プロローグ
私こと古海武博は社会に出て就職し4年目の冬たまりにたまった有給をすべて使いてちょっとした長期休暇を取り某ゲームショップの長蛇の列に並んでいた。
「あー超寒みぃ」
なぜこんな寒空のした寒さをこらえながら列に並んでいるのかというと夢にまで待っていた世界初の一般家庭向けVRMMO対応ハード、ダイブヘッドギアの発売日である。
しかしまあ、絶対に手に入れたかったので3日前から並んでいたのだ。武博が来たときにはすでに20人近く並んでおりダイブギア対応ソフトであるVRMMORPG「Blade Witchcraft Make」も目当てである。
店のオープンまで15分を切り周りはざわめきたち耳を傾けてみるとゲームを始めたらどの職をやるのか剣を振るって戦いたい魔法が使いたいその他いろいろだった。
開店から3分ハードとゲームを無事購入し意気揚々と家への帰路に付いていた時である。
どんっと何かが背中にぶつかるふと背中に違和感を感じすぐさま痛みが走る、振り向いてみると30代だろうかおじさんが自分にナイフを刺しているというのを理解するのに少々時間がかかったが痛みが増していきそのまま崩れ落ちる。
「あれ・・・・何だこれ・・・」
そこで意識が途切れ倒れこむのであった。
「・・・・・うぅ・・・・ここわ・・・・どこ・・・・だ?」
意識が覚醒して周りを見れ見るが病院のベットと言う訳でもなくただ真っ白な世界が続いている。これはお約束の異世界にでも行けるのかなぁと考えていると案の定声が聞こえてきた。
『さて、何から話せばいいのかとりあえず儂はお主の世界とは別の世界の神のようなものじゃ、お主が死んだということだけは最初に伝えておこうかのぅ』
どこから聞こえてくるのかこの空間すべてから聞こえてくる不思議な感じだ。
『君が意識を失ってから2日ほどたったが、死因は後ろから心臓を一突きじゃった』
「え!俺死んでしまったのか!まだVRMMOやってないのに!!!!」
『未練はそのVRMMOかのぅ今ここでお主生き返らせてもいいが買ったゲームはその場で持ち去られてしまっておるのじゃ』
3日間も並んでやっとゲットしたゲームだがゲームをプレイする前に殺されてしまっては何もできないじゃないか!
『そこでじゃ、儂のちょっとした気まぐれもあるがお主を儂の世界に招待しようと思っておるのじゃがどうだろうか?』
やっぱりテンプレ道理のファンタジー世界に行けるという所だろうか
「招待?異世界にでも連れて行ってもらえるのかな?」
どうせ死んでしまったんだ第二の人生が過ごせるだけじゃなく異世界まで連れて行ってくれるのだ願ったり叶ったりじゃないか
『その通りじゃ世界的には剣と魔法のお主らの言うところのファンタジーじゃのぅじゃがひとつ欠点があってのぅ今儂が作った世界が滅びの危機に瀕していてのぅこのまま行けばもって後25年前後じゃろうそれでもいいのであればお主を儂の作りし世界に案内しよう』
25年前後で滅びそうな世界だが夢にまで見た異世界じゃないか!絶対に行きたいだけど勇者やってねとか言われるのはちょっと御免被りたい
「えっと、滅びに瀕しているってことは俺は勇者として世界を救う感じになるのかな?」
『その様な事はしなくてよいのじゃ勇者はその世界の誰かがやってくれる。選定の剣があるからのぅやりたいというのであれば選定の剣が抜けるようにしてはやるがお勧めはせんのぅ』
それなら是非異世界を堪能したいこれは誘いを受けるべきだな、なにか能力みたいなのをお願いしてみて楽に過ごせるといいなぁ
「第二の人生が遅れるのなら是非神様の言う世界に行かせて欲しいのだけど一つお願いをしてもいいかな?」
『何でも言うとよいじゃがにお主を送る前に向こうの世界の仕組みについて教えておこうと思うのじゃ』
話によるとよくあるRPGのようにステータスが存在してはいるが確認するには専用のスキルが必要らしい皆が皆確認できるわけではないようだ。スキルといったがレベルとスキル制を取り入れているそうだ普通の村人などはレベルも成人でLv:4~6位だそうだ聞いていてテンプレにもほどがあるとちょっと思ったが口には出さない。
『では一応お主の希望するスキルと向こうの世界で死なない程度のスキルを授けておこう、では第二の人生を謳歌してくだされ』
「神様色々、ありがとうございました!」
こうして異世界に送られた古海武博は村の行き倒れの旅人という形で村の近くに転送されたのである。
古海武博 22歳 男 Lv:5
HP:100
MP:60
VIT:50
MND:30
STR:30
AGI:20
DEX:10
INT:30
スキル一覧
希望スキル
世界言語 ハーレム属性 全魔法適正 空間魔法
スキル
ステータス確認 生活魔法 家事Lv:2 剣術Lv:2 身体強化Lv:2
見切り発車の書き貯めがない状態です、更新速度は速くはないですが完結はさせたいと思ってますのでどうかよろしくお願いします!