表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
告白されたら異世界に...  作者: nagisariku
第4章 スミレの呪いと南の国
42/47

第42話 社燕秋鴻

ユーイスの闇の力でこの街の雪は溶け、草木は枯れ、空気は悪くなった。


「ユリス!まだ待っていてくれよ!俺はまだそっちに行ったりしない!」


ユーイスは上機嫌で笑っていた。

アストダイアは倒れ、目を覚ます気配がなかったから。

今ここで俺はどうすればいいのかわからなかった


「今ここでアストダイアが倒されればヘタリアも死ぬ。でも、そんなこと絶対にあってはいけない。俺は...ユーイスを倒す!」


上機嫌に笑っているユーイスの前に俺は立った。

今ここでアストダイアが死んでしまい、ヘタリアが死んだら後悔する。

ほんの少ししか関わってないけど、ヘタリアは良い子だ。

そして、ここで失ってはいけない人だ。


「ユーイス...決着をつけようか」


俺は、ユーイスを睨みつけた。



「‘反射強化’!‘反射強化’!お前の攻撃なんて当たらないぜ」


ユーイスの反射する攻撃は発動中は一切の攻撃を受け付けない。

俺はユーイスが語っていない、この能力の法則を知った。

この能力は直ぐに反射するタイプと溜めてから反射するタイプがある。

これは、ユーイスしか知り得ない裏の能力だ。


「この能力の攻略は...俺に直接ダメージを与えないから‘魔法の盾’の効果は使えない能力。なら...こうすれば」


俺は‘解き放たれた力(リミットフォース)’し、俺の目はいつも通りオッドアイに変わった。

この能力は詳しいことはわからないが、俺の中にある封印されていた力が解き放ち、200%の力を出せる能力だ。

これは元はスミレの能力をコピーしたものだが、直接本人に効果を教えてもらってないのでまだ全ての効果がわからない。


「ユーイス...俺はありったけの力をお前にぶつける!」


俺は右手に力を集めた。

全てをこの拳に集めるように...


「何をする気だ」


俺はユーイスの方へ向かって全速力で走った。

スピードを速くするんだ!

最高速度で奴に近づけ!

俺の拳が当たったらあいつの最後だ!


「うあああああああ!!!!!」


俺はユーイスの腹にめがけて殴った。

右手に大量の力を集めた。


「ふっ...そんなもの‘反射強化’で...何!」


「‘反射強化’を‘魔法の盾’でガードだ!」


魔法の盾は自分にくらう能力を無効化する能力だ。

反射強化での返ってくる攻撃は受けているが、それ自体は反射強化ではない能力だから、これが直に拳に初めて反射強化の能力が発動した。

そのため、その能力を受けるのは初めてなため魔法の盾で無効化した。


そして、ユーイスは俺の拳をくらい吹き飛んだ。


「はあっ...はあっ...お前の負けだ!」


ユーイスが発動していた‘闇包囲毒’は解除され、木々は元気を取り戻し、やがて凛さんとヘタリアは起き上がった。


「名はカズサと言うのか。次は...お前を絶対に殺す!覚えていろ」


ユーイスはとどめをさせず、返って行ってしまった。


「あの、カズサさん!ありがとうございました!」


「冬紗...お疲れ様。どうやって倒したの?」


「今は...寝かしてくれないか?疲れてさ」


こう言って、カズサは倒れるようにその場で眠ってしまった。


「...さん...ます...好き...」


何か小さい声で聞こえる。

ヘタリアの声だろうか...?

何て言っているのか聞こえない


「...うう、こんなこと...やっぱり面と向かっては言えないので、今寝てる時にしか言えませんね。この街を...アストダイアを救ってくれてありがとうございました...大好きです」


そうして、意識が少ない中俺の唇に温かいものが当たった気がした。

俺はそれがなんなのかわからないが、力が大量に溢れてくるのを感じた。

今までにないほどの力。

今...俺の体で何が起こっているんだ?

俺の体は...どうなってるんだ?


「あ、冬紗。私達宛に手紙が来たわ」


俺が目覚めてから少し経つと凛さんが手紙を差し出してきた。


「なんだよこれ...」


手紙の内容はこうだった。

トップレイの1人のサウザレスを倒されたお二方へ


あなた方の仲間と思われし3人のものを捕まえた。

返して欲しければ、南の国のソースガベリンス城へ来い。

もちろん、最強の状態でな


「ねえ、凛さん...最強の状態って?」


「多分、冬紗が7つの竜の力を全て手に入れている状態だと思う」


「俺が...7つの竜の力を全て手に入れる?」


「冬紗、あなたの力はコピー。条件はまだわからないけど、7つの竜の力を吸収できるのかもしれない」


もしかして、ヘタリアが半寝ていた状態の時に起きた現象か?

そして、俺は試しに右手を見つめ、力を集中した


「うわぁ!氷が出た」


アストダイアが出していた氷の剣が出てきた。


「やっぱり氷の竜はもう手に入れていたのね。多分、東の国が出していた7つの竜の力を持つものは冬紗になると思うの」


凛さん...何を言ってるんだ!


「俺が...7つの竜の力を持つものになる?まさか...このコピーを使って7つの竜の力を手に入れろってこと?」


「そう言うことよ、だから今から私と一緒に7つの竜の力を得て、南の国へ行きましょう」


「俺が...7つの竜の力を持つものになるのか」


こうして、ヘタリアと別れを告げた俺たちは北の国の風の竜ストームバハムートがいるところへ向かった。

正直、俺たちに7つの竜の力を得ることなんて出来るかなんてわからない。

まだコピー能力の詳細も全然わからないから。

でも、ヘタリアの能力をコピーした時に何があった?

ヘタリアの仕草や言葉に何かあったのか?


そう言えば...俺はどうやっていろんな人の能力をコピーしてきたんだろう

次の冬紗の冒険は...

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