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黒の系譜  作者: 木根樹
黒の系譜―第一章〝黒の目覚め〟
34/104

黒の系譜01-32『黒の間と魔の石』

さぁ、いよいよ本腰を入れてに館の中を探索ですよ!

果たして館の最深部で何が待っているのか……注目です!

「この部屋もハズレ」

「ん、空振り」

「ま、そんなもんよね」


 オレ、ルーさん、エミリーの3人は食堂跡と思われる部屋の中心で顔を見合わせてため息をついた。

 かつて死霊の館と呼ばれ恐られていた屋敷が、誰かさんがまた魔術を暴発させたおかげでなんという事でしょう。

 ただのコウモリ館へと生まれ変わったのです。

 というかそのコウモリたちもあれ以降オレたちを襲ってこない。

 どころかこちらを見つけると逃げ出す始末である。

 コウモリ館からただの森の洋館に変わる日もそう遠くなさそうだ。

 とんだ劇的でビフォーでアフターな出来事だった。


「それにしても、アンタってホント何でもありね」

「呆れた」

「だ、だからアレはワタシのせいではなくてですね?」


 先ほどの死霊の館を一掃した魔力暴発騒動、当然どうしてこうなったかの説明を要求された。

 といってもルーさん、ラムダさんは何も聞かずにいてくれたので、エミリーとミルトさんの年少組にたいしてだったが。

 エミリーはお決まりの『納得いかない!』を繰り返し、ミルトさんに至ってはオレが天の使いとか聖女の末裔なんじゃないかと瞳を輝かせ始めたので、慌てて嘘のアイテムをでっち上げたのだ。


『実はこの魔石(魔製珠で生成)、ワタシが記憶を失う前から持っていたようなのですが、どうやら強い魔力を込められていたようで。それが勝手に発動してしまったようでおーっと手がすべったー(棒読み)な、なんてこったー! アイテムがこなごなだー(大根役者)』


