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任命二日目、パーティー前だが前途多難

なんとか出来た、どぞ

ここ(異世界)に来て二日目

私が朝に放った言葉は「夢ではなかった」だった


日本人はアニメや物語という文化活動は世界に認められている


しかし物語という非現実は、想像の産物であるのだが


私は今、非現実を体験中であった



名前がテレビにも出ない、ただの政治家であった私なのだが・・・




簡単に言えば魔王の配下になった訳でなく、魔王になったのでした

これはこれで大変で有る


当然、私は最弱の魔王で、私を抜いた魔王達は『月とすっぽん』という言葉が合うぐらいな圧倒的な強さを持っている


これから、どうすれば良いんですか


「しゃるる?」


「あぁ、おはようございます」


「しゃる、るる」


先日、仲良くなった人形モンスターのコハルちゃん


エンバさんの造った自立型の人形である

産まれたばかりで世間知らず、しかし知識は有るそうで


私の補助役をしてもらうそうです


「おはようございます、コハルちゃん」


「しゃる~♪」


「元気そうですね

私を起こしに来たのですか?」


「しゃる」


「偉いですよ」


「しゃる♪しゃる~♪」


私は起き上がり

前日ボロボロにされたスーツを着る


「流石に二日も着てると臭いか?」


しかし服は、これだけで有る

それに新しい服を買うとしても、お金がかかる


お風呂は有ったから良かったんだけど

「気にしても仕方ない

コハルちゃん、朝食は有りますか」


「しゃる!っる!」


コクコクと頷き、私の頭に乗っかり、ペチペチと頭を叩き、丸い手で道を指す


「・・・コハルちゃん」


「しゃる?」


「一応、私は魔王なんですけど」


「しゃるるしゃ」


「・・・」


何故か気にするなという声がコハルちゃんから聞こえたような気がする





「お、起きたか」


「あ、デュランさん」


「おはようございます」と挨拶をすると「おはよう」と返してもらった

やはり挨拶を返されるという事は嬉しい物だ

場所は魔王達専用の食堂で有る

デュランさんは座り、新聞みたいな物を読んでいた


「昨日は済まなかったな、アスは根は良い奴なんだが」


「いえ、それは昨日から堪能しましたから解ってます

・・・お陰様で魔王の姿になれましたから」


昨日、アスさんの爆発事件により吹き飛ばされた私は重傷[重傷と言っても腕とあばら骨が一本ずつ折れただけ]になったが、アスさんの慌てぶりを見ていい人だと解った


それと私は魔王、つまり魔物化が出来るようになったのだ


やったね、わた[以下この文は削除されました



「で、だ

早速だが今夜パーティーを開くんだが」


「パーティーですか、一体何故?」


「お前の交流会みたいな物だ」


「あぁ」


政治家でも良く有る話だ

派閥に関わるので新人を呼び、入らないかという勧誘みたいな物であったが、それに近い物だろう


「て、言われても服は、これ一着ですから・・・どうしますか?」


「あぁ、安心してくれ

今、エンバさんが造ってるからな」


「エンバさんが?」


「エンバ婆ちゃんスゴいんだよ~」


「うぉ!?」


ガタン!と椅子に座ろうとしたらサラマンさんが机の下から出てきて驚き、椅子から飛び下がる

そして私は、いきなり現れたサラマンさんに目を向けた


「あ、あれー?そんなに驚いちゃうの?」


「驚きますよ、普通は

朝からイタズラするの止めてください」


「むふぅ、無理だよ!」


「自慢気に言いますか?」


「フギュウウウ!?」


両方の頬をつねる私だったが、サラマンさんは涙目になり、見てくる


泣かれたら元も子もないので、つねるのを止めようとすると


「そいつ、嘘泣きだぞ」


とデュランさんの言葉を聞いて止めることを止めた


「いふぁあいぃいい!!」


という声が食堂に響いた






今回は、ほのぼの系で

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