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黒の系譜  作者: 木根樹
黒の系譜―第二章
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黒の系譜02-34『ゴブリン四天王』

 大樹の上、月をバックにポーズを取る魔法少女は、掛け声とともに宙へ舞った。


「とぉっ!」

「と、飛んだぞ!?」

「あんな高さから!? 死ぬ気か!?」


 魔法少女というより仮面をかぶったバイク乗りヒーロー風に飛んだその人は、木に生えていた巨大な綿


毛を掴んで、ふわふわと降下してくる。

 相変わらず何でもありだなぁ、このヒト。


「何やってんですか。リーフィさん?」

「あら、それは誰カシラ? あてくしはパピヨン……」

「リーフィよね?」

「リーフィさんですわね」

「ん、フィー」


 とんだ珍客の乱入に、離れたところにいたミラとルーさんもよって来た。

 みんなにはバレバレなのだが、本人はどうあっても正体をばらしたくないらしい。


「パピヨンマスクっつってんでしょ。ぶん殴られたいのカシラ?」

「ぼ、暴力反対ー!」

「そう? じゃ、言ってごらんなさい。あてくしは、だぁれ?」

「「「「ぱ、パピヨンマスクさんです」」」」

「よろしい♪」


 だ、誰なんだろうなぁ。ぜんぜん分からないなぁ?

 ……まぁ散々『助けにはいかない』みたいな事言ってたから、少し気恥ずかしかったのかもしれない。

 

「リ――「パピヨンマスク」パピヨンマスクさん、救援はありがたいんですが……」

「あら? 何か問題でもあるのカシラ?」


 以前リーフィさんがヤヴァイコーン相手に使った技、豊穣の大地を願う処女(カタストロフ)

 確かにあれならこの場にいるすべてのゴブリンを文字通り畑の肥しにすることが出来るかもしれない。

 でもあの時はオレとエミリーだけだったから巻き込まれずに脱出できたが、今回のように敵味方入り乱


れての戦いともなると味方から何人の犠牲者がでるのだろうか……考えただけでも恐ろしい。


「やぁね。さすがにあてくしも手加減するワ。半殺しくらいには?」

「のー! 半殺しでもダメです!」

「冗談よ。ってか、そんなの必要ないもの。見なさい」


 リーフィさんはくいくいっと親指を立てて後ろを指す。


「いくぞお前らー! クロネコさんたちを守るんだー!」

「「「おぉー!」」」

「ミラ先生たちを援護するわよー! 魔術師隊ー!」

「「「おー!」」」

「てぃ、ティムは僕が守るんだー!」

「じゃあ自分はベニィを守るッス!」

「じゃあ、私はケーンを守るの」

「ベニィ……♪」

「ケーン……♪」

「おい! 誰かそこの馬鹿夫婦を止めてくれぇ!」

「いちゃつくなら家でやれぇー!」

「うらやましくなんかあるぞー!」

「末永く爆発しろぉー!」


 そこにいたのは、門外街の人々。

 エミリー隊やミラに魔術を習っている魔術師見習いたちだけでなく、農場の人や牧場の人たち、中には


バートンの泊まり木の常連客の冒険者たちもいる。


「そこでへっぴり腰になっている連中に比べたら、頼もしいじゃない? バカばっかだけど」

「あはは……院の方を守るよう言ってたのに」

「ふふん、必要ないわ! だって、こっから先はアタシがゴブリン一匹通さないんだから!」

「そうですねエミリーちゃん。その通りですわ!」

「ん、おねぇちゃん、がんばる!」

「なら向こうに守りは必要ないじゃない?」

「まったく、みんな人の気も知らないで……」


 オレは目尻の雫を拭って笑う。

 本当にバカばっかりだよ。


「来たがってた奴は全員連れてきたワ。みんな、あんたらの力になりたいのよ……って、何笑ってんのよ


?」

「いえ、嬉しくて。ありがとうございます、パピヨンマスクさん」


 オレはへばっていた心に喝を入れる。

 

「参ったなぁ。みんなの前でかっこ悪いところ見せられないや」

「負けられませんわね」

「違うわよミラ。『負けられない』じゃなくて『負ける気がしない』の間違いよ!」

「ん、エミ、たまには良い事言う」

「たまにはってにゃによ!?」


 そうだとも、負ける気がしない。

 消えかけていた闘志が再び燃え上がる。 


「どう? やる気でたカシラ?」

「やる気マンチカン(猫種)です!」

「まんち……? よくわかんないけどやる気が戻った事だけは分かったワ」


 オレの渾身のギャグは通じなかったようだ。

 ひょっとしたら、こちらの世界にマンチカンっていう猫種はないのかもしれないな。

 うん、きっとそうだ。

 でなければオレのギャグが滑った理由が分からない。


「じゃ、さっさとこんな戦い終わらせてきてチョーダイ。夜更かしは美容の天敵なのよ」

「簡単に言ってくれますねぇ」

 