 事情を察してルーさんとラムダさんも助け船を出してくれたので上手く誤魔化せたが、それにしてもオレの完璧な演技力がなければ危なかったかもしれない。

 ともあれ、危険がほぼなくなったのでオレたちは二手に分かれて館内を調査することにした。

 他の部屋も探索してみたが、特にこれと言った収穫はなかったので、一度ラムダさんたちと合流し一度奥の部屋、オレが最初にいたという部屋に集まった。

 一度休憩がてら作戦会議をする事になったのだ。


「こちらも特に変わった物はありませんでしたな。スケルトンの残骸と魔石、ゴーストの魔石が少々」

「他にクロ……〝禁忌の魔導師〟に関する芸術品などは幾つも見つかりましたが、それ以外は何も……」


 一瞬、オレは自分が呼ばれたのかと思ってどきっ、としたがミルトさんが言おうとしたのはクロードの事だったみたいだ。

 それにしてもわざわざ言い直すなんて……

 教会でクロードの名を出すことが禁じられているのかもしれないな。


「この館の持ち主はどうやら狂信的な背教徒だったようです」


 うん、教会の教えとか抜きにしてもミルトさんはクロードの事がお嫌いなんですね。

 というか〝狂信的な背教徒〟も何も、ここの持ち主はその魔導師本人(中身がティー様だから代理か?)なんですけどねー。

 オレは冷や汗を浮かべながら『ソ、ソウナンダー』と頷いた。


「にしても、これだけ探して見つからないか……」


 こちらかも報告し、互いに調べた部屋の情報を共有するが、これといった収穫はない。

 もう町を出てからだいぶ時間が経っている。

 今晩は満月で魔物の活動が活発になるようだし、早いとこ切り上げて街に戻りたいのだが……

 探索は以前難航したままである。


「ったく! 隠し部屋なんてどこにあるのよ! どうせ隠すならもっと分かりやすい場所にしなさいよね!」

「それでは、隠し部屋の意味がないのでは?」

「エミ、支離めつれつ」


 全くもってミルトさんの言うとおりであるが、エミリーの言い分も分からないでもない。

 せめてオレにぐらいは分かりやすくしておいてくれればよかったのに。


「クローディア様は覚えておいではないですかな?」

「すみません」


 覚えているも何も、ティー様に言われて来ただけなのでそもそもどこにあるか知らないんです。ホント使えなくてごめんなさい。


「ん……だめ。ここ、魔力多い。区別むり」


 先ほどから[ポケット・ソナー]で周囲を調べてくれていたルーさんもお手上げのようだ。

 この屋敷全体に魔力が通いすぎていて、細かな判別ができないと言うことらしい。

 

(お? ということは逆に、魔力を集中させれば細かい識別もできる、ってコト?)


 オレが妙案を思いつきかけていた時だった。

 

「よっし! こうなったら壁という壁を壊して回れば……!」

「はいはい、ドロップあげるからエミリーは大人しくしててねー(ぽいっ)」

「はっ!(ぱくっ!)」


 せっかく思いつきかけた妙案も引っ込んでしまった。

 だが本当にこのまま埒があかなければ、破壊神エミリーによって館の壁という壁は破壊され尽くすだろう。

 そしてもし屋敷が倒壊に巻き込まれてアイテムが失われれば、それこそ元の木阿弥だ。


(こんなことならティー様にちゃんと聞いておくべきだった……って、そうか。聞けばいいんだ)


 こんな時こそ[メール]の出番ではないか、オレあったまいいー♪

 

「うーん、うーん。いい方法はないカナー?」


 オレは必死で考えるそぶりをしながら周りに気づかれないように[メール]を作成する。

 そしてそれを送信、これで返事が返ってくれば……


ピロリロリーン♪


 オレがティー様に[メール]を送信した直後、どこかでそんな間抜けな音が響きわたる。


「………………今の音は?」


 オレは周囲に同意を求めたが、みんなオレの方をみてキョトンである。

 え、オレなんか変な事を言いましたでしょうか?


「音? そんなの聞こえなかったわよ?」

「はい、何も聞こえませんでしたよ」


 二人だけでなく、ラムダさんもルーさんも、聞こえなかったという。

 オレは試しに今度は空メールをそのまま送信する。

 

ピロリロリーン♪


 やはりどこかで音が鳴る。


「ほら、今の音」

「だから何も聞こえてないってば! アンタの気のせいよ!」


 そんなはずはない。

 オレは送信ボタンを連打する。


ピロピロピロピロピロピロリーン♪

  

 とても間抜けな音が部屋になり響くが、誰一人として気づかない。

 むしろ首をかしげて『何やってんだコイツは』みたいな目で見られる。


[クローディア様……?」


 ミルトさんにまで哀れな仔羊を見るような目で見られている。

 じ、地味に一番つらい。

 

「そ、そんなはずは……!」


 どうしても信じられないオレは送信ボタンを押しまくりながら部屋中を探し回る。


ピロピロピロピロピロピロピロピロ……。


 ベッドの下からタンス、果ては暖炉の中までのぞき込み、ようやく音の出所を見つける。

 

ピロリーン♪


「ほらここ! ここから音がするんだって!」

 

 鳴っていたのは部屋にかかっていたクロードの肖像画だ。

 もっと言えばその裏側、絵の後ろから音が聞こえている。


「そこは先ほど調べましたが、何もありませんでしたぞ」

「はい。絵にも壁にもおかしな点は見あたりませんでした」

「師匠たちはこう言ってるけど?」

「でも! たしかにここから……」


 ラムダさんにはまっさきにこの部屋を探してもらっていた。

 迂闊なエミリーならともかく、ラムダさんが怪しい物を見落とすはず無いというのも分かる。

 だがそれでもあきらめられないオレは、壁の肖像画に手をかけた。


≪んもぅ! 遅ぉい! いい加減待ちくたびれちゃったわぁ!≫

 

