊する攻撃的な魔物が出没する。


「魔物は全部撃ち殺しちゃった。野盗には会わなかったね。首都街道を歩いていたからだと思うけど」


 リネアが太ももに巻かれた革製ホルスターを指差す。年頃の女の子が持つには飾り気のない武骨な自動拳銃が収められていた。


「カルテムか。趣味良すぎだけど、アルトナンおじさんの?」

「そう、形見だよ。カルテム二十八年モデル。信頼性抜群で大概の魔物は三発で沈むってお父さんが言ってた。実際は二発で大丈夫」

「心強い旅の仲間に涙が出るよ」


 自動拳銃カルテムは弾詰まりを起こさない上に威力があるため、旧市街でも暴力団が持っていたりする。蒸気圧による発射形式を採用しているため火薬の臭いも気にする必要がない点でも優れているが、蒸気圧が上昇しないと二発目が撃てないため連射が難しい。その代わり、銃口に入る大きさであれば石ころでも撃ちだせる。

 旅をするのであれば、護身用として非常に優秀な武器だ。


「面倒なのは刑事の方だよ。検問に引っかからないようにするの、本当に大変だったんだからね」

「あぁ、検問対策は考えないといけないね。どうしようかな」


 相談しながらサイドカーの取り付けを終えて、荷物を積む。衣類や簡単な調理器具、大陸全図の他、テントなどのかさ張るモノを少々。一番幅を取りそうな海水燃料はサイドカーが燃料タンクとなっているため意外とスペースを消費しない。


「リネア、なんで安全灯なんか持ってるの?」

「必需品だからだよ。絶対に手放せないね」

「まぁ、明かりはあるに越したことがないし、別にいいけど」


 あらかた荷物を積み終えると、外では鳥たちが朝の訪れを告げていた。

 カミュがカーテンを引いて外を見てみると、霧が濃く立ちこめている。


「この様子だと、今日は一日中濃霧だろうね。首都を脱出するにはちょうどいいかな」

「朝食の用意しておく?」

「たのんだ。包丁やまな板の場所は分かる?」

「カミュの事だから、どうせこの辺に……見つけたから大丈夫」


 キッチンから聞こえてきた声を聞いて、窓に映ったカミュの顔が複雑そうに歪む。


「そんな分かりやすい性格してないはずなんだけど……」


 少し納得がいかなかったものの、出発まで時間がないためカミュは次の行動に移った。

 蒸気機甲の整備点検をして、知り合い宛ての置手紙を書く。


「誰宛て?」


 キッチンから皿を持って出てきたリネアがカミュの手元を見て首をかしげる。


「マーシェだよ。孤児の元締めやってる奴。メイトカルに伝言も頼んでおかないと」

「メイトカルさんってまだ刑事やってたんだね」

「……昨晩会っただろ」

「……え?」


 カミュが若様と呼んでいた刑事の事を思い出したのか、リネアはぽかんと口を開ける。


「あれがメイトカルさん? え、でも、年齢が合わないはず……。今三十くらいじゃないの?」

「いや、二十五歳だよ。相変わらず結婚してないし彼女もいないけど」

「そうだったんだ。悪いことしちゃったなぁ」


 呟いたリネアは、すぐに何か納得した顔でカミュを見る。


「でも、悪い事をしたのはボクじゃなくてカミュだよね」

「さぁ、昨日会ったのは変質者だから、オレは悪い事なんて何もしてないよ。むしろ旧市街の治安維持に貢献したんだから良い事なんじゃない?」


 しらばっくれるカミュにリネアは肩をすくめて、テーブルの上に皿を置いた。


「悪くなりそうな食材だけ先に使ったよ。魚とか」

「この料理、カルトッチョだっけ? 料理もちゃんとできるようになったんだね」

「お父さんと二人で旅してたんだからこれくらいできるようになるよ」


 リネアが自信を持って出した皿はバジルの香りが食欲を誘う一品で、付け合せの野菜も湯気を立てて実に美味しそうだった。

 食べながら、首都を出た後の方針について話しあう。

 カミュは魚の身をフォークに乗せつつ、旅の最終目的から確認する。


「最終目標はオスタム王国からの脱出かな。海岸沿いに海水を補給しながら、適当に町に寄って旅費を稼ぐ。検問を避けて砂漠を突っ切る事もあるだろうから、食料品は多めに準備しないと」

