第19話 暗黒能力
「エンセルトフラッシュ!」
私は光の魔法を使った。
この魔法は物凄い光が出て、相手の判断を遅くさせる魔法。
「目くらまし...そんなもの...効かないわ」
ユイナは自分で持っていた鎌を振り下ろし、光を消した。
だが、そこにシュリとカズサの姿はなかった
「やられた...まあいいわ。カズサには念のため目印を付けといたからね」
よし...ここまでくれば大丈夫かも
シュリは廃工場に逃げ、隠れた。
「カズサ...本当に死んでるのね。どうすればいいのお父さん。これじゃ...作戦は...」
シュリは1人泣いていた。
もしカズサが死んでしまうと...作戦が成功しなくなるから
「賢者でも...人の命は助けることができないなんて...意味ないじゃない。こんな称号」
「じゃあ、今死んで捨てたら?」
私の目の前には...今いたら最悪な人物。
ユイナがいた
「なんで居場所が?」
「言わないわ。でも、なぜそこまでカズサをこだわるの?」
カズサは...私の大切な作戦に必要な人物
でも、今ユイナに言ったら作戦が台無しになる。
いや、言うつもりはないけど
「あなたなんかに教えるわけない」
「仕方ない...シュリには悪いけどここで死んでもらうね」
そうユイナが言った瞬間
視界がぐちゃぐちゃに揺れた。いや、幻覚を見られている気がする。
なにこれ...私の力が抜けていって...魔法が使えない!
「これが私の死神や死神の婿として認められたものにだけ与えられる能力...暗黒能力...'死への空気'」
死神と死神の婿しか使えない暗黒能力....
まさか、ユイナは死神の婿に...?
「そ、そんな...ユイナ...」
「この能力は...私の周り100㎡までの空気を好きなようにいじることができるの」
「その能力で...空気に毒を?」
「そう、あなたが苦しんで死ねるようにね...」
私が死を理解した時には...倒れていた。
「シュリ...さようなら。あなたは...良い親友だったわ」
ユイナはシュリに別れを言い、カズサを連れてそこから立ち去った。
次の作戦へと実行するために...
カズサとユイナが死んでしまった