 どこかで聞いたことのある甘ったれた声が絵の中から聞こえてくる。

 え? という声をあげる間もなく、オレの体が絵に引き寄せられ、視界が黒で塗りつぶされていく。


『ちょっとクロ!』

『クロ!』

『クローディア様』

『あぁ女神よ……』


 遠くでみんなが叫んでいる。

 応えることもできずに、オレの意識は闇の中に呑まれていった。



―――――




 目を覚ますと、目の前に女神がいた。


≪はぁ~い、おっひさぁ~? 蔵人君クン元気にしてたぁ~?≫


 訂正、いつものティー様がいた。


≪ワタシわぁ~、蔵人クンに逢えなくて寂しかったぞぉ! きゃっ、いっちゃったぁ♪≫


 さらに訂正、ただのアホだ。ただのアホで十分だ。


「いたたた……」


 少しズキズキする頭を押さえ、体を起こすとオレがいたのはさっきの部屋である。

 調度品から部屋の作りまで、何一つ変わらない部屋がそこにあった。

 ただし全体的に黒い。

 そう黒いのだ。暗いわけじゃない。

 光は射していないのにどう言うわけか部屋は明るい、ような気がする。

 だと言うのに壁から床から調度品の一つ一つに至るまで、全てが黒で統一されており、現実離れした雰囲気を醸し出している。


≪ようこそぉ。〝黒の間〟へ≫

「また中二くさい名前を……」


 そもそもの元凶が何を言うかって?

 はて何のことを言っているのかさっぱりだなー?

 ともかく、あの絵に吸い込まれてやってきたこの部屋こそが、例のメールにあった隠し部屋なのだろう。


≪ここわぁ、ワタシの力で作り出した特殊な空間でぇす。蔵人クンの魔術に反応してぇ、蔵人クンだけが入ることのできるぅ。言ってみればプライベートエリアねぇ≫


 なるほど、道理でラムダさんやルーさんでも見つけられないわけだ。


≪まったくぅ。蔵人クンにメールを出してからずぅぅぅぅぅぅ……っと待ってたのにぃ。いつまで経っても来ないからぁ、そういうプレイかと思っちゃったわよぉ≫


 プレイってなんだプレイって。

 にしてもずっと待ってたって?

 確かメールが届いたのが3日くらい前だから、その間ずっと待っていたのか?

 それは確かに申し訳ない事をしたかもしれない。


≪かと思えばぁ、さっきの熱ぅいラブコールの嵐? まったくぅ、蔵人クンってば焦らし上手なんだからぁ♪≫


 前言撤回、このアホ精霊相手にはそのくらいがちょうどいい。


「ってゆーか、わざわざ待ってるくらいならそのパワーアップアイテムとやらを持って来てくれればいいじゃないですか。どうせ暇なんだし」

≪暇じゃないわよぉ! 本当ならメールした当日に業務的な処理は終わらせてぇ、残りの日は蔵人クンとラブラブデートに明け暮れる予定だったんだからぁ!≫

「全力で遠慮します」

≪相変わらず連れないわねぇ。でもそこがいいわぁ!≫


 クネクネと身を捩らせる、ティー様を軽くスルーして、オレはさっさと本題に入る。

 

「で、結局パワーアップアイテムって何なんですか? 人を待たせてるのでさっさとして欲しいんですけど」

≪待たせたのはそっちなのにこの態度ぉ。んもぅ、蔵人クンってば、相変わらずの鬼畜っぷりねぇ。でもそこがいい!≫

「いいからさっさと出しやがれってください」

≪んふふぅ♪ ぞっくぞくしちゃうぅ……♪≫


 ティー様は再びクネクネとしながら、胸の谷間からビー玉大の二つの石を取り出した。

 ティー様といいルーさんといい、たいへんけしからん。

 あの空間はきっと夢とロマンの宝箱なのだろう。


≪これよぉ!≫


 ティー様が取り出した宝石の一つは紅い。

 血よりも紅い輝きを放つその石は美しくもあり、恐ろしくもある。

 もう一つの宝石は蒼い。

 海のように深く透き通る蒼さは、神秘的だが、どこか底知れなさも感じる。

 

