第4話 魔法
『私に付き合ってください!』
この言葉最近聞いたような
『ユイナ⁉︎急にどうした』
『あの、カズサ君にお願いがあるの』
俺の目の前にいる委員長...いやユイナは俺に変なことを言ってきたのだった
『そう、カズサも協力してくれるのね』
シュリは話が全てわかったように言ってきた
『シュリ流石だな話がわかる。でも、俺に務まるのか?』
ユイナからお願いされたこと...それは
『あの、カズサ君私の恋人になって欲しいの』
『ユイナ⁉︎恋人って...』
俺はこのとき戸惑うしかなかった。
でも、ユイナは続けた
『私の家は厳しくて、結婚相手が決まっていて高校を卒業したら強制で結婚させられることになるの』
『許嫁ってやつか?』
この世界にも許嫁の制度はあるのか。
いや、俺が住んでいた元の世界にも許嫁はあるが俺の知ってる限りではそんな人はいなかった。それほど珍しいことだから
『でもその人はお金目的だけで私の家に来るのよ。確実にね』
『ユイナの家って?』
『あ、言ってなかったわね。私の家はこの町の電気を全て管理している会社なの。』
『だからその会社を守るために相手と結婚を?でも相手は何の仕事をしてるんだ?』
『私の許嫁の相手はこの町を管理している人の息子よ。私たちと同じ年齢で同じ学校よ』
ユイナの話によると
この町は電気が盛んでほとんどユイナの家の力で。
その相手はこの町を支える人の息子。
だから親たちは勝手に二人を結ばせてこの町を二人の親が支配しようとしている話をコッソリきいたらしい。
『で、許嫁の相手とその親にどうやって説得するの?』
シュリは聞いてきた
まだ考えていなかった
『最悪戦うことになるわ』
シュリがさらに脅しをかけてきた
『なあ、シュリ俺に戦う方法を教えてくれ』
俺が出来るのは何もない。
せめて戦って勝つしか...
『いいけど、相手はこの町の王子よ?鍛えられ方は尋常じゃないわ』
俺にできることは何もない
だけどユイナは...
今日は日曜日だ。しかも良い天気で遊びに行きたい気分だ。でも、気分は少し沈んでいた。
今日は許嫁と戦う日だった。
ユイナの作戦はこうだ
まず俺とユイナとユイナの親と許嫁と許嫁の親をユイナが呼んでくる。
そこにユイナの紹介で俺が出てくる。
反対は確実にされるためここで相手のプライドにかける。
いずれこの町を手にするものが戦闘から逃げるのか?と
こうすることにより許嫁はプライドが許されず俺に戦いを挑んでくる。
『俺に...できるのかなぁ...』
でも、昨夜少しだけ特訓した。
それが少しは生きるかもしれない。
後は気持ちで伝える。
昨夜俺はシュリに特訓を頼んだ
『シュリ、俺に戦いを教えてくれ!頼む!』
『分かったわまずこの世界の基本からね』
シュリはokしてくれた。だってシュリの親友のユイナのためだから。俺をそれを狙ってシュリを誘った。
『この世界は貴方がいた世界と違って魔法を使うものがいたり剣技を使うものがいる。だけど、それは貴方も使うことができるのよ』
『え?俺の使えるのか!』
これには驚くしかなかった
『練習は必要だけどこれくらいしか今は教えれないわ』
シュリから教えてくれた魔法は3つ
ヒュラメ(火の玉を相手に飛ばす魔法)
フリズン(相手を凍らせる)
フウシン(相手を風で吹き飛ばす)
『この3つは初級魔法だけど、貴方には時間がないからこれくらいしか無理ね』
でも、魔法を使うってことは俺が異世界から来たってことはバレないはずだ。
俺にはそっちをバレないようにしないともいけない。
『シュリ、能力はどうするんだ?』
『能力はどうしようもないわ。こっちの世界で生まれた人は確実に持っているわ。でも、貴方があっちの世界で生まれた場合は才能がある人じゃないと使えない』
『つまり、選ばれた人だけってか?』
『3割くらいしかいないわ』
俺がもし3割に入っているなら...
『でも、貴方は多分使えると思うわ』
『そういうの分かるのか?』
『いや、何でもないわ...』
少しシュリは考え出したが、俺は全くの意味もないことにまだ気づかなかった
『おい、もうお終いかい?ユイナの彼氏っていうならもっと強いと思ったのに全く歯ごたえないじゃないか』
俺は今許嫁の相手に絶賛ボコられている途中だ
俺は舐めていた。彼は相当強い。
『ユイナのために、俺は諦めてはいけないんだ!だから、お前を倒す!』
『和ちゃん、やってやりなさい』
許嫁の親が何か合図をした
『ダグボルス!』
彼はそう唱えると彼の頭上に物凄いデカイ黒色の球が出現した
『おい、ユイナの彼氏さんよこれに当たるとどうなるかわかるか?』
『そんなの知らねえ』
俺はつい最近ここに来たばっかりなんだ
魔法のことなんて知るわけない
『これに触れるとその部分は消える』
物凄い物騒だ...
『それなら、避けてやるよ』
予想以上にその魔法で作り上げた黒色の球は移動が遅く、何とか避けられた
『ばぁか、これが本気なわけないだろ。次は3つさらに高速で!』
3つの黒色の球が俺の方に向かって飛んできた
『まじかよ...こんなの避けられない』
『カズサ!』
後ろでユイナが俺の名前を叫んだ
泣いていた。彼女は泣いていた。
俺のために
『諦めて...たまるかぁ...』
ユイナの方を見るのをやめ、前を向くと...
目の前にその魔法で作り上げた黒色の球が目の前にあった
ダグボルスを喰らったカズサの運命は




