第20話 賢者の役目
「‘魔法の盾’...」
シュリはユイナの能力の‘死への空気’を魔法の盾で防いでいた。
シュリはあらかじめ何かユイナがしてくると思い、魔法の盾を発動していた
「ユイナ...好き勝手やってくれたわね。私も少し本気を出すわ。お母さん...力を貸して!」
その瞬間シュリの周りにエネルギーが集まってきた。このエネルギーは光っていて、それはシュリの母親がシュリにかけた呪いのようなものだ。
お母さん...少し借りるわ
シュリの顔つきが少し大人っぽく変わった
「死神...アスタロト様。任務を果たしました。これで、カズサは助けてもいいのですよね?」
ユイナと死神アスタロトはユイナの部屋にいた。
ユイナの部屋は女っぽくなくシンプルで何もない
「いいよー、でも使い方わかるー?」
アスタロトは見た目は少女みたいだが、髪色が青色で背も小さい。そして人形みたいな可愛いドレスを着ている。
でも、魔力は底知れない...ユイナはこの人に逆らったら殺されると直感で分かっていた
「‘死神の奴隷’...」
ユイナは魔法を唱えた。
その魔法を唱えた瞬間カズサの体は黒色のオーラで包まれた。
「はじまったよー、ユイナはこの人を助けたいんでしょー?なら、ちゃんと私の言うことをリピートしてねー」
ユイナは決心した。
カズサを守るためなら...死神にだって命を預けると...
「我が僕よ今ここに再誕し、絶望の未来をまた味わえ」
アスタロトがこう言った。
少しおちゃらけたイメージだったけど、こういう時は真面目なのかとユイナは思った。
「えっと...我が僕よ今ここに再誕し、絶望の未来をまた味わえ」
ユイナは復唱した。
そしてカズサの目が覚めた。
「えっ...ここは...ユイナと誰⁉︎」
カズサは起き上がり、第1の疑問を発した
「復活したばっかりなのにー、元気だねー」
「カズサ、この人はアスタロト様。カズサを生き返らせた人よ」
カズサは自分が死んでいた事に驚いた。
いつの間に死んだんだ...まさかカスミの洗脳だったのか...?
「えっと...例は言うありがとな。でも、何で俺を?」
「それはー、その子がどうしても君を助けたいという気持ちで私を呼んだんだよねー」
「えっ、私が呼んだの⁉︎」
「ユイナが驚くのかよ!」
ユイナ自信どうやって死神を呼んだのかわからなかった。
でも、今のユイナはその死神に感謝している。
「アスタロト様、次の作戦は?」
「様って...そんなに偉いやつなのか?」
「私はねー、5人の死神のうちの1人アスタロトよー」
カズサはここに来てまだ1ヶ月足らずだから、死神という概念がわからない。
でも、何か嫌な感じがすることだけはわかった
「次の作戦はねー、2人で学校を滅ぼしてほしいのー」
「学校を...滅ぼす⁉︎」
カズサの予感は的中した。
こいつは...やばいやつだ
双子は家でゆっくりと明日の準備をしていた
「カスミ、いよいよ明日は作戦の決行日ね」
「お姉ちゃん、学校を滅ぼすって作戦絶対に成功させようね!」
この場には2人の人物しかいないが、その会話を聞いているものが1人だけいた。
「ふうん...あの双子そういう目的だったんだ」
賢者シュリ...そして、もう1つの勢力の作戦も知っている。
カズサは復活したんだ。
死神アスタロトね...ユイナと決着もつけないと
あらかじめカズサに渡しておいたリストバンドには盗聴器を仕掛けておいて正解だった。
「さあ、学校を守る私の役目...絶対に守ってみせる」
シュリはそう決め、ポケットに入れていたペンダントを見た。
それは少し押すと開くようになっていて、写真を入れれるやつだ。
お父さん...お母さん...私が学校を守るから
シュリはワープ魔法で家に帰り、1人で静かに呟いた。
この夜は...いつもより寂しい夜になった。
シュリは静かな夜で1人決意する




