黒の系譜02-19『袋の鼠』
と言う訳でクロとルーさんは二人で自由街に来ています。
貴族街はミラたちに任せ、オレとルーさんは自由街へやって来た。
「ルーお姉ちゃん、ここに来た理由わかってます?」
「ん、街見学」
やって来たわけなのだが……
「だったらなんで!」
オレは、いつもの定位置――ルーさんの腕の中で吠える。
「なんで、さっきからずぅっっっっっと! イスに座ったままなんですか!?」
自由街の広場にやって来たルーさんはオレを抱えてイスに座り、そこからまったく動こうとしないのだ。
最初は何か考えがあるのかと大人しくしていたオレだったが、さすがに15分経過したあたりからさすがに『おかしいぞ?』と思い始め、30分経過した今、はっきりと確信した。『明らかにおかしい』と。
べ、別にお胸様の感触を堪能していたわけじゃ、ないんだからねっ!?
「ん、ちゃんと見てる」
「見てる、って何をですか?」
「クロ、人、あとクロ?」
「それ、見学と違いますから! っていうかオレばっか見てません!?」
「……見学、ぶっちゃけ、面倒」
「それが本音ですね!?」
そう言えばルーさんって、基本こういうヒトだった。
自分の興味があるものにはとことんアクティブになるのに、それ以外のこととなると、途端にものぐさになる。
まぁ、座って街ゆく人を眺めるのも、見学と言えばそうなのかもしれない。
だが今回はどんな店があるのかとか、そういうのを見て回るのが目的なのだ。
このままでは埒があかない。
「とぅっ!」
オレはルーさんの腕の中から(少し名残惜しいが)飛び降りて、ルーさんの腕を引っ張る。
「ほら! ルーお姉ちゃん、行きますよ!」
「ん」
ルーさんは、オレに引っ張られるまま大人しく立ち上がった。
あれ珍しい。
あのものぐさなルーさんがこうも簡単に腰を上げるとは。
「妹のわがままに付き合う、お姉ちゃんの役得!」
「さいでっか……」
結局ルーさんはルーさんでした。
「……それに、もう十分」
「十分って、なにがですか?」
「ん、クロを見る、視線」
「あぁ……」
どうやらルーさんは、座りながら街ゆく人々がオレに向ける視線を観察していたようだった。
やれやれ。
何も考えていないようで、実はよく考えていてくれる。
それもまた、ルーさんだった。
「ん、行く(ひょい)」
「…………あい」
てっきり、このままオレがルーさんの腕をひいてエスコートできるのかと思っていたが、そんなことは万に一つもなかった。
定位置に付いたオレは、ルーさんと一緒に今度こそ街へ繰り出した。
―――――
「うーん、想像以上ですね」
「ん、最低」
しばらくルーさんと二人で皇都を見て回ったのだが、どこも獣人族に対する扱いは似たような感じだった。
「入店拒否、追い出し、ワタシだけ外で待たされる。あとなんかありましたっけ?」
「お尻、触られた」
「あぁ、あの酒場の親父ですね」
思い出しただけでも腹が立つ、あのエロ親父。
オレとルーさんを見るやいなや、気色の悪い顔で『その獣人の娘を売る気はないか?』とオレのお尻を触ってきた。
男に尻触られるとかマジ勘弁ですよホント。
「いやぁ、見事な回し蹴りでした」
「ん、当然」
親父の顔にルーさんの足が入ったときはすかっ、としたね!
ルーさんのキックで酒場の中が喝采だったもんな。
……ルーさんのパンツが見えたからだろうとは思うけど。
「クロも、ないす魔術」
「いやぁ、それほどでも……ありますけどね!」
あまりに酒場の野郎どものルーさんへの視線が下衆かったので中に[フェアリー・ライト(魔力MAX)]を込めた魔封珠をお見舞いしてやった。
酒場内に閃光が迸り、みんな『目が! 目がぁ!』とか言ってゴミのように騒いでいたよ、フハハハハ!
