第33話 死神の力
「さっきの減少はいったい...それより次の攻撃を避けないと!」
俺は考えふのをやめ、次の攻撃を何とか避けた。
体ごと横に飛んだせいか、少し転がったが剣は当たらずに済んだ
「おまえの力に興味が湧いて来た。お前を殺して研究したくなってきた」
なんか変なこと言ってるんだけどあいつ...それより、避けてばっかじゃ戦えない。
攻撃は剣しか手段がない...でもそんなんじゃあいつを倒せないし
「‘次元錯位’...」
そう言って、デルザレスは剣をその場で振り回していた。
俺に当たる距離でもないのに何故か剣を振っている
「.........えっ⁉︎なんだこれ...」
剣を振り回して、少し時間が経つと俺の体に切り跡が出てきた。
まさか...これは
「そう、動かずに時間差で剣の攻撃を与えれる技だ。でも、その代わり攻撃力は落ちるまあ、こんなものは初見殺しにしかならんがな...でも、これなら!'次元変化’...これでお前はもう終わりだ」
そう言った瞬間俺の傷跡から血が大量に噴出した。
「傷を増やす技...ふっ、このコンボ技で今までたくさんの人間を殺してきた。あとはお前くらいだろ?この世界で能力者以外で生きてる人間なんて」
まさかこいつ本当に全ての人間を殺してきたのか?
俺の住んでいた世界に能力者はほとんどいないだろう。だから抵抗もできずにただ殺された。
「お前は後数分もしないうちに死ぬだろう。さあ、最後は悶えて死ね!」
やばい本当に...抵抗できずに死ぬのが1番嫌だ。まだ俺は戦えるはずだ!まだやるべきことが残ってる。だから...
『私が手伝ってあげる。冬紗君にはまだ死んでもらっちゃ困るから!』
今の声は俺の脳内に直接話しかけてきた気がした。もしかしてスミレか...
『さあ、私の力を貸してあげる。でもそんなに私は力があるわけじゃない。契約があるから』
『契約...なんだそれは!』
俺は自分で頭の中で語りかけた
『それは...教えれないけど、まあいいかな。死神の中の王。死神王デストラスって言うんだけどね、その人が私に預けた力』
『それがあれば、デルザレスを倒すことができるのか?』
『それはあなた次第。でも、あなたには今賢者の血が混ざっているはず』
そういえば...シュリとのキスで俺の体には今賢者の血が少し残っている。
『それが混ざれば大変なことになるって言ってたでしょ。だから、どうなるかわからないけどこうしないと冬紗君は死んじゃう』
『やるしかないわけか...じゃあ、その力借りるぜ』
『わかった...あなたは私の運命の人なんだから、こんなところで死なないでね』
なんだろう...女の子にこんなこと言われるのはいいが、相手はこいつだ。
俺を...陥れた奴だ。
でも、もうそんなこと許してもいい気がすると、俺の心の一部がそう思っていた。
『‘死神補助’』
スミレがそう叫んだ。
「うおおおおおおおおおおお」
俺は自分の体から力が大量に溢れてくるのを感じた。
「まだ君は戦うのか」
「当たり前だ...俺はまだお前を倒していないからな!」




