第11話 12の剣
「お姉ちゃん達、逃げさせはしないよ」
カスミが...たった1つの逃げ場所のドアの前に立っていた
「サヤカ!こうなったらカスミを倒すしかな...」
俺の言葉は途中で途切れた。
サヤカの方を見たら黒い服を着てマスクをしている人物がサヤカを拘束していたから。
「カズサ!私はいいから!早く!」
サヤカの必死な願いに俺は...答えない
今ここでサヤカを置いて逃げたら俺は一生後悔してしまう。
......一生後悔?なんでだよ。俺はなんで人助けなんかしてたんだ?仕方なく手伝いをしただけなのに命まで危なくなって。
「俺を...巻き込むな!」
その瞬間俺の周りに剣が出た。
俺の体を囲むように...12本の剣が出た。
その剣は...俺の嫌な思い出を思い出させてきた。
『あの時』に使った剣...
「'第1の剣'...いけ!」
そう言うと1つの剣がカスミに向かった
俺の意思で12本の剣を自由に動かせる能力みたいだ。
『第1の剣』は炎を纏いカスミに向かった
「なによこの剣!『アイザレス』!」
彼女は氷結魔法で剣を凍らせた。
「そんなもので...俺の剣は止まらねえ!」
剣の炎は消えない
徐々に凍った剣の氷を溶かしていき...完全に溶け、またカスミに向かった
「な、なんで⁉︎」
カスミに刺さった。
「カズサ...先輩は不思議な人。こんな強い能力も使えて、私の能力も効かないなんて...」
カスミは吐血し、倒れた。
カスミを倒した!これで俺は助かる...そして、ここから逃げることができる。そう思ってサヤカの方を向いた。
グサッ
俺の腹に剣が刺さっていた。
その剣をサヤカが握っていた
「また...俺刺されるのかよ...」
「よくも...カスミ様を!お前は...殺してやる!」
俺の周りにあった剣はいつの間にか消えていて、サヤカの心は黒くなっていた。
こんな時になんだけど、俺...少し俺の能力についてわかった。
俺は考えをまとめたいが、そんな時間はなかった
「ああもう...お前ら姉妹は本当に手がかかるな。こんな宝石になんか俺の心はのまれたりしない!」
「嘘よ。私は一刻も早く宝石が欲しいの。早くあなたを殺してね」
俺は刺され、倒れていた所にサヤカの剣が両肩に刺さった
「私の能力は好きなだけ剣を出すことができるから、今すぐにあなたを殺すことができる。でも、それじゃ楽しくない」
「お前...趣味が悪いな」
意識が朦朧としてる中、新しく声が聞こえた
「カズサ先輩、あなたはここで終わります。やっとあなたの能力がわかりました。あなたは1度限り能力を封じれるとかそんな感じなんでしょう?」
カスミの声が聞こえた。そして、俺の能力?がばれていた。
「なら、もう一回やれば終わりですね」
カスミは俺を抱きしめた。
カズサが戦っている頃シュリは家で新女王のアイリの話を聞いていた
「鎖国解除か...これなら私のお父さんと...」
『アイリ様の占いの結果が出ます!』
新女王のアイリの能力はこの国の国民の99%は知っている。
'占いの覇者'...占いで未来がわかる
『女王と一緒に国を動かすのは果たして誰になるのでしょうか...』
テレビのアナウンサーが言っている国を動かす人物は占いで決めている。
この国はそういう仕組みで国を変えている。
「占いか...こんなのに選ばれたら最悪なんだろうな...」
『私から占いの結果を発表します。その人物は7匹の竜の力を持つもの』
「7匹の竜の力を持つもの⁉︎そんな人物いるわけないでしょ。もしいたらこの世界で最強レベルの人物よ」
シュリはただ1人驚きを隠せなかった。




