鍛冶屋で殺されかける勇者
瞬間、万の剣は一斉に私めがけて飛んでくる。
なにこれ、やばっ!
私は上にジャンプし、それらをかわす。
しかし、剣はそれを見切っていたかのように上に方向を変えまた飛んでくる。
「かっかっかっ! これぞ、わしが作った試練。 さあ、お前さんはいったいどれだけ持つのかな。 ちなみに、この試練をクリアできたものはおらん」
上に飛んできた剣を風で向きを変え、向かってくる剣を止めるバリアを作る。
すると今度はそのバリアを避けるようにカーブを描いて頭上から降り注ぐ。
それをまた風魔法で受け流す。
そして火魔法で溶接して一塊にしていく。
「ほう、飛んでくる剣をかわしながら器用なことをするの。 なら、こっちも本気で行くぞい」
そういうと、剣のスピードがあがったのがわかる。
早すぎ!?
うんにゃ~!! さばききれないよー!
あーもう! やけくそやー!!
「炎壁守!!」
炎が空洞を描くイメージをしながら丸い形を作り、中に自分が入る。
「かわすのはあきらめ、ガードに徹するか。 ならば……」
ガードの中に入っていると、急に剣が動きを止める。
そして、鍛冶屋が二本の剣を出すのが見えた。
一本は黄金でできており、もう一本は黒い木刀だ。
それらは私めがけて飛んでくる。
そしてガードにあたる、が勢いは止まることなくガードを突っ切ってくる。
二本のうち一本は風魔法で起動を反らすが、もう一本は微動だにせずまっすぐ向かってくる。
ヤバイ! これは刺さる!
そう思って目を閉じ手を出した瞬間だった。
手のひらに何かが収まる感覚が伝わる。
目を開けると、私の手には黒い木刀が握られていた。
「やはり……か」
「……?」
いったいなにが? あったの?
「その剣の名前は魔溶刀。 魔法に溶けて魔法を溶かす刀だ。 しかし、まさかお前さんがこの剣の持ち主に選ばれるとはな」
「えっと……」
どゆこと?
「その剣がお前さんの物になるってことじゃ」
「え? じゃ、これただ?」
「そうじゃ、持っていけ」
なんか知らんけど、殺されそうになりながらも剣を手に入れることができた。
「魔法を溶かすって、じゃあさっきのバリアを抜けてきたのも?」
「その通り。 この剣は魔法を溶かす、つまり無効化できるのだ」
まじでか! やっとチートらしい武器手に入った!!
よっしゃゃゃあああ!
夏休みに入ったので更新がんばって早めたいとおもいます!
よろしくおねがいします!m(__)m
たまたま読んでいただいたのであればありがとうございます!!




