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黒の系譜  作者: 木根樹
黒の系譜―第一章〝黒の目覚め〟
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黒の系譜01-??『これから起こる最悪の今日へ』


 この世界にやってきてもう結構な時が経った気がしていた。

 だが数えてみればまだたった2週間、14日しか経っていない事に少し驚いた。

 それでも初めての異世界は感動(少しの羞恥を含む)の連続で、元の世界で過ごしていた平凡な日常に比べれば、濃密な毎日だったと胸を張って言える。


 ミラとルーさんとエミリーの4人で一緒に冒険に出た日から、もう数日が経っている。

 あの日から今日までの間にも、様々な事があったし、忘れられない出来事もたくさんあった。


 修行と称して毎日の用にエミリーがやってきては、稽古をつけてくれるラムダさんの事を師匠と呼び出したなんてこともあった。、


 また四人で街の外へ出て、やっぱりエミリーが無双して、でもまたスライムには勝てなかったりもした。


 エミリーと一緒に服を取りに行ったら、店長さんにさんざん可愛がられたあげく、店長さんの抱えていた事情を知ったエミリーが号泣してちょくちょく服屋さんへ遊びに行くようになったこともあった。


 ミラと一緒に街でケーナさん作の紙芝居を子どもたちに披露して知識を深めつつ、魔力ドロップを配って子どもたちの魔力の成長も促した事もあった。


 ルーさんと一緒に新しい回復薬の作成のため、部屋中に緑や青や赤の液体をまき散らしてメイド長さんに怒られたのもいい思い出だし、


 ミルトさんの紹介で神官長のおじいさん(かなりのお歳で大分耳が遠い)とお話したのもいい経験だった。


 そういえば何度か夢衰病を発症した人も出たが、死者は一人も出ずに済んでいた。


 ホント、上げたらキリがないほどたくさんの経験をした。



 でも今日これから起きる、起きてしまう、起こしてしまった事件を、オレはこれから先ずっと忘れることはないだろう。

 あの悪夢に満ちた忌まわしき事件を。


――全てはあのメールから始まった。

  いや、あのメールがなければ、全ては終わっていたのかもしれない。


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