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告白されたら異世界に...  作者: nagisariku
第4章 スミレの呪いと南の国
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第28話 柊咲の告白

「なんだここは...」


俺はアイリ王女が最後に言った言葉を考えることを放棄して窓の外の景色に釘付けになった。

町が崩壊していた。

家が崩れ、あちこちに死体があった


「まさか...南の国のやつらが?いや、まだそうとは決まってないから連絡は出来ないか」


俺は落ち着くためにリビングに行って水道の水を飲もうとしたが水が出なかった。

なぜ俺の家は無事なのかそんなことは考えているうちに、落ち着いてきた。


外に出ると空気がとても悪かった。

死体の匂いがとてもキツく、鼻が痛くなった


「ひより...」


俺はふと家の隣の幼馴染のひよりの家を見た。

ひよりは俺が幼稚園の頃1人でいたところを救ってくれた。

ひよりの親には今の俺の家も建ててくれた。

何の仕事をしているかわからないが、お金をたくさん持っていることはわかっていた。


「ひよりの家が...あいつはまさか!」


ひよりの家は崩壊しており、もし中に人がいたら死んでいるのは確実だと察した。


「......紗?」


その時俺の後ろから声が聞こえた。

その人物を見て俺は安堵の息を吐いた。


「ひより...無事だったのか」


「冬紗!どこ行ってたの!心配してたんだから」


ひよりが俺に抱きついてくる。

身長自体は俺より少し小さいが、胸が大きく俺に当たった。

ひよりの髪は前と変わってポニーテールだったので少し驚いた


「ちょっ...お前当たってるぞ」


「あっ...でも今は嬉しいから怒らないよ」


ひよりと話したのは『あの時』以来か。

俺に教えてくれた...あの時ひよりは

『冬紗!柊咲は学校祭の劇の練習中にわざとミスをしているんだよ。なんか...冬紗を落とすために...冬紗は優しいから柊咲の味方になる。そうして、2人は良い雰囲気になって付き合うって」


あの時の俺はその話を聞いてゾッとした。

柊咲の恐ろしさを知って

ひよりは話を続けた

『そして、学校祭の劇の途中で告白して、振ることのできない雰囲気にするって...」


ひよりからこの話を聞いて俺は柊咲を拒んだ。


『あれ?私のこと思い出してるの?うれしい!』


思い出していたら、頭の中に話しかけてきた。

気分が悪い...こいつの声を聞くと


『おい、柊咲。そんなに俺を振り向かせたかったのか?』


「あ、私は本当の名前はスミレって言うの。冬紗君が住んでいた世界では偽名なの。えーと、その質問はそうだよ』


そう言って柊咲...スミレは応答しなくなった。

俺はスミレを大嫌いと言って振って以来クラスメイトの連中から無視やいじめを食らった。

少し精神的苦痛があったが、慣れた。

それ以来俺はあまり人を信用しなくなった。

友達は...どうせすぐに壊れる。

俺は長い付き合いのひよりしか信じれなかった



「冬紗?ぼっとしてどうしたの?」


俺はこんなことを考えていてひよりの事を今無視していた。


「で、何の話だ?」


「えっと...今の私達の家を紹介するね!そこなら安全だから」


ひより以外にも助かってる人はいるのか...俺は安心した。

ひよりは自分の家の庭の土をどかし、地面にドアが見えた


「こんなところに隠し扉が...」


「なぜかあったの。お父さんとお母さんが教えてくれた」


「で、お前の両親はどこに行ったんだ?」


「いなくなっちゃったんだ...」


そう言ってひよりは落ち込んだ。

やばっ...悲しませてしまった。でも、こいつを元気にさせるにはこうすれば


「悪いな...でも、お前が生きていてよかった」


そう言ってひよりの頭を撫でた。


「えっ⁉︎もう子供じゃないよ〜」


俺たちは笑いあった



地下は暗く、でも少し階段を降りると少し広いスペースがあった。

周りにはポスターや家具などが置いてあり、地下だということを思い出させないほどに部屋みたいだった。


「え、誰ですか⁉︎」


メガネをかけた男性が話しかけてきた。

大体俺と同じ年齢か...


「えっと...私の幼馴染の冬紗!」


「あの子がひよりの片思いの...」


少し大人っぽいロングで黒い色の髪の毛の女性が何か呟いていた。

ひよりがその言葉を手で口を押さえ遮断したため何を言ったかわからなかった


「何言ってんの⁉︎違うから!ね、冬紗」


「え...お前何言ってんだ?」


「...」


部屋の端っこで1人教科書を開いている女の人もいた。


「えっと、僕は17歳です!いわゆるオタクですが...よろしくお願いしますね冬紗さん!僕のことはオタクって呼んでください。みんなそう呼んでいるので」


まずはメガネをかけた男が話しかけてきた。

さっき誰って言ってきた人だ。

見たところ優しそうな人だった。


「えっとね...私は佐々木香織。みんなからうるさいって言われる性格だよ〜気軽に香織って呼んでね」


「...」


えっと...あの人は?無口で俺に挨拶をしなかった人を指差した。


「ああ、あの子は神楽凛。クールで無口だから、あんまり話さないけど良い子だよ。ちなみに大学生で1番年上なんだよ」


凛って子はショートカットでずっと教科書を読んでいた。俺の方は1回しか向かなかった


「ちなみにー、私は17!」


本当に香織って人はうるさそうだな...俺はみんなまともそうな人で安心した。


でも、スミレ...こいつがこっちの世界でまた何かやらかしたらひより達を危険に合わせてしまうのではないかと俺は少し心配になった。

カズサに新しい仲間達

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