村長さんの家で
「・・・・・ん・・・・うぅ・・・・ここわ」
ちょっとしたデジャブを感じつつ覚醒していく意識のなか知らない天上が目の前に移る。
ん~見たことのない天上だベットの上に横になっているってことはやっぱり死んでなくてさっきのは夢だったのではないだろうかと思いつつ身体を起こすと部屋は最初の村とかにありそうな木造の部屋みたいだ病院とは思えないな(タッタッタッ)ん?足音が聞こえてきたなこの家の人だろうか。
「おお、目を覚まされましたか「おーい先ほどの人が目お覚ましたぞー何か飲み物をもってきなさい」少々お待ちくだされ」
「は、はい」
年は60くらいだろうかやさしそうな趣のお爺さんがそう言って部屋に入ってきたと思ったらすぐに出てってしまった
そして少しして女性が入って来てマグカップを差し出してきた
「お待たせ、これでも飲むといいわ」
「ありがとうございます。いただきます」
綺麗な人ではあるが少し皺等がある40台だろうか昔はさぞかし綺麗だったんだろうなぁと思いつつスープのようなものを口に入れて味わいつつ飲んでいく
「落ち着いたかい?」
「は、はい、ありがとうございます。俺古海武博って言います。助けていただいたみたいでありがとうございます」
「あたしはタリアよ、気にしないで行き倒れとかこの村ができて以来初めてのことだったけど早めに見つけられてよかったわ、あまり時間がたってしまうと魔物に食べれれちゃうかもしれないからね」
「ははは」
乾いた笑いを浮かべつつ異世界にきていきなり魔物に食べられましたとか悲しいにもほどがある幸い倒れてるところを村にくる途中の商人が見つけて連れて来たそうだ後でお礼を言わなくては
「ところでどうしてあんな村のすぐ手前で行き倒れていたんだい?」
「俺もそこらへんよく覚えてないんですよね多分すごく疲れてたんだと思います」
「ふーん、そんなものなのかね、とりあえず起きれるならちょっといっしょに来てもらっていいかい?」
「わかりました」
納得しきれないような返事をしつつタリアさんについて来いと言われたので素直に従うことにしておこう、部屋を出て階段を下りるリビングだろうかテーブルに先ほどのお爺さんとタリアさんの面影を持った少女というべきか迷う子が座って話していた。
「おや、起き上がれるようになったのかい意外と元気じゃないか」
「起きれるようになるまで2、3日かかるかと思ったのだけれど結構タフなようね」
「介抱してもらったようでありがとうございます。俺古海武博といいます。」
「儂はこの村の村長をやっとるカーティスだ、こっちは娘の」
「ティリーよ、商人の人が行き倒れをつれて来たから家で介抱することになったのよ」
このお爺さん村長だったのか娘さんはずいぶん若いなかわいいけど俺にはあまり良い印象はないみたいだ、まあそうだろういきなり押し付けられたのだろうから、さてこれからどうしようか神様からは旅に必要なものは持たせてくれてるらしいがもしかしたら盗まれてる可能性もある、とりあえず聞いてみよう
「ところで、俺の荷物ってどこにありますか?」
「それならあっちの部屋にあるよ、ティリー持ってきておやり」
「・・・・はーい」
しぶしぶといった感じで荷物を取りに行くティリー、そんなにめんどくさいのだろうか早めにお暇した方がよさそうだなティリーが戻ってきて荷物を渡してくれる
「ありがとう」
「え、ええ・・・どういたしまして」
嫌われてるのだろうか、まあ確かに容姿は良い方ではないがここまで距離を置かれると心に来る物があるな取り合えず荷物を確認しよう、幸い荷物も手付かずで残っていたようだこの世界の住人に感謝しなければならないな、さて荷物もあるし御礼をしてお暇するのが良いかもしれないな
「何か御礼をしたいのですが何か手伝えることはありますか?」
「そうじゃのう、武博殿は冒険者ですかな?そうなのであれば頼みたいことがあるのだが」
「冒険者ですか・・・それはギルドに登録してない状態でも冒険者といえるのでしょうか?」
「うむ、登録しなくても冒険者は名乗れるが魔物の素材とかの買い取りは冒険者ギルドに登録して無いと買い叩かれることが多いのう」
やはり冒険者ギルドが存在するようである、そうだ冒険者ギルドのある町に行く途中行き倒れてしまったらしいということにしようそうすれば話もつながるかもしれない行き倒れる冒険者もどうかと思うが
「俺は冒険者ギルドのある町に登録しに行く途中で行き倒れてしまいまだ登録はしてないのですが多少は剣の腕には覚えがあります」
剣術Lv:2でどれだけできるのかわからないが少し見栄を張っておこう
「そうか、剣の腕に覚えがあるのであれば少々頼みたいことがあるのだ。実はな・・・・」