「でも収穫はほぼゼロですねー」
「ん、鍛冶屋くらい」
「あぁ、あの失礼な鍛冶屋さんですか」
唯一マシっぽかったのは、巨人族の主人がいた鍛冶屋さんくらい。
結果的に入ることはできなかったが、その理由が『女子供が男の仕事場に入ってくんじゃねぇ!』っていうもの。
獣人差別とかではないので、あの頑固親父をなんとか説得できれば中を見学させてもらえるかもしれない。
「それにしても失礼な店主でしたね」
「そう?」
「そうですよ!」
オレはこう見えて立派な成人男性だというのに……!
ごめんなさいどこからどう見ても14歳の美少女ですねしくしく……。
「んあー。だけどこれじゃまともに道具も揃えられませんねぇ」
「ん、丸腰、危ない」
「ですよねー。せっかく折れたナイフの代わりを調達しようと思っていたのに……むぅ。まともに武器すら買えないとは……」
「ん、紅い剣、だめ?」
紅い剣とは、魔製珠で造り出すあの紅い武器の事である。
「はい……あれって強度を底上げするのに相当魔力が必要で……。それなのに案外簡単に欠けて消えちゃうんですよ」
「連続戦闘、きけんがあぶない?」
「あい……それで戦技を使いまくろうものなら、さすがのワタシでも魔力がピンチで危険があぶないんです」
魔力ドロップを大量に作っておいて食べながら戦う、って言うのも悪くないかな?
いや、でもいつでも食べれるとは限らない、やっぱり武器は必要か。
むむむ……
「いっその事自分で作ってみようかなぁ……?」
「クロ、鍛冶師?」
「いえ、ノー鍛冶経験。ノー鍛冶師です」
それもまた一つの手だとは思うが、いかんせん鍛冶の仕方なんてサッパリだ。
鍛冶も[鎌金]のようにスキル化できれば案外簡単なのかもしれないが、そもそもの問題はスキルをどうやって獲得するか、である。
たしか[錬金]は実際にポーションを作っててゲットできたから、鍛冶は何か武器をつくればいいのだろうか?
(とりあえず、金属をハンマーとかで叩いてみようか? ダメだ、『へったくそな楽器ね? ぷふーっ(笑)』ってエミリーに笑われるのがオチだ……)
オレがそんなしょーもない事を考えていた時であった。
「もし? そこ行くお嬢さん」
「はい?」
「お前じゃないよ。お前の飼い主さんの方だ」
通りで露天をしている、いかにも作り笑顔な男に話しかけられた。
獣人族を連れている相手に自分から話しかけてくるなんて珍しいが、オレへの態度はやはりよろしくない。
なのでここはルーさんに応対をお願いする。
「もしかして、冒険者の方ですかな?」
「ん」
「なるほどなるほど! お困りのようですが、そちらの獣人奴隷のせいでまともに道具も揃えられない! 違いますか?」
「んーん、クロ、悪くない」
「ルーお姉ちゃん、いいんです。間違ってませんから」
オレがいるせいで上手くいかないと言うのは癇に障る物言いだが、おおよそ間違ってはいない。
あまり男の機嫌を損ねるのもなんだし、ここは話を合わせたほうがベターだろう。
「だったら! 私の店を見ては行かれませんか? お困りの貴女の為です! 特別価格でご提供いたしましょう!」
男は、どうぞといって自分の露天を広げる。
だがそこに並べられていた商品は、
「……それ、なに?」
「あぁ、特製ポーションですね」
「これが?」
男が手に取ったのは、オレの作ったポーション(リカム)よりももっと薄い色をした液体。
中にはゴミのような物まで浮いている。
怪しいので[アナライズ]をしてみると案の定、
【ポーションを薄めた何か:
使いかけのポーションを雨水で薄めた物。よく振って使わないと成分が分離して浮いてくる。体力を極めてわずかに回復する】
アイテムとしては最低クラスの物だった。
「……これは?」
「それはナイフですな」
どう見ても錆でぼろぼろのナイフだ。
