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黒の系譜  作者: 木根樹
黒の系譜―第一章〝黒の目覚め〟
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黒の系譜01-??『ただいま』

 目を覚ますと、そこは見慣れた屋敷の中だった。

 傍らにはいい香りのリカムティーと、付け合せだろうパンがある。

 オレは少しリカムティーを口にする。

 微かな甘みが口の中に広がり、気分が安らぐ気がした。

 パンは……食べない。

 目覚めたばかりで床に伏せりたくはないしね、うん。


「ん……」


 ベッドの淵で寝息を立てていた彼女が、ゆっくりと目を覚ます。

 まだ少し寝ぼけ眼だが、それでもオレが起きているのに気付くと表情が少し和らいだ。

 オレは言う。


「ただいま、ミラ」


 彼女は優しく微笑む。


「おかえりなさいませ、クロ様」


 そこから先に起きたことはオレたちの名誉の為、秘密にさせて貰おう。

 ただ、彼女と一緒にのんだリカムティーは、少し塩っ辛い味がした。


――こうして、オレはこの愛すべき世界へ帰って来れた。

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