勇者になって8日目(のちょっと前)
視点切り替えがはげしいですm(__)m
夜。私たちは外に焚き火をし、それを囲むように寝袋にくるまっていた。
「ぐぅ…。ぐぅ…。むにゃむにゃ…」
私の隣に陣取っていたナナは、一番最初に寝始めた。
逆方向の隣にはシャシャが寝ている。
シャシャの隣にはドーラ、ドーラの隣にナナの順番になる。
シャシャが突然起き上がる。
そして、一人でどこかにいってしまった。
私は後を追いかける。
すると、ゆるく流れる川が広がっていた。
「わぁ…」
その川で、シャシャは服を着たまま川に飛び込んでいた。
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ドーラ視点
目が覚めると、ミサとシャシャ様の姿がなかった。
寝袋にはまだ温もりがあるので、いなくなってからそんなに時間がたっていないことはわかった。
私の目は魔眼になので、ミサたちを探そうと周りを見てみる。
すると、ミサたちではなく、役職が暗殺者と書いてある情報のみが動き回っていた。
つまりは、私たち危険な状況ですか!?
「ナナ様!ナナ様!」
「ん~…。なに~?」
「敵です。馬車のなかに入りましょう!」
「う~ん。あと5分前~」
「意味がわかりません!はやく…!?」
瞬間、ナナ様に向けて刃が飛んでくる。
「!!」
私はそれを手で受けとめ、ナナ様には間一髪当たらないですむ。
私は刃を投げ捨てると、全身を炎に包むイメージに魔力を流す。
全身が熱くなり、秘めていたものを解き放つような感覚に襲われる。
目を開くと、世界は少しだけ小さくなり、私の足元にはギリギリ当たらない場所にナナ様が寝ていた。
そして起きた。
目が合う。あー、目がキラキラしてらっしゃる。
「ドーラなの?」
「ガウ!」
「ドーラ、かっこいい!」
「グァァァァァ!」
すると、また刃が飛んでくる。今度は私に向けてだった。
だが、私皮膚は固く、魔法でもない限り切り落とすことはできない。
「刃が飛んできた方向に向けて、お返しにエアーカッターを高速でおみまいする。
ちなみに、エアーカッターはミサから教えてもらった技なのです!翼で起こす風に魔力を流すだけなので、簡単にできました!
「ドーラつよ~い!」
えへへ!
と、そこに国王様がやってくる。
「ありゃりゃ、ドラゴンの嬢ちゃんどうしちゃったのさ」
ビン?に訪ねられる。
私は投げていた刃を拾い上げる。
「これは…。間違いない。ミスランテのものだな」
「ミスランテって、あの島国か?」
「間違いない。ドーラよ、詳しく話を聞かせてくれ」
私は傷が私は人の形に戻る。
すると、腰の辺りにナナ様が抱きついてくる。
いい子いい子。
そして私は、国王様にこうなったことをすべて話す。
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ミサ視点(同時刻)
結局はシャシャに見つかり、今は二人で岩場に座っていた。
「なにしてたの?」
「…」
やっぱり口を開いてくれない。
なら、えい!
「バシャァッ!」
水をかけてみた。
「うぅ…なにするんだ」
「正直に話しなって。なにを悩んでるの?」
そう、シャシャの顔は曇っていた。
「…勇者には、どうやったらなれるんだ?」
くじ引きかな?
「僕には恩を返さなきゃいけない人がいるんだ。その人のためにも、強くならなきゃ。だから、一つだけ聞いていいか?」
「なに?」
「魔力量を増やすにはどうしたらいいんだ?」
「魔力量を?うーん。レベルをあげる?」
「じゃ、レベルをあげるの手伝ってくれ」
「その前に、今の魔力量を教えて」
「?どうやって教えるんだ?」
「はっ!」
魔眼発動!
うーん。わからん。
すると、シャシャが立ち上がった。
「どうしたの?」
「…。笑うなよ?」
「わかった」
そういうと、シャシャは川の方へ歩み寄り、水を手にすくうと、また戻ってきた。
「これだ」
「…」
「…」
…。
「どれ?」
「だから!これだって!」
シャシャが差し出す手には依然として水が入っていた。一滴も垂れずに。
「僕は水をまとめるくらいしかできない」
「へぇ」
「悪かったな!たいした魔法じゃなくて!」
「いやいや、すごいと思うよ?でも、それを応用できれば、もっともっとすごいことが出きるよ」
「例えば?」
「うーん。ちょっとその水貸して」
私はシャシャから水を受けとる。
「勇者はなんでもできるんだね。僕とは大違いだ」
私は水をビー玉くらいに分散するイメージをして、その一つ一つが弾丸のように飛んでいくところまでに魔法を流す。
すると、水はビー玉のように分かれて、一発ずつ飛んでいく。
これぞ本当の水鉄砲!