これなら、素手で戦った方がまだましだろう。
「……これは?」
「お客さんお目が高い! その壺こそ、かの有名な芸術家! 〝ジョルジュ=ゴーデン〟の作った壺です! 時価にして数万メニエニとも言われるお宝ですぞ!」
どうみても子どもが粘土をこねて作った下手くそな花瓶にしか見えないそれを、男は偉そうに解説し始める。
だが残念ながらそれは全部嘘っぱちだ。
だって本物はチェスターさんの屋敷に飾ってあるもの。
他にも、かびたパン、ただの雨水、雑草、棒切れなどなど、置いてあるものはクズ品ばかり。
せっかく買い物ができるかと思ったがとんでもない。
最低のぼったくり店だった。
「ルーお姉ちゃん、行きましょう」
「ん、時間のむだ」
「ま、待てよ! お前らみたいなのが買い物できる店なんて――」
男が何か喚いているが無視する。
ルーさんの言うとおり、相手にするだけ無駄というものだ。
「でも、本当に困りましたね……」
「ん……」
自由街というくらいだから、どこかしら獣人でも自由に入れる店はあるだろうと思っていたが、考えが甘かったようだ。
この街に蔓延る獣人差別は、相当根深い。
「迷子の迷子の子猫さん。何かお探しでチかな? チチッ♪」
背後からの突然の声に、オレは背筋が冷える。
「誰!」
ルーさんの胸から飛び降りたオレは声の主の首筋に紅いナイフを突きつける。
「チチチチチ……おぉ怖い。やはり猫族の方は血気盛んでチな」
フードをかぶったそいつは大げさにお手上げポーズをとっている。
しかし言葉とは裏腹にその態度には余裕が見られ、声色からも恐怖の色は感じられなかった。
「ワタシは『誰?』 って聞いてるんだけど? 答えないなら……」
「チチチ、まぁナイフを置いてくだチいな。わっちは別に怪しいものじゃないでチ」
「クロ、見られてる」
ルーさんに諭され、オレはここが人通りの多い通りだと言う事を思い出した。
ナイフを懐にしまい、男と距離を取るが警戒は緩めない。
ルーさんもいつでも魔術を発動できるように構えている。
「……変なことしたら、すぐに切る」
「ん、撃つ」
「おぉ怖い怖い、チチチチチ♪」
男はフードの下で細い目を見開き、不敵な笑みを浮かべた。
「いやはや、驚かせてしまったなら申し訳ない。お初にお目にかかりまチ。わっち、しがない商人をやっておりまチ。〝チッカ〟と申すものでチ。以後、お見知り置きを」
恭しく礼をするチッカという男。
商人、と名乗ってはいるが先ほどの身のこなし、ただの商人とは思えない。
オレはすかさず[アナライズ]を唱える。
しかし、
パキィーン! と音がしてチッカの首から下げていたネックレスが砕けただけで、魔術は発動しなかった。
「チチチ。おやおや? 何か魔術を使われまチたか?」
下手に嘘をついてもバレるだろう。
チッカは惚けているが、オレが魔術を使ったのはバレバレだろう。
「……使ったけど、今のは?」
オレは素直に魔術の発動を認めた。
「わっち、商人という職業柄、他人に騙されぬよう常に魔術避けをつかっておりまチて。申し訳ないでチが、そういうのはご勘弁くだチい……アイテムにも限りがありまチて、チチチチ♪」
チッカは懐から砕けたネックレスとまったく同じものを取り出す。
つまり、何度やっても防がれるって事か。
「おっけーもう使わない。壊れたのは弁償した方がいいかな?」
「助かりまチ。これ、結構高いんでチよ。あ、壊れた物はお気になさらずに、今回は〝勉強〟と言う事で手を打たせていただきますので、これから良いお付き合いをさせていただければええ。チチチチチ♪」
完璧に先手を打たれてしまった、これではもう下手に[アナライズ]が使えない。
更にどう考えても怪しいコイツに貸しを一つ作ってしまった。
結局この男については何も分からなかったが、油断ならない人物だと言う事は理解した。