「宝石、いや魔石ですか?」

≪ご明察ぅ≫

「じゃ、ありがたくいた(スカッ)……ありがた(スカッ)…………あり(スカッ)」


 オレがその石をつかもうとするが、ティー様が手を引くためオレの手は虚しく空を切る。

 その様をにこにこと眺めているティー様にイラッ、としたオレは維持になって魔石を奪い取ろうとする。


「なんで!(スカッ!) かわすっ!(スカッ!) んですか!(スカッ!)」

≪だってぇ(ひょいっ) まだぁ(ひょいっ) あげるとわぁ(ひょいっ) 言ってないしぃ?(ひょいっ)≫


 ここまで来てお預けとか、鬼か!

 というかもしかして怒ってるのか?

 3日も待ったって言ってたし、怒っていないように見えて実は結構根に持っていらっしゃる?

 息切れしたオレが一度手を止めると、ティー様は左右の手にそれぞれ石を持ってこちらへ差し出す。

 

≪選びなさい。右の蒼い石を取るか、左の紅い石を取るか。選べるのは一つだけよ≫


 いつになく真面目な調子で言うティー様にオレは若干驚いた。

 隙を見て両方取ろうとすると、やはりかわされてしまうが、片方だけ取ろうとすると手は動かさず、


≪そっちでいいのかしら?≫


 と問いかけてくる。

 どうやら渡してくれる気はあるようだが、それにしても選べというのはどういう事だろうか。


「選べも何も……」

≪答えられる質問には答えるわよ?≫」 

「じゃあそれぞれの効果は?」

≪ヒ・ミ・ツ≫


 いきなり答えられないってことかい!

 え、何ですか?

 じゃあ効果も何も分からないまま選べと?

 いやいやいや。そんなん選びよう無いじゃないでしょうが。

 まったくティー様は一体何を考えていやがりあらせられるのだろうか。


≪他に質問は?≫


 教えてくれない事をあれこれ言ってもしょうがない。

 ティー様だからいまさらだと思うしかないだろう。

 だったら少しでもヒントを聞き出せないかと、いくつか質問してみたのだが、


「じゃあこれの名前とかは?」

≪右手の石が【蒼の魔石】左手の石が【紅の魔石】よ≫

「[アナライズ]」

≪ざーんねん。このアイテムには使えませーん≫

「くっ、だったらオススメは?」

≪どっちもオススメできるわ≫

「……ティー様のスリーサイズは?」

≪上からひゃ「すいません冗談ですから真面目に答えなくていいです」――そう?≫


 ティー様は何を聞いてもはぐらかす(Bは3桁、と……)ように答えるので、結局のところ石の実態は掴めなかった。

 なら改めて聞いてみよう。


「両方選ぶことは?」

≪ダーメ。選べるのは差し出されたうちの一つだけ。世の中には〝両方〟なんて都合のいい選択肢が無いことだってあるの≫


 どうやらティー様はオレに石を選ばせることで、何かを図ろうとしているのかも知れない。

 なら、オレの答えはこうだ。

 三丁目の〝一休さん〟と呼ばれたオレのトンチ(りょく)をみせてやろうではないか!


「決めました」

≪そう、じゃあどっちが欲しいの? 【紅の石】? それとも【蒼の石】?≫


 オレは魔石を持つティー様の手を取って宣言する。


「ティー様、アナタが欲しい」

≪はーいじゃあワタシをあげま……ふぇぅっ!?≫


 言われたティー様はきょとん、としていた。

 

「差し出されたものどれか一つしか選べないなら、石を差し出すティー様を選びます。そしてティー様がオレの物になったなら、その持ち物である石も両方オレの物ですよね(ドヤァァァァ)」


