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任命二日目、着せ替え魔王

バンザト!?

俺が更新速度が早くなっただと、バカなぁ!?


続きを、どーぞー

「という訳で着替えろ」


「・・・意味が解りません」


昼頃

授業を終えた後、エンバさんがコハルちゃんを連れて出ていき

ボーと府抜けた顔で外を見ていたらアスさんがノックせずにズカズガと入り、ドカッ・・・と椅子に座って先程の言葉を放ったのだ


「俺の言葉を良く理解できないようだな」


「文法に主語と述語って有りますが、知ってますか?」


「・・・とりあえず来い」


「いや私は今、体調不良で」


「んな物は気合いで無理矢理治せ」


「治せたら良いですね・・・」


そして問答無用という表現でスーツの首襟を掴むとベッドから引きずり降ろされズリズリと引きずられた


「私の意思は無視ですか?」


「俺を越えたら意思を尊重してやろう」


「・・・無理ゲーです」


「なら諦めろ」


ドナドナというメロディーが聞こえてきて、動物の気分が味わえました


なんか嫌だなぁ





「着いたぞ」


グイッと引っ張られて無理矢理立たされると、一つの部屋のドアが有った


「・・・なんでここに?」


「うむ、新しい服を作るためにゴブリン夫人ではない人物(人?)を呼んだのだ」


「はぁ、まぁ昨日爆発落ちしたから、しばらくは服の話題から離れたかったんですけど」


「よれよれの服で出るのか、パーティーを?」


「・・・、分かりましたよ

分かりました・・・」


「うむ、なら開けるぞ」


ガチャリと開けて私達は中を見る


「ヒャアハハ!新鮮な布だァアア!サイズだぁあ!

ヌチャヌチャニシテ!玩具にしてや・・・あ」


バタン


「・・・何ですか、あれ」


「次に行こう、take2だ、take2」


「ごまかすなァアア!

つか何ですか!あれ!!あれモヒカンカットとか何処かの車のパーツで造られた鎧で、しかも何処かの世紀末伝説風な発言は何なんだ!

おい!魔王アス!目を反らすな!こっち向け!この野郎!」


「・・・」


「え、あれ?なんで拳を上げるんで?ちょっ、ぼーりょく反対!わたすぃはぼーりょく「オラァア!」きらぃぃい!!」


私は殴り飛ばされ、ドアを突き破り、壁に叩きつけられた

毎回、殴られて気絶させられてる気がする





「いや、先程は申し訳ありません」


「申し訳ねぇ」


「いや、こちらもこちらで申し訳ありません

ちょっと混乱してました」



私を含めた四人はテーブルを挟んで座り、謝罪をしていた

目の前の二人、一人は竜の顔をしていてスーツを着てるのと、先程叫んでいた一人が居た

モヒカンで奇抜的な服だったが、もう気にしない事にした


しかし丁寧に謝られたら何も言えませんね


「申し遅れました、私はオヤァと言います」


「俺はカタだ」


「「双子でオヤカタです(だ)ヨロシク」」


オヤカタ、親方ですか

ちなみにカタさんは、先程「布だァアア!」と叫ばれていた方だ


「いやぁ愚弟がご迷惑かけました」


「わりぃ」


「お気にならず」


とりあえずアスさんの方に顔を向けたら「何故私は暴力を振るってしまうんだ・・・」と隣で言いながら呟いていた


「あー、ところでオヤカタさん」


「「なんですか(だ)?」」


「今日はなんでこちらに?」


「聞いてないんかい?」

「私達はあなた様の正装を作りに来たのです」


「それはそれは、ありがとうございます」


しかし双子だからか、息が合いすぎて怖いですね


「それじゃあ寸法を測りますね」


オヤァさんは立ち上がると、私も測ってもらう為に立ち上がる


「あれ?そういえば今から作るんですか?」


「それもそうですが」

「ま、時間的に言えば無理だな」


カタさんがオヤァさんの後に言う


「俺達は服屋をやってるんだが、一六銀行をやってるんだ」


「一六銀行?質屋ですか?」


「はい、今回はそちらの方をレンタルとして使用させていただきます

サイズも様々有り、着こなせるでしょう」


「なるほど」


質屋は物を預けるが、別の人物が買い取り出来るシステムだからなぁ


「で、アス様は、何時いつまでいじけてるんですか」


「いーもん、いーもん・・・どうせ、俺なんか乱暴者みたいな感じな[印象]のを受け取られてるんだ」


「・・・(´・ω)」


どうしよう、本格的にいじけた


「「え、そうじゃありませんか?」じゃねえのか?」


オヤカタさん、追い討ちしないであげて・・・ほら顔が黒い何かに隠れてきてるから


「あー、アスさん」


「・・・なんだ、ジン」


「私はこの土地の正装を知らないので選んでもらえませんか?」


ピクリと反応するアスさん


「アスさんが協力してくれなければ、私は多分、恥をかいてしまうんだろうなー」


そう言った途端、アスさんは、ガバッと顔を上げて、にんまりと笑顔になり・・・オヤカタさん達を[強制的に]連れて出ていかれた


「ぐるじぃい!ぐびが!」


「あ、そっちに肩はまわらなぁああ!」


ゴキン


「腕が外れたぁああぁあ」


あにぃいいじゃあぁあ!」


「・・・なむ」


私は手を合わせ、胸元で合掌した





二十分後


「あー、アスさん」


「ん♪なんだ?♪」


「何故、鎧をチョイスシタンデスカ?」


「お前に着せるためだが♪」


「アハハハ、マタマタ、アスサン・・・

ゴジョウダンデスヨネェ?ホンキジャナイデスヨネ?」


「何を言っている、本気だぞ、私は?」


「・・・」


ちなみにオヤカタさんが来て、タキシードを持ってきた為、こちらを着ましたよ

うん、私は悪くない、悪いのは泣いてるアスさんだからね


拳骨げんこつしたって良いじゃない・・・


つかパーティーなのに何故に鎧をチョイスしたのかな?


「「似合うから」だそうで」


「左様でございますか・・・オヤカタ兄弟」

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