「で、そのしがない商人さんが、ワタシたちに何の用?」
「なに、同じ獣人族の方が困っているのを黙って見過ごせるほど、わっちは人族のように心が狭くないということでチよ」
「同じ? それ、どういう事?」
チッカが一瞬フードを取って素顔を見せた。
その頭には丸い耳。そう、まるでネスミのような耳がついていた。
なるほど顔もほっそりしていて、言われてみればネズミ顔である。
「おや、鼬鼠族を見るのは初めてでチか?」
「そうだね。ワタシが猫族だから怖くて近寄って来ないんじゃない?」
「確かに! いやはやなかなかお上手でいらっしゃる、チチチチチ♪」
男は面白そうに笑う。
人通りが多いと言うこともあり、長話するオレたちに奇異の視線が向けられ始めた。
それにオレは先ほどやらかしそうになったから、余計に人の目を集めている。
「まぁ、こんな場所で立ち話もなんでチ。わっちの店にご招待しまチ」
どこからどう見ても怪しい男。
本当なら絶対付いて行きたくないのだが、この男の店というのが何なのか少し気になる。
ここはあえて危険を承知で付いて行ってみよう。
虎穴に入らずんば、虎児を得ずと言うしね。
「わかった。店はどこ?」
「あぁ、でもお連れさんは止めておいたほうがいいでチ。生憎、うちの客は人族が嫌いな連中ばっかりでチから」
一人で来い、か。
そう言われるとますます怪しい感じがする。
ルーさんも同じことを考えているようで、一層警戒を強めた。
「だめ、一人、危険があぶない」
「そうでチか? わっちは止めまチんよ? ただ――」
チッカは愉快そうに顔を歪めた。
「――命の保証はしまチんよ?」
胡散臭い男ではあるが、その言葉の奥底に潜む厭らしさに嘘偽りはなさそうである。
「わかった。ワタシ一人で行く」
「クロ!」
「チチチ、聡明なお嬢さんで助かりまチ」
ルーさんの目は『本当に大丈夫なのか』と言っている。
「大丈夫ですよ」
オレは胸を張って笑う。
「もしなんかされそうになったら、喰ってやります。にゃー!」
「チチチチチ、おぉ怖い怖い。チチチチチ♪」
「クロ……きゅーと」
そんな事微塵も思っていないだろうチッカは笑いながら、『ではこちらでチ』と路地の奥へと入っていく。
オレはルーさんにここで待っていてくださいと頼み、路地の奥へと入っていった。
果たして、鬼が出るか蛇が出るか?
―――――
「チチチ、よくいらっしゃいまチた。わっちの店〝袋の鼠〟へ」
「洒落のきいた名前ですね」
「そう言っていただけると、苦労して考えたかいもありまチ♪」
ネーミングセンスはともかく、店の中はなかなかどうして立派な物だった。
武器や防具を売っているカウンター、薬品や食品を売っているカウンター、酒場兼宿屋受付のカウンターと、ここ一つで大体の事は賄えるようだ。
なるほど店内には獣人族の冒険者しかいない。
彼らがどこで道具を揃えているのか不思議だったが、ここだったのか。
「ふーん……」
オレは手近な所にあった短剣を手に取る。
「飾りっ気はないけど、武器としての使い勝手は悪くない、かな? むしろ良さそう」
「チチチ、その点は信頼のある者にお願いしていまチので」
「でも値段は……ちょっと高いな。相場の1.5倍って所?」
「チチ♪ なかなか目利きでチな。何分このような場所でチ。これだけの物を揃えるにはそれなりに大変でチて。そのあたりは手間賃と考えてくだチい」
まぁ、割高ではあるがさっきのボッタクリ店に比べればぜんぜんマシだ。
オレはとりあえず鉄の短剣を2本、ハンマーを2本と皮袋を5つ購入する。
ついでにパンと美味しそうなチーズ(鼬鼠族の店というだけあって種類が豊富だった)も幾つか買った。
他に何か掘り出し物が無いかと、オレが商品を漁っていた時だった。
「畜生! あの人族! 次にあったらただじゃおかねぇぞ!」