 倒せど倒せど湧き出てくるゴブリンの群。

 一体全部片づけるのにどれだけかかるのやら……


「あら、簡単じゃない? 頭をぶっ潰せばいいのよ?」

「頭、ですか?」


 頭のつぶれたゴブリンで埋め尽くされる平原を想像して、ちょっと気持ち悪くなる。


「……うっぷ、それはちょっとグロすぎやしませんか?」

「その頭じゃないワ。このゴブリン共の頭……リーダーって言った方が分かりやすいカシラ?」

「あぁ、そっちですね」


 確かに言われてみればそうだ。

 ゴブリンの群をここまで統率し、〝軍〟にまでまとめあげるようなヤツ。

 オレの脳内にぼんやりと思い浮かんだのはRPGの定番、ゴブリンの王。


「ゴブリンキ――」

「ゴブリンキング、ですわね」

「あぁ、先に言われたっ!」

「も、申し訳ありません!」


――ゴブリンキング。

 かつてオレはそんな魔物を考え、[M・O・W(魔物図鑑)]に記していたはずだ。

 たしか、ゴブリンが何年も生き残り、成長し、群を統率するだけのレベルと知能を備えた時に進化した


存在だったはずだ。

 ブラックウルフ・リーダー程度とはまるで強さの桁が違うソイツが、恐らくこの群を率いている。

 

「ゴブリンなんて、もともと『ゴブゴブ』くらいしか言えない低能な連中よ。群のリーダーさえ潰してし


まえば、あとは自然に壊滅するワ」

「なるほど……わかりました」

「雑魚どもはあてくしたちに任せて……あら?」


 リーフィさんが訝しげに目を細める。

 何事かとオレもリーフィさんの視線を追うと、そこにいたのは4体のゴブリン。

 他の個体とは明らかに違う装備のそいつらはオレたちを指さして宣言する。


「オ前タチ、倒スゴブ」


 4体のうちの1体、先頭にいたえらく重装備なゴブリンは驚いたことに言葉を話した。

 若干訛りのようなものはあるが、はっきりと『オレたちを倒す』と宣言したことから、それなりの知能


を持っていることが分かる。

 こいつらが、例のリーダーだろうか?


「あら、ゴブリンのくせに喋れるなんて生意気じゃないカシラ?」

「生意気ナノ、オ前ラゴブ。ゴブリンキング様ヲ倒ス? フザケルゴブナ!」


 口ぶりからして、こいつらがキングではない事は分かった。

 じゃあ、こいつらは一体何者なのか?

 聞くまでもなく、4体のゴブリンはポーズを取って叫ぶ。


「我ラ!」

「ゴブリン!」

「四天王!」

「ゴブ♪」

「「「「「「ゴブゴブゴブゴブゴブ!」」」」」」


 周囲の雑兵ゴブリン共はその4人にひれ伏す。

 ゴブリンキングではないものの、こいつらがこの戦場を指揮している指揮官ということは間違いなさそ


うだ。


「ということは、お前らを倒せば後はただのゴブリンだけって事だね!」

「出来ルワケナイゴブ!」

「出来るさ! [ブレード・スピン]!」

「待ちなさい、おちび!」


 リーフィさんの制止も待たずに、刃の独楽と化したオレが先頭の重装備の奴を切りつけた。

 鉄でできた鎧兜を切り刻み、中のゴブリンともども細切れになる、はずだったのに。


「硬化ッ!」


 ガッキィーン、という金属音と共にオレは弾き飛ばされた。

 紅い爪甲は脆くも砕け散り光と消える。


「硬ったぁ!」


 奴の身に纏っていた鎧が、ではない。


「オレ、シェルゴブリン!」


 バラバラになった鎧の下から現れたゴブリンの体表は、要所要所が硬質化して甲羅の様になっている。

 まさに甲羅(シェル)ゴブリン。


「脆イ! 脆イゴブッ!」

「次、オレサマゴブ!」


 弾きとばされて姿勢を崩していたオレを、別のゴブリン指差している。

 