「すごい…」
どやっ!
もっと驚く顔が見たくなってきた。
いよーし!勇者頑張っちゃう!
私は、砂粒をイメージしながら水に魔法を流す。
すると、霧吹き上に空中に水が浮き上がる。
月夜に輝くそれは、まだ晴れぬ曇りに隠れた星の代わりにとキラキラ輝いていた。
「綺麗」
「でしょ?シャシャも頑張れば、できるよ!」
「僕にもできる?冗談やめてよ」
「え?」
その時の私は、迂闊だった。
「僕は平民の子供なんだ。そんな魔法なんて使えないよ。両親は僕を捨ててどっかにいった。そんな僕を、父上は引き取ってくれたんだ。でも、魔力もない僕なんて、いらないはずだ。血の繋がりもないこんな僕なんて…」
シャシャの目には、涙が浮かんでいた。
「それは違うと思う」
「…。あんたに、なにがわかるんだ。僕の!なにがわかるんだよ!魔法は使えて、勇者にもなれて、これからが楽しくてしょうがないあんたに!なにがわかるってんだよ!」
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6年前 シャシャ視点
私は街の下層に住んでいた。パパは働いていて、ママはもういない。
私は部屋にいつも一人だった。
そんなある日、今度はパパがいなくなった。
私は食べるものもなく、家も追い出されて、道端で倒れた。
お腹すいたなぁ。あぁ、もう動けない。死ぬのかな。死んじゃうのはやだな。どうせなら、次は幸せなところに生まれたいな。
なんて考えていたそんなときだった。
私は一人の男の人にであった。
「お腹がすいているのか?」
「おじさん…誰?」
「聞こえなかったのか?お腹がすいてるのかと聞いたんだ」
「…すいた」
「なら、うちにおいで」
そういうとその人は私を担ぎ上げ、そのまま家へと連れていってくれた。
目の前には料理がたくさん並んでいて、私はよだれが止まらなかった。
「さあ、食べなさい」
「…どうして」
「ん?」
「どうして、ここまでしてくれるの?」
私は素直に質問する。
「はっはっはっ!」
なにがおかしかったのか、その人はテーブルを叩きながら笑った。
「道端で、子どもが倒れているような国の王なんて、ちんけな王だろう。うむ、決めた」
「?」
「君は私の娘に迎え入れよう。今日から君は、私の娘だ」
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今 ミサ視点
「嬉しかった。こんな幸せ、もうないと思ってたよ」
シャシャは、今まで見せていたものをしまいこみ、本音をぶつけてくる。
「ねぇ、ミサは、僕が本当にさっきみたいなのできると思う?」
シャシャは、まっすぐ瞳を見つめてくる。
「できる」
「…」
私は確信していた。
「魔力量が少なくても、魔法が使えるなら、絶対にできる」
私にそう教えてくれた人のことを思い出す。私が魔王になるときに、その人はそう教えてくれたんだ。
「…どうやったら」
「イメージだよ」
「イメージ?」
「そう。こうしたい!ってイメージを、強く頭のなかで作るの。そしたら、後は魔力を流すだけ。できないとかじゃなくて、やってみるんだよ。それが、魔法を使える一つの条件だよ」
「…わかった。ミサを信じるよ」
シャシャは、なんとか水を手のひらから離して操れるところまでできた。
「後は、飛ばす!」
「やあっ!」
すると、シャシャの手の上にあった水は、勢いよく飛び出していく。
「…できた」
「すごいじゃん!シャシャ!!」
「うん!やったよ!ミサ!」
その時のシャシャは、やっぱり女の子なんだって思った。
「名前でよんでくれた」
あのシャシャが!!
「さっきから呼んでるよ。ミサって。本当にありがとう。ミサ」
「私はなにもしてないよ。誰かのためになりたいってシャシャの気持ちが、実を結んだんだよ!」
シャシャは顔を赤くしていた。
「今まで、水を持つことだけで精一杯だった私が、やっと使えた魔法。名前なんていうの?」
「え…?っと。シャシャがつけるといいよ」
「僕が?」
「うん。素敵な名前つけてあげな」
「…ウォーターショットってのは、どうかな?」
ウォーターショットか、エアーカッターみたいでいいね!
「いいと思うよ!」
「よかった」
そこで、夜が明けてきたことに気がつく。
「そろそろ戻ろっか」
「そうだね」
私たちは馬車の方へと戻ることにした。
なんというか、話が乱雑すぎますよね(;゜0゜)
すみませんm(__)m
たまたま読んでいただいたのであれば有難うございます。




