ドーラの番外編!
今回は番外編です!
目が覚めると、ミサはいませんでした。
「ミサ? どこですか?」
私の呼び掛けに返事はありません。
困りました。 いったいどこにいったのでしょうか。
「と、いうことでこれからミサ探索隊を結成します!」
私が胸をはってそういうと、一人の女の子はぱちぱちと拍手してくれます。
「さあいきますよナナ!」
「は~い」
そして私たちはお城のなかを歩き回ります。
「そういえばナナは、大魔導師に体を乗っ取られていましたよね?」
「そうだよ~。 なんかね~、体貸して? って言われたから~、貸してあげたの~」
「そうなんですか」
同意のもとだったんですね。
私たちは更に歩きます。
「うーん、いませんねぇ」
「そうだね~」
と、そこに、聞き覚えのない男の声が聞こえてきます。
「あらら? ミサんとこのドラゴンとナナ様、こんなところで何を?」
それは以前ミサにぼこぼこにされてた門番だった。
「えっと、あなたは……?」
誰でしたっけ?
「なに? ミサ探してるの? なら城にはいないぜ。 あいつは鍛冶屋に行ってるからな」
「鍛冶屋?」
「そうさ。 前に俺はあいつと戦ったが、あんな風魔法と土魔法じゃ絶対に大会には勝てないから武器を持っておけっていったんだ」
ふん! 負けたくせに偉そうですね! 喰ってやりましょうか?
「ところでドラゴンの嬢ちゃん」
「はい?」
「あんたも大会には参加するのか?」
「え?」
参加できるんですか?
と、聞こうと思ったらあっちが勝手に喋ります。
「召喚獣は魔法の一つだからな。 魔物が召喚獣ってのも珍しくないし」
「そうなんですか」
「あいつが帰ってきたら聞いてみるといいさ。 そんじゃ、国王様んとこにいくわ」
「頑張って下さい」
そういうとその男はどこかへとむかう。
「どうする~?」
と、そこにナナの声が聞こえる。
「え?」
「ミサ探してるのに居場所わかっちゃった~」
「あ、そうですね。 それじゃ……空でも飛んでみます?」
私が唯一できることを提案してみます。
「いいの~?」
ナナは目をキラキラさせながら両手をブンブンふります。
「じゃあ、中庭にいきましょう!」
「は~い!」
私たちは城の中心にある中庭に向かいます。
そこは以前触手が密集していた場所です。
ミサが直してくれたので、触手の影響はほとんどありません。
「到着です!」
「わ~!」
「そして変身です!」
私は体を熱くするイメージをします。
すると、体が燃えていきます。
それは私を包むと優しく広がっていって、目を閉じてしまうほど眩しくなります。
そして、次に目を開けると私はドラゴンになります。
「ドーラかっこいい~!」
「グガアッ!」
私は寝そべるように背中を平にして、ナナを乗せます。
乗ったのを確認してから翼を羽ばたかせます。
「わ~! 飛んだ~!! ドーラすご~い!」
「ガア!」
そんなに褒められると、悪い気はしませんね。
「もっと高く~!」
「グガ!」
私は更に翼を動かし、上空に昇っていきます。
ある程度上までいったら、今度は旋回しながら降下していきます。
それを何回もやって遊んでいたら、いつのまにか夕方になっており、すっかり疲れきった私たちは中庭で眠ってしまいました。
「あんたたち、今日は楽しかったみたいだね」
ふと、そんなミサの声が聞こえたのは、夢の中からでしょうか。
たまたま読んでいただいたのであればありがとうございます!!
引き続き読んでくださってる方はスペシャルサンクス!っす!