「クロさん! あれはただの指じゃ……!」

「BAN!」


 ミラの声を聞いたオレはとっさに後方宙返りで身を翻した。

 パンッ! とオレの立っていた地面が突然弾け飛ぶ。


「ヒュー♪ 女、オマエ中々良イ目シテルゴブゼ!」


 マントを翻し、指先から立ち上る煙を吹き消したゴブリンは指で被っている帽子を軽く持ち上げる。

 テンガロンハットに、ガンベルト、その出で立ちはまさに西部劇に出てくるガンマン。


「オレサマ、ゴブリンガンナー! 狙イ撃ツゴブゼ!」

「あれってありなの?」

「蟻ゴブ? イイエ、猫ゴブヨー?」


 何とか着地したオレの背後で、甲高い声がする。


「クスクスゴブゴブ♪ ネーコサン、遊ブゴブ♪」

「――っ!」


 腰の短剣を引き抜いて背後の気配を切りつける。

 しかし霧を切り裂いたかのようにまったく手応えが無い。

 

「ボク、コッチゴブ♪」


 いつの間にかオレの頭上にいたそいつは、余裕の表情を浮かべ片手で逆立ちしていた。

 いや、余裕に見えた表情は単なる仮面だった。

 色とりどりでちぐはぐな衣装を身に纏い、笑った表情の仮面を被っているそいつの姿はまさに道化師。


「ボク、ゴブリンピエロ。ヨロシクゴブ♪」


 ピョーンと片手で飛んだゴブリンピエロは、ゴブリンガンナーの隣に降り立つと懐から出したドクロで


ジャグリングを始めた。


「ソンデェ、四天王最後ハ、アータークーシー様!」


 最後の一匹は身に着けていたマントを投げ捨てる。

 満を持して3体の前に出てきたそいつは世にもおぞましい姿をしていた。


「ゴブリン界一、キュートガール!」


 返り血で染まった真っ赤でフリフリとした衣装と大きなリボン。

 鮮血のルージュを口の周りに塗ったくったその顔はまさに化け物。


「アタクシ様ハァ?」

「「「「「「「ゴブリンアイドルー!」」」」」」


 周囲で跪いていたゴブリンたちが一斉に声を張り上げ、狂喜乱舞する。

 その怒声のような声援の中で、化け物はくるくるとポーズを取っている。


「脳殺シチャウゾ、ゴブ♪」

「うっ!」 


 そこが、オレの我慢の限界だった。


「うっぷえろえろえ――」


――しばらく、綺麗なお花畑の映像と、心休まるメロディをお楽しみください。



「がらがら……ぺっ! ふぅ、なんて精神攻撃だ……!」


 間違いない。アイツが恐らくこの中で一番最凶だ。


「我ラ!」

「ゴブリン!」

「四天王!」

「ゴーブ(はぁと)」

「うぷっ……! はぁはぁ、危なかった」


 口の中を水で濯ぎながら、オレは考える。

 鉄壁の防御力で刃すら砕くシェルゴブリン。

 素早く正確な狙撃を撃ち出すゴブリンガンナー。

 トリッキーな動きでこちらを翻弄するゴブリンピエロ。

 最凶のゴブリンアイドル。

 こいつら全員を同時に相手するのはさすがのオレでも骨が折れる。 


「あんまし時間はかけたくないんだけどなぁ……」


 正直な話を言えば、これ以上怪我人を出さないためにもさっさとゴブリンキングを倒して戦闘を終わら


せたい。

 だがこいつら、四天王というだけあってそれなりの実力は持っているようだ。


(まぁ更神(アクセス)を使えば一瞬で終わらせられる自信はあるけど、それはせめてゴブリンキングまで


取っておきたいし……)


