第43話 死神の王の野望
俺と凛さんは7つの竜の力を俺の体にコピーするために竜探しの旅に出た。
氷の竜アストダイアはなんとか吸収し、次は風の竜のストームバハムートのいる北の国のストリメム街へ向かった。
ストリメム街は意外と近いため、移動にはあまり時間がかからず徒歩で2.3時間歩いてついた。
「うおおおお!ソーラ!ソーラ!ソーラ!」
「ソーラ様素敵!!!!」
「ソーラー!お前がいて助かったぞおおお」
街へ着いた時とても騒がしかった。
街の中央では、長老と思われし白髪の老人が、隣に立っている緑髪の爽やか系な男性に指輪を渡していた。
「えー、わが町の英雄ソーラ様。あなたには、今回の件を解決していただきありがとうございます。よって、風神の指輪を授けたいと思います。ストームバハムートの血はぜひ、あなたが受け継いでください。その指輪があれば、血がなくても少しは竜の力が使えます」
長老らしき人が、男性に指輪を渡していた。
その指輪は緑の宝石があり、それが眩しく光っていた。
「竜の力?凛さん、これって!」
「元は違う人なのだろうけど、何か理由があってあの男性に移ったって感じね」
俺と凛さんは騒いでいる人に事情を聞くと、ここ最近この街で指輪をもらった人物ソーラがやってきた時と同時刻に街で殺人や盗品事件が起きたらしい。
そして、それをソーラが犯人を捕まえ、街が壊滅するほどの事件だったためこうやって表彰されている。
そして、その犯人は竜の血を受け継いでいる女性のウイスと言うらしい。
なんとも、ソーラが犯人ウイスを捕まえ、街の人々の前で悪行を白状させたらしい。
「凛さん...この場合竜の血ってどうなってるんだろう?」
「あの男は竜の力を得ただけで、血はもらっていないはずよ。だから、竜の血はウイスという女性がまだ持っていると思うわ」
だから、ウイスさんから力をコピーしたほうがいいと凛さんは言った。
俺と凛さんはウイスがどこに捕まえられているか聞いて、その場所に向かった。
彼女は街の地下の牢獄にいるらしく、今も牢獄されているらしい。
そして、1週間後に死刑になるらしい。
彼女の犯した罪は街の5分の1の人数を殺し、物や金などもたくさん盗んだという...
「おい、ボウズ。何の用だ?」
地下の牢獄に面談行くための場所に行くと、門番らしきのゴツい男が立っていた。
いかにも強そうで、戦ったら負けそうだ。
「えーと、ウイスさんと話がしたいんだけど?会わせてくれないかしら?」
「それはダメだ。あいつは最重要人物なため、面談は禁止されている。ほら、帰った帰った!」
やはり止められたか。
凛さんにどうしようかと伝えようとした時、後ろから声がした。
「それくらい入れてあげたらどうかな?僕が許すよ」
なんと、この街の英雄ソーラが許可した。
門番もソーラのお願いはさすがに了承し、俺たちは会えることになった
「ふふっ...そんなことしても無駄だよ」
ソーラが小さい声で呟いたのは俺たちには聞こえていなかった。
「私は...やっていない!」
ウイスの第一印象は気が強そうだ。
風の竜の血があるせいかわからないが、髪の毛と目の色が緑色だった。
そして、第一発生は私はやっていないときたか
「あの、俺たちは竜の血が必要なんだ」
竜の能力を俺はどうやってコピーするのか知らないが何とか条件を見つけ、彼女の力をコピーしないといけないと俺は少し焦っていた。
「冬紗、少し落ち着きなさい。あの、ウイスあなたにお願いがあるの」
「お願い...?じゃあ、私をここから出してくれると約束してくれるなら聞いてあげてもいいですよ」
そうきたか...俺たちは彼女が犯人かなんて見てないからわからない。でも、さすがに出すわけにはいかない。
「考えておくわ。じゃあ、また明日行くわ」
凛さんが話をすぐに切り上げ、そこから出てってしまった。
「あ、俺の名前はカズサだ。一応覚えておいてくれ」
名前だけ教え、俺も凛さんの後を追った。
「どうだい、収穫はあったかい?」
「あなたは...何者?」
凛さんが聞いた
「僕は...南の国のトップレイの1人のソーラというものだよ。覚えておいてね」
こいつ...敵か!
「くそ...くそ...俺が...あんなパンチ1発だけで....くそおおおお!」
トップレイの1人のユーイスは左手を失い、体はボロボロで南の国の白のソースガベリンスに戻ってきた。
「おい、ユーイスよ。お前は負けたのだな。無能め...左手も失ってお前は何しにあっちに行ったんだ?このままじゃ、カズサは...いや、この話はいい。お前には実験台になってもらう」
「実験台...ってなんだ!俺を離せ!」
ユーイスはある実験室に、何人かに捕まり、入らされた。
「君には...新しく死神の力をもっともっと手に入れてもらう。もしかしたら、君が私の‘死神の王’を受け継ぐかもしれないしね」
ユーイスは白い布がかけられた台の上に仰向けにされ、拘束された。
周りを見ると変な機械が多く、自分の危機を感じた。
「さあ、始めるんだ...‘人工死神’の計画の始まりだ」
ユーイスは体に痛みを感じ、そのまま気絶した。
「ユーイス...君は生まれ変わり、今度こそカズサを倒すのだ。あいつは...何としても強くなってもらい、私達の計画の足しになってもらうのだからな」
死神の王はいつも身につけている写真が入れてあるペンダントを見つめた。
そこには...幼いカズサとシュリの姿が写っていた。
死神の王の正体は...




