10日目~数日後
むりやりかんありますが、おおめにみてくださいm(__)m
ここはどこだろう。
確か、僕はドーラから落ちて、触手の中に取り込まれたはず。
辺りは真っ暗で、なにも見えなかった。
「とりあえず出口を探そう」
僕は宛もなく歩きだす。
しばらくすると、ほのかな光が見えてきた。
そしてその光が、魔導書と同じ光だとわかった。
あっちに父上がいるのか?
僕は駆け足でその光に近づく。
すると、そこには大きな一本の触手と、それに絡め取られる形で父上が顔だけ外に出していた。
「父上!」
「……シャシャ、なのか?」
「そうです! 今助けます! ウォーターショット!」
私の指先から圧縮された水が一気ーに飛び出る。
それは触手に命中する。
だけどすぐに再生するから効果はなかった。
くそ、僕が火系の魔法を使えれば。
「父上! 待っていてください! いまミサを……!」
すると、突然僕のポケットが光だす。
そうだった、僕はミサから魔導書を借りていたんだ。
なら、これでどうにかできるかな。
「父上……」
「シャシャ、すまない。 私が愚かだった。 魔族の力になど頼るから……。 本当にすまない。 だから、頼む」
その言葉と同時に、父上は涙を流す。
「こんな私など、はやく消してくれ。 はやく、魔導書に封じてくれ」
「……父上」
いま僕が出来るのは、父を、いや、魔族の力を封印することだ。
「父上、しばらくの間の別れです」
僕はそう言って魔導書を開き、父上に向ける。
すると、摩導書はまるで世界を呑み込むかのように魔力を吸収していく。
ミサ視点
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シャシャを助けようと思い、良い案が出ないままドーラと上空をくるくる回っていたら、襲ってきていた触手の動きが鈍くなっていく。
そしてすべての触手が地面に倒れ、動かなくなる。
「これって……」
まさかシャシャが、やったの?
触手は倒れると、部分部分から白くなり塵になっていく。
そして、塵はただ一点を目指して飛んでいく。
それらは一点に集まり終わると、光の塊になる。
その光も小さくなっていき、中からシャシャが出てきた。
「シャシャ!」
無事でよかった。
「ミサ」
「シャシャ、封印したの?」
「うん。 やっぱり、父上ごとになってしまったが、なんとか成功したと思う」
「シャシャはなんともない? 大丈夫?」
「うん。 僕は大丈夫」
ならよし。 あとはページを集めて中から国王を出せれば良いんだけど。
それからしばらく経った。
街のみんなは避難していたらしく、数日は誰もいない街をあるっていたけど、ここ二、三日で人が戻ってきているみたい。
現国王がいなくなったことは、街のみんなは知らないだろう。
けれど、いなくなったことを知らなくても、いないことには変わりない。
そして、新しい国王には、シャシャが選ばれたのだった。
「僕なんかで、本当にいいのかな?」
前は父親の役に立つと大見得きっていたのに、とは茶化せなかった。
「大丈夫、それにシャシャが国王になるのは私がページを集め終えるまでの代わりだし。 ハイルビンだっているし」
「ミサがそこまで言うなら……」
こうして、国王は摩導書に封印されてしまい、問題はまだまだあるなか、この事件には一幕閉じたのであった。
たまたま読んでいただいたのであればありがとうございます!!