 そして一度〝更紙〟を使って解除した後、またもう一度使えるのか? 試した事がないので何とも言え


ないが、なんにせよ最大戦力はギリギリまで取っておくべきだろう。


「しょうがない。ちまちま倒させてもら……」

「その必要はありませんわ!」

「そゆこと。ここはアタシらに任せて、アンタは先に行きなさい」

「ん、後で追いつく」


 オレの隣に、頼もしい仲間たちが並び立つ。


「怪我人の治療は癒術士見習いさんたちに任せましたわ!」

「ミラ!」

「こっちも。雑魚どもは弟子たちに任せてきたわ!」

「エミリー!」

「ん。お姉ちゃん、がんばる!」

「ルーさん!」

「あら、あてくしも忘れてもらっちゃ困るワ?」

「リー「パピヨンマスク」パピヨンマスクさん……ありがとうございます」

「気にしないで。ちょっと許せない奴がいるだけよ」


 パピヨンマスクさんは、そう言ってゴブリンアイドルを睨みつけた。


「あーいうヤツ。あてくし、大っっっっっっっっ嫌いなのよ」

「ナーニィ? マタブッサイクな奴ガ出テキタゴブネェ?」

「ゴブリンアイドル様サイコー!」

「アイドル様世界一ー!」

「……ホンット、いけ好かない奴」


 パピヨンマスクさんはゴブリンアイドルを相手してくれるらしい。


「じゃ、アタシはあの堅そうな奴ね!」

「ゴブゴブ! 小娘メ、イイ度胸ゴブ!」


 拳を打ち合わせ、シェルゴブリンと向かい合うエミリー。


「では、あの遠距離攻撃をしてくるゴブリンは私に任せてください!」

「GOBUGOBUGOBU! オ嬢サン、イマドキ弓ゴブカイ? GOBUGOBU! 時代遅レモイ


イトコゴブゼ!」


 弓を構えてゴブリンガンナーと睨み合うミラ。


「ん、お姉ちゃん。アレ倒す」

「倒ス? 誰ヲ? 誰ガ? ドウヤッテェ? クスクスゴブゴブ♪ ソンナツマラナイ事言ワナイデ、ボ


クト遊ブゴブー♪」

「めんどう、すぐ終わらせる」


 ピョンピョン飛び跳ねるゴブリンピエロに、珍しくやる気十分なルーさん。

 こうして、それぞれの相手は決まった。


「じゃあ、ワタシは……ゴブリンキング?」

「お願いいたします」

「頼んだわ!」

「ん、ふぁいと」

「せいぜい気張ってきなさい」


 やれやれ、一番強いヤツの所に先に一人で行けなんて……とんだ仲間たちだよ。

 どれだけオレの事信用してくれちゃってるのさ。

 ……嬉しいじゃないか!


「じゃあ、先に行ってる。後で来てくれるんだよね?」

「はい」

「とーぜん!」

「…………実はめんどう」

「どーして、あてくしが行かなきゃいけないのカシラ?」

「こらこら年長者二人」


 オレはものぐさな二人に文句を言いつつ、靴をトントンと履き直す。


「さっさと片付けて待ってますからね」


 笑いながらオレは走り出した。


「ココハ通サンゴブ! 他ノ奴モブッ殺スゴブ!」


 ゴブリン四天王がオレの前に立ち塞がった。

 オレに向かって手甲のようになった腕を振るうシェルゴブリン。


[影歩(えいほ)]」


 オレはすかさず戦技を発動する。


「ス、スリ抜ケタゴブッ!?」


 シェルゴブリンの腕はオレに当たらずすり抜けた。

 否、オレが[影歩:残像を造り出して目晦まししつつ、相手の背後に回り込む戦技]でシェルゴブリンの


攻撃を回避したのだ。

 


「GOBUGOBU! ダカラテメェハ、ドンクサイゴブ! BANBAN!」

[砲脚(ホウキャク)]!」


 戦技を発動したオレの足が思いっきり地面を踏み抜く。

 ドォン、と地面が爆発し、その勢いでオレは前へ飛んだ。


「ココカラ先ハァ、ッテ、オイィィィィィィィィィィ――」


 一瞬にして50メートル近くの距離を稼ぐ。

 途中横を何かが通り過ぎた気もしたが、気のせいだろう。

 オレは仲間を信じ、後ろを振り返ることなく走り出した。


「どっけぇぇぇぇぇ!」


 一直線に。

 襲いかかってくる雑兵どもは切り捨てて、ただ前へ進む。

 

「見えた!」


 やがて見えてくる目的地。

 鮮血で染まった宿場街に黙祷を捧げながらも、オレは足を止めることなく進む。

 ゴブリンが湧き出てくる坑道、その闇の中へ。

 

「邪魔だぁぁぁ!」

「ゴゴブ!?」

 

 坑道の中は入り組んでいて見通しも悪い。

 [マップ]を開きながら進むがはっきり道がわかるわけじゃない。

 だがおそらくゴブリンのアイコンが一番多い場所が再奥だろうと目星をつけてオレは突き進んで行く。

 奥に入って行くにつれ厳重な守りになっている。


「間違いない」


 この先に、ゴブリンキングがいる。


「待ツゴブ!」

「ココハ通サナ――」

「いいや、通る!」


 知能のある門番ゴブリンたちを短剣で一刀のもとに切り捨てて、オレは門の前に立った。

 念のためポーションを一本と魔力ドロップを一つ使い体調を万全に整える。 

 先制攻撃を警戒して、いつでも最大防御(アイギス)を発動できるよう準備。


「……よし!」


 気合いのかけ声と共にオレは門を開け放った。

 そこにいたのは―――――

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