 つまりは、与えられた選択肢をただ選ぶのではなく、そこから考えられる新たな選択、よりよい可能性をあきらめない、という事が言いたかったんだが……


≪あ、え、う?≫

「あ、あれ? ティー様?」

 あのティー様のことだし、『うれしいわぁ蔵人きゅーんぺろぺろ』くらいの反応でこの場は流れると思っていたのだ。


≪えっと、あの、うん? これって……ほんとに?≫


 にも関わらずティー様は顔を赤面させて狼狽えているという、大変予想外なリアクションを見せている。


「あ、あのティー様?」

≪あ、うん。ごめんなさい、ちょっとびっくりしちゃって、えっとそうね。うん、じゃああげる≫

「くれるんだ!?」


 ティー様は俯いてオレと眼を合わせようとせずに、押しつけるように二つの石をくれる。

 てっきりダメかと思ったのだが、ティー様はひどく混乱しているのか、あっさり二つの石をくれた。


――クローディアは【紅の魔石】を手に入れた!

――クローディアは【蒼の魔石】を手に入れた!


≪もじもじ……(チラッ)≫


 ちょっと待ってくれ、なんだこの反応。

 こんな純情すぎるリアクションを取るなんてティー様らしくない。

 いやこれが本来のティー様だと言う事だろうかいやバカな!?


「あ、あの」

≪きゃっ! そんなダメよ……もじもじ≫


 なんだこの拷問は!?

 これじゃ、言ったこっちの方が恥ずかしいやないかい!


≪つ、使い方は後でメールしておくから、後で読んでおいて! じゃ、じゃあワタシは忙しいから行くわねぇ!≫

「あ、ちょ、ティー様待っ……」


 耳まで真っ赤になったティー様はオレの制止も待たずにどこかに消えてしまった。


(オレ、なんかとんでもないこと言っちゃったんじゃ?)

 

 後悔先に立たず、とはよく言ったものだ。

 すぐにティー様から送られてきたメールには、それぞれの石の効果(内容の2割)と、それに付随する特殊能力と注意点(内容の3割)、そして先ほどのオレの告白に対する返答(残り全部)が書かれていた。


≪蔵人クンの気持ちはよくわかっているつもりだったけど、改めて口で言われるとやっぱり恥ずかしいものね。わ、ワタシたちは出会って1400年も経つけれど、共に過ごした時間はまだまだ少ないわ。い、今はまだ今の関係を壊したくないから、また1400年経っても同じ気持ちで居てくれたなら、その時は……ね♪≫


 って、これガチのやつじゃん!

 いつものティー様は抜けたようなしゃべり方するのに、この内容は真逆じゃん!

 純情乙女っぷり発揮しまくりじゃん!

 え、なに? じゃあオレそんな人に対して自分のパワーアップの為とはいえ、


『お前の全てが欲しいんだ(キリッ!)』


 みたいなこと言ったの?

 超最低のクズ男じゃん! って今は女だから悪女か?

 って、それはどうでも良くて。


(うっわ、オレ最低だよ……)


 オレは自己嫌悪に陥り、しばし黒い部屋の真ん中で己の行いを女神に懺悔していた。

 


――結局オレがみんなの待つ部屋へ戻ったのは、だいぶ夜が更けてからの事だった。

 こんなに遅くまで何をしていたのか、何かあったのではないかと心配されたので、


「今までの行いを悔い改めていました」

 

 と言うと、記憶が戻ったのかと勘違いされて喜ばれた。

 まさか本当にあったことを告げられるはずもなかったので、笑ってごまかすと、それを肯定ととったのか、みんな泣いて喜んでくれた。

――女神様、どうか見ているならこれ以上オレに罪を作らせないでください。罪悪感で死にそうです。

館の最深部で待っていたのは1400年独身を拗らせた乙ただの乙女でした(爆)

魔石の効果については後程、なぜなら次回から怒涛の展開がまっているのです!

(……え、言いすぎだって? いや、作者的にはかなりショックの連続な展開だから、怒涛でいいんじゃないの? え、お前がそう思うならそれでいいんじゃないかな? ってにゃにおー!?)

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