「砂漠を突っ切るなら遺跡で雨宿りとかもありそうだね。楽しみ」


 未だに古代文明が好きなのか、とカミュはリネアの趣味を思い出しつつ、旅の問題を口にする。


「問題は旅費の稼ぎ方だね」


 カミュも蓄えはある。旧市街ではそれなりに名が知られ、ドラネコなどと呼ばれているカミュの蓄えはかなりの額だ。

 それでも、何が起きるかもわからない旅で、警察に追われているリネアと共にまともな稼ぎが得られるとは思えない。


「弾き語りでもする?」


 リネアが弦楽器を持つような仕草をする。それを見て、カミュは馬鹿にするように鼻を鳴らした。


「吟遊詩人じゃあるまいし、今時、弾き語りだけで食べていけるはずないよ」

「じゃあどうやって稼ぐの?」

「魔物を狩ったり、海水を内陸へ運んだりかな。あまり表に出るような活動をしたら刑事と撤廃の会と変質者に追いかけられることになるし」

「変質者が来ることも想定しておくんだ……」

「世の中にはいろんな奴がいるんだってリネアも知ってるだろ。忘れたって言うなら旧市街七番通りに連れていくよ?」

「いや、あそこはもういい。夢に出るから」


 真っ赤な顔で全力拒否の構えを見せるリネアに苦笑して、カミュは話を続ける。


「基本方針はさっきのでいいよね。最初に目指すのはどこにしようか」

「ボクはロッグカートに行きたいかな」

「ロッグカートっていうと、けっこう大きな港町だったっけ。色々と買い揃える事も出来そうだし、異論はないかな」


 最初の目的地も決まったところで、食事を終えたカミュは蒸気機甲を装着して愛用の剣を鞘ごと腰のベルトに固定すると、蒸気(ステ)自動(ィー)二輪車(クス)の下に歩く。

 全体的に曲線が多用されたシックな黒いボディーが特徴的だが、砲金製のシリンダーなど、所々に光沢のある金色が見て取れる。

 蒸気(ステ)自動(ィー)二輪車(クス)は数あれど、カミュの愛車であるこのラグーン・ダイバーシティコンセプトに連なるシリーズは製造会社による自主回収が行われ、大陸を見渡してもほとんど残っていない。最初期に限定販売されたダイバーシティコンセプトはなおさらだ。

 外装面積が大きく、最高速度や加速度、機動性を損なわずにデザイン上の多様性を図ったが、部品の小型化、精密化があだとなって不良品が続出し、メンテナンス性が低下したことによる事故が多発、自主回収の憂き目を見たいわくつきの品でもある。

 とはいえ、外装はそのままに中身の部品をほぼ総入れ替えしたカミュの愛車のラグーンはもはやオリジナルと言っても良い代物だ。証拠のように、エンブレムは幼い頃に造った特製の物に挿げ替えてある。赤みを帯びた独特の金属光沢をもつ丹銅製のオリジナルエンブレムはカミュとリネアのイニシャルを図案化したものだ。


「そろそろ出発しようか」


 カミュが声を掛けると、リネアが頷いてヘルメットをかぶり、サイドカーに乗り込んだ。

 カミュはガレージのシャッターを開き、ラグーンにイグニッションキーを差し込み、始動させる。イグニッションキーに付けられたお手製のドラネコキーホルダーが振動に合わせて揺れた。

 燃料タンクからボイラーに流れ込んだ海水が蒸気石と反応し、膨大な量の蒸気を生み出す。

 蒸気圧計を見ながらカミュはシートに座り、ヘルメットをかぶった。

 右側のハンドルを操作してボイラーの蒸気をシリンダー内に送り込み、始動させる。

 半クラッチでゆっくりとガレージから車体を出した後、カミュはガレージのシャッターを下ろしてシートに座り直した。

 首都では珍しくもない霧立ち込める早朝の冷たい空気を気にもせず、カミュはリネアに声を掛ける。


「西門から首都を出る。門を出た後、ロッグカートまでの道案内をお願い」

「分かった」


 リネアの承諾を耳にして、カミュは一度ボイラー内の蒸気を逃がして蒸気圧を調整した後、ラグーンを加速させる。

 ガレージの閉じられたシャッターに蒸気が吹きつけられると同時にカミュとリネアを乗せたラグーンは白い蒸気の線を宙に描きながら西へ走り出した。



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