第一話「香織とチルノ」
…ここは人や、妖精や、魔物や、神が住む世界 『幻想郷』。
その幻想郷に住む女の子 [香織]
彼女は今日も、最強の女の子と戦っていた……。
「いくよ!香織お姉ちゃん!」
「おいで。チルノちゃん」
「前より九倍強くなったアタイの技をくらえっ!」
そういってチルノは手を前にかざす。
「アイススピアー!」
チルノが言うと同時に、チルノの周りに氷の槍が何十本と出てくる。
その氷の槍は周りの空気を凍らしながら、香織めがけて進んでいく。
しかし香織には一本も当たらない。
「なんで!?アタイは完璧なのに!?」
「前も言ったけどチルノちゃんは狙いが甘いのよ」
香織がチルノの前に来る。
「これで終わりっ。」
「…また香織お姉ちゃんに負けた…。」
「まぁしょうがないよ。香織お姉さんとは歳が離れてるし。」
「そんなことで負けたって言い訳したくない! だいたい香織お姉ちゃんはスペカ無しで、アタイはスペカ有りで負けるんだよ!? 最強のアタイがだよ!?」
「じゃあ最強の座を取られちゃうかもよ?」
「! こうしちゃいられない! 大ちゃん!練習しにいくよ!」
「はいはい。 すいません香織お姉さん。ありがとうございました 」ペコリ
「いーよいーよ。大ちゃんいってあげて。待ってるよ?」
「何してるの大ちゃん! 行くよ行くよ。」
「わかったよチルノちゃんー。」
誰もいなくなった場所で、香織は溜め息をつく。
「またチルノちゃんの勝負にのっちゃったよ。」
「そうですね。のりましたね。」
「それで師匠に頼まれたお使い忘れたし。」
「また忘れたんですか。しょうがないですね。」
「そうそうしょうがな………。って師匠ぉぉぉぉぉぉぉ!?」
「何度目ですか!? 今度という今度は許しませんっ! 」チャキ
「やめてください師匠! その剣で斬られたら私死んじゃいます!」
「もういいです! 一回三途の川を往復してきなさい!」
「その川は一方通行ですよ!?」
「いいんです! 行ってきなさい!」
「嫌ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ…」
ここは幻想郷。
香織とその仲間たちが生きるこの世界で、何が始まっていくのだろうか。
それはわた「メメタァ」わからない。 っていうか終わりなんだからつっこむのやめてくれます? 紫さん?
「その視点から喋るな。」
どうも轟 輝です。 毎週更新でいっていきたいと思います。 毎日はちょっと無理なので…。 次回は 第二話「香織と妖夢」です。