酒場担っているあたりの一角で、頭に立派なシカのような角を生やした男の人が、浴びるように酒をあおっている。
「落ち着けよ。ただ肩がぶつかっただけじゃねぇか」
「いいや! そん時のあの野郎の顔を見てないのか!? オレたちを魔物でも見るかのような目で見ていやがった! 絶対ワザとに違いねぇ!」
「考えすぎだって!」
「考えすぎなもんか!」
酒を一気に飲み干した男の隣で、垂れた犬耳の男性が必死で宥めているが、それがかえって逆効果だったようだ。
男はしまいに『お前は人族の味方をするのか、このヒトデナシ!』とか管を巻き始める。
周囲の獣人たちも『そうだそうだ』と囃子立てる。
「うぃーひっく! 次にあったらぁ、ぶっ殺してやるぅ!」
「いいぞー! 人族なんてぶっころせぇー!」
「みなごろしらぁー!」
「お、お前ら飲み過ぎだぞ!」
男たちが本気かは分からない。
だがオレは確かに身の危険を感じた。
ルーさんを連れてこなくて良かった。
オレ自身、フードを取った姿を見られてしまったら危ない。
それこそ袋の鼠だ。
「おや、もうお帰りでチか?」
「……えぇ。これだけ買えれば充分だから」
オレはフードを深く被り直して店を出た。
「チチチ、今後ともご贔屓に♪」
「こちらこそ」
胡散臭そうに笑うチッカに背を向けながら、オレは足早に戻った。
―――――
店を出て路地を戻るが、待っているよう頼んだ場所にルーさんの姿がない。
(はて、待ちきれなくてどっか行っちゃったとか? いや、ルーさんはそんな事しない。じゃあ何か事件にでも?)
通りまで出て周囲を見回すと、ルーさんはすぐに見つかった。
先ほどのぼったくり露店の前で、両脇に何か荷物を抱えているのだ。
布の塊のようだが……何か買ったのだろうか?
「もう、ルーおね――!?」
安心して駆け寄ろうとしたオレは、ルーさんが抱えているものを見て足を止める。
布の塊はもぞもぞと動いている……動いてる!?
「はーなーせー!」
「はーなーしーてー!」
布の塊なんかじゃない、ルーさんが抱えているのはどこぞの子どものようだ。
やれやれ、また可愛いものを発見して捕獲したんだな?
オレが頭を抱えながらルーさんを注意しようと側まで近寄る。
が、
「こ、この泥棒猫め! オレの商品を返しやがれ!」
「ん、むり」
先ほどのぼったくり屋の店主がルーさんの方へ向かって、錆びたナイフを向け怒号を上げる。
「え、どゆこと?」
オレは目の前の状況がまったく理解できずにいた。
(ま、ますは落ち着いて状況を整理しよう!)
・戻ってくると、ルーさんが両脇に見知らぬ子どもを抱えている。
・子どもたち『はなせー!』と叫んでいる事から、自分たちの意思でああなった訳ではない事が推測される。
・ぼったくり屋の店主が怒り心頭で『この泥棒猫』と言っている。
(この状況から導き出される答えは?)
1.ルーさんがいつものように子どもを捕獲、それに対して親である店主が激怒。
2.ルーさんが商品として扱われていた子どもたちを救出、店主が怒って子どもたちに戻るよう命令、子どもたちは隷属させられているので店主のところへ戻ろうと暴れている。
3.実はただならぬ関係にある子どもたちが、ルーさんに奪われたことで男が激怒。『このっ! ……泥棒ネコっ!』と、昼ドラばりの愛憎劇を繰り広げている。
「い、いったいどれが正解なんだ!」
オレはショックのあまり、劇画チックな顔(※あくまでイメージです)でその場に立ち尽くした。
果たして正解はこの中にあるのか!?
正解発表は次回!
そして正解者にはなんと! いえ、何も用意してませんすみません。
というよりどう考えても、ね?
どうしてクロは推理となるとこうも的外れな……あ、いえまだ正解は分からないんですけどねー?
次回、ぼったくり店主の妻がやってきて更なる修羅場に!?(嘘)




